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異世界樹~ちょっぴりチートと転生と~ 作者:辻桐 あすら

一章 目覚めたとき、俺は双子葉植物であった。

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三話 マイステータスと神様の贈り物

どうも。つい先ほど投げやりな神に全てを丸投げされてしまった、
不幸な世界樹ユグドラシルです。
この最悪の状況を脱するために今の俺の状態を、
片っ端から確認しようと思う。

(まずはステータス確認だな)

ステータスメニューを展開し、自分の能力に目を通す。
ステータスメニューは相変わらず、弱く水色の光を放っている。
非常に目に優しい。

―――――――――――――――――――――――――

名称:ユグドラシル 神格種
Lv.5
HP35/35
MP120/120
SP1/1

―――――――――――――――――――――――――

これは…はっきり言って、MP以外がしょぼい。
そのMP自体も、近くに基準がないので強いかわからない。
以前、灰色がかっていた黄色のバーは、このSPのようだ。
しかし…1って!1ってなんだ!
しょぼすぎて笑いがこみあげてくるわ!まぁ笑えないけどね。
HP、MPときてSPってことは、スタミナ…?
これがスタミナなのであれば、納得できる。
木は動けないしスタミナがいらないから、1でさらに灰色表示ってことだな。
Lv.5か。Lv.は初めから5なのか。Lv.はどうすれば上がるんだ?

(神様は《解明》で大体なんでもわかるみたいなことを言ってたな。
さっそくLv.につかってみるか…《解明》)


――――――――――――――――――――――――――

Lv.:魔物を倒したり、アイテムの生産をしたり、鍛錬を積むことで、
Expを入手し、上昇させることができる。また、何もしなくても、
一年に一度、誕生した日付に、Lv.があがる。

――――――――――――――――――――――――――


(誕生日にはLv.があがるのか…俺の誕生日っていつだろ)

右側にあるのはその他のステータスのようだ。


――――――――――――――――――――――――――

力:50
耐久力:30
素早さ:1
知力:--
称号:
《世界樹》《神が観察者》《転生者》
加護:
《転生神の加護》
成長速度×25,スキル《翻訳機能》付与,ステータス微Up,
初期信仰値+1,000の効果。

――――――――――――――――――――――――――


こ、これは…どうなんだ…?
なんで力がこんなに高いんだろうか。
あ、木って地面をえぐりながら育つからかもしれんな。
素早さが1なのは見たまんまだな。知力はなぜ表示されていないんだ…?
まぁそれは今は気にしない方向でいこう。

あと、成長速度×25…
木は育つのが遅いからな、これはすごくたすかるなぁ。

ん?ステータスメニューに2ページ目があるぞ…?

(2ページ目開けっ!)


――――――――――――――――――――――――――

スキル:
《超光魔法》《元素属性魔法 (火,水,土,風)》
《解明 (称号 神が観察者により付与)》《世界樹タブ》
《超回復》《翻訳機能》

――――――――――――――――――――――――――


うおっ!なんだこれ!滅茶苦茶強そうなスキルたくさん並んでる!
特にこれ、超光魔法!字面から受ける印象の時点ですごいつよそう!
お、ちゃんと《解明》もあるな。


――――――――――――――――――――――――――

スキル 《解明》:視界に入るあらゆるものの鑑定が可能。
文字通り、視界に入れば何でも、
      名前、ステータス、効果など、すべて読み取れる。
スキル系統:特殊

――――――――――――――――――――――――――


(神様…ありがとうございます!!)

成長速度×25といい、解明といい。神様にめっちゃ感謝しないと…

これなんだ?スキル系統?

(《解明》)



――――――――――――――――――――――――――

スキル系統:スキルの種類のこと。"才能"、"通常"、"特殊"、
の三つからなり、それぞれが違う効果を持つ。以下参照。

才能:それを"扱う"力を得る。あくまでそれのみ。

通常:魔法とは違う力で形づくられる"能力"のこと。

特殊:上記二つは、
後天的に手に入れることが非常に稀にありうるが、
この系統の能力はだけは、先天性で得るか、
ある特別な理由で天より授かるかの二択のみである。

――――――――――――――――――――――――――


(なるほどな。神に与えられたってか。うれしいじゃねえの)

《解明》はかなりありがたいので、真面目に感謝だな。

(あとはこの二つ)

スキルの一覧に表示されている、超光魔法と超回復だ。


――――――――――――――――――――――――――

スキル 《超光魔法》:光魔法の極大呪文まで扱うことができる。
        光魔法は、白魔術を派生するため、
        回復魔法なども扱える。
スキル系統:才能

――――――――――――――――――――――――――


TUEEEEEE!!これ超強いんじゃね!!
だって極大呪文とか、男の夢じゃん。ロマンじゃん。
回復魔法も使えるとか、やっぱりチートだったわ・・・
(もう一つ、超回復だな…)
どうせこれもチートなんだろうな…


――――――――――――――――――――――――――

スキル 超回復:自動で発動。HPが減少するとSPを消費し、
       HP回復速度を×100倍する。
スキル系統:通常

――――――――――――――――――――――――――


TUEEEEE!と、一瞬思っていました…

(SPを消費して…だと…)

そう、おれのSPは…1/1である。
あ~、少し見直した俺がバカだった。

(あの神め~~~~~っ!)

期待させておいて、これだ。あの神はやっぱりつかえなかった。
神に対して失礼だって?知ったことか!あいつ最悪だ!
人生で嫌いなものランキングに問答無用で1位だ!
あっもう人じゃなかったんだった。木生だったわ。
もうこれからは神に期待しないでおこう…
いちいちあいつに期待して、いちいち裏切られてたら、
精神力の消費がバカにならない。

(まぁ、少なくとも、光魔法は使えるにちがいない。)

光魔法が使えるのだ。そこまで落ち込むこともないだろう。

(じゃぁ早速、光魔法の詳細を覗いていきますかね~。)



―――――――――――――――――――――――――――

超光魔法:
現在使用可能な魔法 






           無







―――――――――――――――――――――――――――


おいおいおいおいおい!なんだこれは!
"無"!一体俺にどうしろと!!


(使えなさすぎる!!)

あまりに使えない…なぜだ!

(っく!精神ダメージがっ!)

さっき精神力を削らないと決意したのに、いきなりこの有様だ…
神はやはり使えないやつだった。しかもとんでもなく。

(LvUpの方法が確立してないからレベ上げとかもできんし、
 結局光魔法もお預けか…)

はぁ。茎がだるい…
MPが少し減っている。どうやら精神的ダメージを受けたからのようだ。
ホントにあの神、俺のこと殺しにかかってるだろ…
ユグドラシルはどこまでも澄んでいるひろい青空を見上げて、
ただただぐったりしながら意識をフェードアウトさせた…
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