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異世界樹~ちょっぴりチートと転生と~ 作者:辻桐 あすら

一章 目覚めたとき、俺は双子葉植物であった。

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六話 獣人の集団 聴覚 回復魔法

な、なんだ…今の声は…?

ピコンッ!
[はい。私はVarious・God・Supportsystem.
通称"天の声"です。神格を有する者が、
神以外のだれかを心の底から呼ぶことで、
それ以降答える者です。
《解明》より詳細な回答が可能です]

また…無機質な声だな。

って!やばいそれどこじゃなかった!
えっと…天の声さん?
聴覚ってどうゆうことよ。

ピコンッ!
[個体名ユグドラシルの能力の一つ。
《ギフト》をこちらが操作し、
信仰値の消費によって得られる能力を啓示いたしました]

それあれか…保有能力の一つか。

ピコンッ!
[さようでございます]

じゃあ…いいぞ!
信仰値を消費していい。
だから聴覚をくれ!

ピコンッ!
[信仰値400を消費し、
個体名ユグドラシルは能力、
"聴覚"を得ました。
5分ほどで、体と完全に調和します]

念願の聴覚を手に入れたぞ!





…少しずつ世界に音がやってくる。
だんだんとざわざわした音、声が聞こえてくるようになってきた。

視線を上げると、相変わらずその少女はますっぐとこちらを見ていた。

今になって疑問に思う。どうせ俺に話しかけても俺は話せないのに、
なぜ彼女は前に出てきたのだろうか?
この集団の代表にしては幼い。《解明》をかけてみる。

――――――――――――――――――――――――――

名称:クォン・ラロ 獣人(猫人種 黒族)
Lv.22
HP:62/70  力:26
MP:50/50  耐久:32
SP:40/60  素早さ:66
知力:72
称号:
《獣人の巫女》
スキル:
《獣戦術》《話神 (称号 獣人の巫女により付与)》

――――――――――――――――――――――――――

こっ、このスキルは・・・!?
かっ《解明》

――――――――――――――――――――――――――

スキル 話神:神からの神託を受け取ることができ、また、
       神格を有する者からの念話を断片的に受け取れる。
       相手がどういった存在なのかまで把握できる。

――――――――――――――――――――――――――

なるほど。完全には聞こえずとも、俺の言いたいことがわかるんだな!
目の前の少女、クォンのことを把握していると、
彼女は再び口を開いた。

「聞こえなかったのでしょうかである。
聞こえなかったなら申し訳ないなのである。
世界樹様、もう一度述べさせていただくのである。
世界樹様の生ける土地に、許可なく踏み入った事、
お許しくださいなのである。すぐに出てゆきますので、
なにとぞ、お許しくださいであ~る」

再び頭を下げた少女。
彼女の口から聞こえてきた声は記憶の中にある日本語ではないようだが、
翻訳されており意味が分かる。
ってえっ!?返答求めてるみたいだけど、
どうすればいいの?言いたいこと断片的に分かるはずでは?

ピコンッ!
[相手に対し伝える意思をもって発する思念によって、
それは可能となります。失礼ですが、
勝手に信仰値を使うことをお許しください。

信仰値を10消費し、スキル《皇帝の喋り》を獲得]

ちょっ!!勝手に何してくれてんだ!!
…まぁあとで聞くとして、思念を発する…?

(獣人の巫女よ、頭を上げるがいい)

うわ、なんか威厳ある喋りが!!

「は、はわわわわわわ。はい!であーる!」

獣人の巫女クォンは、盛大にテンパりながら頭を上げた。
ちゃんと通じているらしい。

(名をクォンと言うか…クォンよ、負傷者を集めよ)

「へっ!?な、なぜにございますであるか!?」

(問は後にするがいい。今は予に従え)

「はっ!はいなのである!」

クォンは集団の先頭にいる人物に駆け寄っていく。
口調が独特な子だな。と思う。

(今のうちにどうにかしないと・・・
くそっ!回復魔法使えないのか!)

ピコンッ!
[現在所持している信仰値を200消費して、
才能スキル《回復魔法》を獲得しますか?]

(え?才能スキルって、入手しても使えないんだけど…)

ピコンッ!
[才能スキルとは、あくまで"扱う"ことができるスキルであり、
魔法を直接放つ効果はありません。
望む効果を得るには才能スキルを獲得した状態で、
魔法を魔法術式を用いて創り出す必要があります。
個体名ユグドラシルであればMp自然回復量が多いため、
初級魔法であれば無制限に連発できると思われます]

なんだと…魔法なんて創ったことないぞぉ。

そうこうしているうちに、
獣人の負傷者が集まり始めてしまった。

集めた手前、彼らを追い返すこともできないし、
そもそも彼らがいないと俺の生存は危うい。

クォンが近づいてきた。

「せ、世界樹様!集め終わりましたであーる!!」


う…



天の声さん。魔法の等級はどう決まる?
それと、魔法術式を教えてもらえるか?

ピコンッ!
[第一問に関する解。
魔法の等級は魔法術式の複雑さで決まります。
複雑であればあるほど、その効果と消費Mpは高くなります。
第二問に関する解。可能です]

なるほど…
こうなったら作るしかない!!
消費Mp少なめな定番初級魔法!《ヒーリング》を!!
残り信仰値:398
+注意+
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