ハヤテのごとく!ヒナギクが宇宙人!?やっとけ地球征服!(2/6)PDFで表示縦書き表示RDF




次のネタが思い付かん。


ハヤテのごとく!ヒナギクが宇宙人!?やっとけ地球征服!
作:Daisy Wig



Story 1.ヤドリ


 とある平日の朝。
 生徒会室には三人娘の朝風 理沙あさかぜ りさ花菱 美希はなびし みき瀬川 泉せがわ いずみが居た。
「ヒナの奴、朝っぱらから一体何の用なんだろう?」と朝風。
「さあな」
「屹度、あの事がバレたんじゃない?」
 三人は頭上にある光景を浮かべた。
 それは、ヒナギクが大好きな男の子に貰った大事にしているティーカップを落として割り、専用の接着剤で元に戻した時のものである。
「おはよう、三人とも」
 三人がイメージしてると、ヒナギクが現れて笑顔で挨拶してきた。
 三人は驚いて背筋をピンッと張った。
「どうしたの?」
 首を傾げるヒナギク。
「否、何でも無いんだ」
 朝風の言葉に二人が頷く。
「それよりヒナ。こんな朝っぱらから私たちを呼び付けて一体何を企んでいるんだ?」
「うん?地球征服」
 ヒナギクは表情崩さず答えた。
 三人は[はあ?」と目を点にした。
(何だ今日のヒナ。何か変だ)
(ヒナ、頭でも打ったのか?)
(今日のヒナちゃん、可笑しい)
 三人はそれぞれそう思った。
「よく解んないけど、頑張ってね」
 三人はそう残して去ろうとしたが、ヒナギクが制止する。
「待って。あなたたちにも手伝って貰うわ」
「何を?」
「地球征服を」
「嫌だ」
「他当たってくれ」
「じゃあね」
 三人はエレベーターに向かった。
 その途端、突然エレベーターのボタンから白煙が吹いて壊れ、押しても反応が起きなくなった。
「ただじゃ帰さないわよ」
 その言葉に三人は振り向く。
「あなたたちには今から私のシモベになって貰うわ」
 ヒナギクはそう言って、蜥蜴とかげの様な生物を口から三匹吐き出した。
「さあ行きなさい。私の可愛いシモベたち」
 ヒナギクがそう言うと、三匹が同時に三人に飛び付き、体内に侵入した。
 三人は両手を前に出して握ったり開いたりを繰り返した。
「三人とも、私を見なさい」
 その言葉に三人はヒナギクを見ると、慌てて跪いた。
「「「これはこれは、偉大なる宇宙の帝王アンゴル・モア様」」」
「顔を上げて」
 三人は顔を上げた。
「あなたたち、今すぐ校内から戦闘能力の高い人間どもを集めて来て頂戴」
「お任せ下さい、モア様」
 理沙はそう言うと、三人で戦闘能力の高い生徒たちを集めに行った。
 それと入れ替わりに、三千院家執事の綾崎 颯あやさき ハヤテがやって来た。
「ヒナギクさん、僕に大事な話しって何ですか?」
「待ってたわ。あなたに頼みたい事があるの」
「頼み事、ですか?」
「そう。これから私は地球を征服するわ。だから、あなたに手を貸して欲しいの」
「はい?」
 ハヤテは訳が解らず首を傾げた。
「あの、大丈夫ですかヒナギクさん?」
「大丈夫よ。で、手伝ってくれるわよね?」
「嫌です。いくらヒナギクさんの頼みでもそれだけは出来ません」
「そう。それじゃあ仕方ないわね」
 ヒナギクはそう言うとハヤテに近付いた。
「本当はあなたにだけはこんな事したく無いけど、仕方ないわね」
 とヒナギクはハヤテの唇を奪った。
 そして先程、三人の体内に入れたものと同じ蜥蜴っぽいのを出してハヤテの口内に押し込み、それが体内に入ったのを確認して唇を離した。
「ちょっ、いきなり何するんですか!?て言うか今、口の中に何か入れましたよね!?」
 ヒナギクはその言葉に飛び退いて構えた。
「一寸あんた、私に操られないってどう言う事!?」
 ヒナギクはそう言ってハヤテを睨んだ。
(うわっ、何かヒナギクさんが怒ってる!此処は取り敢えず御機嫌を取らなくては!)
 そう思ったハヤテは咄嗟に言葉を発した。
「これはこれは、偉大なる宇宙の帝王・・・」
 そこまで言ってハヤテは考える。
(何て呼べば良いんだ?ヒナギク様。否・・・)
「モア様!」
 呼び方が思い付かなかったハヤテは取り敢えずそう呼んだ。
「様なんて付けなくて良いわ」
「そうですか。ではモアさんで」
 その言葉にヒナギクは微笑んだ。
「じゃあハヤテくん。あなたには私の警護をお願いするわ」
「お任せ下さい。ヒナギクさんに近付く者は誰であろうと容赦しません」
「ヒナギク?」
 と顔を顰めるヒナギク。
「やっぱあんた操られてないじゃないのよ!」
(しまった!また怒らせてしまった。て言うか操る?)
「あの、一つ気になるんですが、操るって何ですか?」
 ハヤテが訊ねると、ヒナギクは暫し考え込んで口を開いた。
「良いわ。教えてあげる」
 そう言って口から例の蜥蜴っぽいのを吐き出した。
「何なんですか、それ?」
 ハヤテは首を傾げる。
「これはヤドリって言って、私のシモベよ。この子を他の生物に乗り移らせて私の奴隷にするの。既に三人、奴隷にしてあるわ」
「あー、やっぱり疲れてるんですね。ここ最近、ヒナギクさん寝る間も惜しんで手紙の返事書いてましたし」
 ハヤテがそう言うと、ヒナギクの首がコクと曲がり、そこからメタルの生命体の頭が出て来た。
「・・・・・・」
 その衝撃的な事態にハヤテは沈黙する。
(何なんですか、このメタルスラ○ムみたいなの)
「私は惑星メタリックからこの星を征服しに来たアンゴル・モアだ」
「アンゴル・モア・・・って、あのノ○トラダ○スが予言した!?あれって外れた筈でしたけど!?」
「知らんな。兎に角、私に操られない者には消えて貰う」
 モアはそう言うと、頭をヒナギクの中に戻し、正宗を召喚した。
(な、何だこの戦わなきゃいけない感じの雰囲気は・・・)
 とハヤテは取り敢えず構えた。
 刹那、ヒナギクの姿が消え、頭上に現れた。
「うわっ!」
 ハヤテは咄嗟に避け、バルコニーに飛び出した。
「はああ!」
 と襲い掛かるヒナギク。
 ハヤテは微動だにせず言った。
「此処、高い所ですよ?」
「え?」
 ヒナギクはバルコニーの先にある絶景を見渡した。
「それがどうかしたのかしら?」
「えっ、高所恐怖症じゃないんですか!?」
「それはこの体じゃないかしら。私は高い所は平気よ」
(・・・此処は一旦退いて、作戦を立ててから来よう)
 そう思ったハヤテは、バルコニーから地上に飛び下りた。
(此処はもう危険だ。屋敷に戻ろう)
 ハヤテは白皇学院を離れ、屋敷に戻った。












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