初恋は二度繰り返す
初恋は二度繰り返す
当たり前のことを積み上げていく
何でもない日々なのに
何でもないことが何でもないと
何気ないことを手繰り寄せて
だから君を抱き寄せて
不器用な言葉に寄せて
時の砂を零さないように
それでも掌をすり抜けて
落ちて消えていくとしても
この瞬間を焼き付けるように
初恋を二度繰り返すように
君を想う
その仕草
言葉遣い
その癖
何気なくて
何でもなくて
ありのままで
ありふれて 気ままで
猫みたいで
コーヒーを飲む君と
コーヒーを飲めなかった僕が
君に毒されて惑わされて
コーヒーを飲んでみようかな、だなんて
犬みたいに尻尾をふる僕が
何気なくて
何でもなくて
巫山戯あって 時々塞ぎこんで
だから、その手をさしのべて
エガオもカナシミも共有してさ
明日へ歩む事が
未来へ光射すことなら
照らす光そして影
全部、ぜんぶ、僕と君だから
初恋を二度繰り返すように
君を想う
初恋を二度するくらいじゃ足りないくらいに