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#1 プロローグ
 色は匂へど 散りぬるを
 我が世誰ぞ 常ならむ
 有為の奥山 今日超えて
 浅き夢見じ 酔ひもせず

 これはかの有名な『いろは歌』である。しかしこれは、夢は虚しい現世の象徴として歌われている。そして、伝統的ないろはガルタの『ゑひもせず』の次、つまり最後が『京』になっており、これを『ん』の代用に見立てている。この『京』の札の文言が『京の夢、大坂の夢』である。『京』は上京の終着点と言う意味もあるのだろう。そして『大坂』とは『大阪』の明治以前の書き方である。
 それから記録を辿って行くと『京の夢、大坂の夢」に、過去、夢を他人に話す場合、まず唱えてから話す事があったそうだ。魔除けかまじないか?今となってはその本来の意味はカルタからも消えかかりまるで夢のような話でもあるそうだ。
          


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