ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
遅くなりました
サイドストーリーになります
教師も楽じゃない
「はぁ!?カンニングゥ?」
俺は部下の報告に頭を抱えた
「えぇ…どうも遠見とサイレントの併用の集団的犯行です…トイレにカンニングペーパーが」

「クラスは不明か…教科は?」

「魔法歴史発展と領地経営学に算術と筆記です」
多いな!
算術と筆記は領地運営に欠かせない必須科目だ
領地経営学も同じく必須科目であり赤字に苦しい貴族子弟は目の色を変えて勉強している
魔法歴史発展は俺の担当科目の1つで選択科目であり必修でない科目だ
魔法歴史とくらべ難易度が跳ね上がっていて難しいがマスターすれば良縁が来やすく人気のある科目だ
「学院長を呼んで教養の教員と…そうだなコルベール先生を召集してくれ、あの人はトラブルになれてるから」

「あのどうするおつもりで?」
芸術を教えているピエールが呟いた
「……臨時の職員会議だ!」
このクソ忙しい時に!!
あぁちくしょうワルドが裏切ったと思ったらすぐコレか!!



「こんな事態になって申し訳ありません、大変な事態となりました」
オルトレイン君が冒頭で謝罪した
なんとカンニングが前期テストの際行われたと言うのだ!!
「……ここまでレベルが下がってきよったか…まずいのう」
オールド・オスマンが嘆く
「ふぅむ…集団と言う点がやっかいじゃのう」
古参の算術担当が呟く
「一人一人の個人はいくらか例はありますが集団ですからねぇ…証拠を掴むにも苦労しますな」
私は呟いた
「魔法の技術だけでなく教養にこそ貴族の本分が現れるのですが…情けない事です」
オルトレイン君が溜め息をついている
勤続7年目に昇格し主任となったらこれでは辛すぎるな
「しょうがない…紙はワシに渡せ、記録が分かるかもしれん」
精神を操る水の系統はスクウェアスペルになるが記録や記録を見たり、読み取ったりする事が可能だ
しかし古の術とされこのトリステインではオールド・オスマンしか使えぬ術だ
オルトレイン君や先生達が退出する
昔はこんな事は無かったのになぁ…
部屋には私とオールド・オスマンが残された
「モラルが低下しすぎじゃなぁ…ここは婚姻等の良縁を探す場所でもあるが、それ以前に学舎じゃ…下半身の縁の目的だけで来とるんならこんでほしいわい」
オールド・オスマンが珍しく怒っている
私だって怒りたい


僕はモンモランシーと共に食堂へ向かっていた
すると壁に人だかりがある
「何なんだ一体?」

「さぁ…分からないわ?」
首をかしげるモンモランシーと共に人だかりを掻き分け2人が見たものは
『前期テストでカンニングしたものは名乗り出よ!目撃者や自ら罪を償いたいものは3日以内に職員室まで、3日を過ぎて見つかった場合は退学とする、オールド・オスマン学院長、オルトレイン・ド・エール教養主任』
カンニングだって!?
信じられないなこの学院に存在するなんて
「トリステインの恥よ…」

「足が着いたぞ!」
オスマン殿の命令によりほぼ全教員が召集された
何やら大事になりそうだな…
「なお、今回の件は先読みと対策は不可能であったとしてオルトレイン教養主任の責任は問わぬ…じゃが不味いことに科を跨いでカンニングが行われておるようじゃ」

「お待ちください!それは我が風のクラスも!?」
ギトーが叫ぶ
「その通りじゃ…今まで個人のカンニングは紙じゃったから見破れたんじゃが…小型の杖…またはそれに準ずる魔法媒体を使用した事も判明した」
杖は大抵試験前に教室にある自分の出席番号の箱に入れる様になっている
なので杖カンニングは行うことが出来なかった
だが杖と言っても千差万別
俺やギトーの杖は杖剣に近いしコルベール先生は鉄製、オスマン殿は巨大な杖だ
ここまで違うのだ
小型の杖を使うことも想定できたのだが…爪が甘かったか
「コレが記録から読み取れた人物じゃ…」
全員が紙を見る
「四大属性全クラスに3人以上の巨大グループだぁ!?」
俺はすっとんきょうに叫んでしまった
「水、風が多いのぅ…」
アリスが嘆く
「なんちゅうか…難しい教科に集中してね?」
グレッグが騒ぐ
「……前代未聞だぞ」
ギトーが落ち込む
「保護者への連絡は…ギトー君とオルトレイン君が早いの?2人で回ってきておくれ」

「分かりました!」

「承った!」
俺達は以前の様に準備をすべく走り出した


「ワルドが片付かんのにコレか!!」
ギトーが愚痴る
「だがそれが教師ってもんだろ!?」
俺達は使い魔にまたがりリスト片手に生徒達の実家へ向かった
評価
ポイントを選んで「評価する」ボタンを押してください。

▼この作品の書き方はどうでしたか?(文法・文章評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
▼物語(ストーリー)はどうでしたか?満足しましたか?(ストーリー評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
  ※評価するにはログインしてください。
ついったーで読了宣言!
ついったー
― 感想を書く ―
⇒感想一覧を見る
※感想を書く場合はログインしてください。
▼良い点
▼悪い点
▼一言

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項を必ずお読みください。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。