第二十九話 お祭!!
「眠い〜…」
朝早くに姉さんに起こされました……眠い〜
「ほら、早く行くわよ」
「行くってどこへ?」
「フフフ……内緒よ☆」
怪しい……けど眠いからどうでもいいや……
「こんな朝早くから人多いね」
すっかり目が覚めました。
「あんた知らないの?」
「なにを?」
「今日、うちの高校で初夏祭りやるのよ」
そんなの知らないよ。だいたい高校の行事を僕が知ってるわけないじゃない。
「で、あんたにはあたしのクラスの出し物を手伝って欲しいのよ」
「なんで僕が!?」
「クラスの女子みんなショタコンだから」
ショ………
「さ、とにかく高校まで行ってからね」
「姉さん、こんなところで勉強してるんだ〜いいな〜♪」
緑がいっぱいで車の音も聞こえないような静けさ……
「良くないわよ!!徒歩30分なのよ!!」
「いいじゃない、太らなくて」
「そう!!この距離があたしの体重を32kgに止めて…………ってなに言わせんのよ!!」
姉さん、体重暴露。
「「「「桐く〜ん!!!!」」」」
「「あ、桐くんだ〜!!!」」
「「こっち向いて〜!!!!」」
うわ〜。なんか前よりいっぱいいる。
「桐FCの皆様よ。ちなみに月額600円」
初耳だ〜。
「FCってなにやってるの?」
「盗撮した桐の写真を集めて、桐の写真集を作ったり、見て楽しんだり、あ、そうそう最近は学校の女生徒の80%が桐FCの会員よ」
僕の知らぬ間に……ん?盗撮?
-30分後-
「ようやく開放された……」
「遅いわよ桐!!」
誰のせいだと……
「香水臭いわよ?」
「つけてないから。あの人達のだから」
「ちなみに、桐FCの会長は素子で黒幕はあたしね」
「素子さん、なにやって……」
「呼びました?」
「素子、桐FCの未納入者は?」
「先程、全員退会させました。あと、二度とお日様の下を歩けないようにしましたです」
怖!!
「まあ、半分冗談ですが…」
半分本気なんですね……
「姉さん、出し物ってなにやるの?」
「喫茶店よ」
平凡〜。
「文句あんなら帰りなさい」
自分で呼んどいて帰りなさいは無いでしょ。
「そして、一番のウリは…このあたしのメイド姿が見られることよ!!!!」
自意識過剰〜。
「メイド喫茶?」
「そうよ」
先生方がなぜ止めないのか……不思議です。
「ほら、桐あんたの分」
「え?」
「あんたもメイドさんやるのよ」
「え〜!!!!!」
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