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異世界樹~ちょっぴりチートと転生と~ 作者:辻桐 あすら

一章 目覚めたとき、俺は双子葉植物であった。

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八話 おのれ!人間め!!(妄想)

今回はいつもより百文字くらいすくないです。
申し訳ない・・・
ふっと目が覚める。
まだ朝方のようだ。
それも大体4時5時くらい。

(昨日はなにをしていたんだっけ?)

まだ眠っている獣人達を眺めながら思考を巡らせる。
そうだっ!昨日は獣人とあって…それから…
ああっ!みんな死に急ぎ野郎だったんだ!思い出したぞ。
ったく、恩のためにどんだけのもの捨てようとしてんだよ…

みんなして生贄になろうとしていた獣人達。
今思い出してもなんか盲信的で怖かった。
しかも自分たちは獣人で、助けたのはどうせ生贄欲しさだろ?
ぐらいの勢いだった。
この世界の神格保有者は生贄を欲するのかも?とも思った。
他の神格保有者の事情を考えると、生贄にはメリットがあるのかも。
あくまでこれらの考えは推理の域を出ないが。

そういえば、獣人達はみんな怪我をしていたな。
先ほどまでのように推理してみるか。
少し話したいけどいまは寝ていて話しかけるのはかわいそうだし、
もともと俺の声が聞こえるのは一人だけ。
そのうえ俺との会話は困難だ…よし、予想でいくか!
まず、俺の中にある知識だと、獣耳は正義!けど、
迫害を受けているっていうテンプレパターンがあるんだよな。
この世界でもそんな事実があるとしたらちょっと胸くそだけど、
だいたい何があったかは予想できる。

(よしっ!あれを試すか!)

俺はおもむろにクォンのステータスを覗くと、
獣人、と表示されている種族名に、知りたい!
と《解明》の念をおくった。すると…?

―――――――――――――――――――――――――――

獣人:その体はほとんど人と変わらないが、
   獣と同様の毛で覆われた耳としっぽをもち、
   この世界において、魔族同様人から迫害を受け、
   また、魔物に攻撃される。

―――――――――――――――――――――――――――

ビンゴッ!やっぱりか…この世界もなかなか腐ってんな。
仕方がない、元人間だという記憶があれども、こんなカワイイ
ケモミミたちをひどい目にあわせるやつらだ。ゆるさんっ!
む?魔族ってなんだろうか?

(《解明》)

―――――――――――――――――――――――――――

魔族:情報の不足により表示不可。

―――――――――――――――――――――――――――

ぬ?これも表示できないか。《解明》は弱点が多いな。
《解明》がだめなら天の声さんだ!!

(天の声さ~ん!魔族って何ですか~?)

ピコンッ!
[魔族とは、魔力が高く人間に近い姿の者が多い、
魔物の特徴を少し持つ人型の種族。
悪しき心を持っているわけではないが、
人間に迫害を受ける。むしろ人間の方が悪。
魔族は魔力だけでなく身体能力も高く、
その力と寿命は混じっている魔物の特徴によって違う。
また、繁殖能力が人間に比べて低く、
爆発的に増えたりすることがない。
余談だが、魔王とは魔物の王ではなく、魔族の王である。
勿論悪いものはおらず、魔族はすべて気性が良い。
魔大陸に住み、そのせいか外の者と交流が少なく、
情報が極端に少ない。人間は魔大陸を我が物にしたいらしい]

いや人間救いようがないな!
天の声さんに人間の方が悪とか言われてるし、
神様たちがすでに人間を嫌ってるよね?
なにより気性も良い種族を迫害とか許されんぞ。
そのうえ魔大陸を我が物に…?
侵略する気じゃねぇか!
思わぬところで人間の陰謀が露見したわ!
全く。人間の処分は獣人のことを考えてからにしよう。

さて、とりあえずここまでの状況を整理してみて、
この獣人達がどんな目にあってこんな草原に来たのか、
予想ではあるけれどまとめてみるか。

おそらくこの獣人達は、こんな大人数できたことから
集落丸ごと逃げてきたのだろう。負傷者はそのときに、と考えられる。
裕福ではないながらも幸せな生活をしていたのに、
欲にまみれた汚い人間が土地なんかをほしがって攻撃してきたに違いない!!
なんてやつらだ!卑劣!不潔!
土地を追われた彼らは、
泣く泣く集落を捨てて人間の追ってが来ないこのだだっ広い平原へ…

(うっ!な、泣けてくるぜ!――クォンの寝顔を見ながら――なんてカワイ…じゃなくて、かわいそうなんだ!!)

まぁ、全部予想というか推理と言うか…なんだけどね。
よし、俺がこの異世界でやるべきことを見つけた。
それは…

(虐げられし者達が、みな笑顔で暮らせる、
ちょー安心、安全、危険ゼロ!!
そんなユートピアを作る!!)

ユグドラシルの決意は固く決まった。
今後の長期目標は、ユートピア作りとなった。

ちなみにこの時、前日の回復魔法の使用によってLv.が上がっていた。

さらに、少し成長したことにより三枚目の葉がついていた。








(都市の名前は何にしよっかな~おんぷ)
ユグドラシルは気づかないままであった。
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