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エキセントリックお見合い
作:BJ


お見合い
それは中間に第三者が入りおのおのの素性が分かった上でコミュニケートをとり、それで意気投合すれば結婚の道筋としてお付き合いを始める、ていうか、即結婚という離れ技も十分にあり得る言うなれば即席的で人工的な出会いであり、恋愛という意味合いのストーリーは稀薄だけれどもある意味結婚という目的意識を明確に持った人間ということで別の角度から見るとそれは極めて積極的でもあり合理的でもある男と女の一つの出会いの形なのである

今日もとある所で将来結婚するかもしれない一組の男女が運命の出会いをしていた

「ぁああーーはっはっはっ!」
「おーほっほっほっ・・」
「今日は何だか良い予感がしますなっはっはっはっ!」
「おっしゃる通り!本当にお似合いのお二人だことっほっほっほっ!」
「ま、ここから先は若い者同士に任せることにして、我々邪魔者は席を外すことにしましょうかぁーー はっはっはっ!!」
「そうでございますわ、ささ、退散退散!のっほっほっほっ!!」

……………そして二人っきりTIME!………………

「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・な、何から話をしましょう?・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「お休みの日なんかは何をなさってるんですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・そうですよね・・急に二人っきりにさてもですねぇ・・何を話してよいのやら・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・学生時代とかは何かスポーツとかなさってたんですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・もしもし?・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「もしもーし!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「村上さぁーーーーん!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「(こやつ寝とるな!)・・」
床の間に飾ってある金属バットで男の脳天めがけ
「ムンッ!!」
バシッ!
「アイショォオオッ!!」
女が振り下ろす金属バットを脳天寸前で両手で挟み、左横にねじ伏せると同時に美佐子の後頭部に村上はカミソリのような延髄蹴りをぶちかます!!

美佐子は4回転半しながら3メートル先の見事な赤富士のフスマを突き破り、廊下の壁にドガッッ!!とぶち当たるとスローモーションでズルズルズルゥゥウゥ〜・・と、廊下にとろけるチーズように崩れ落ちそのまま白目を剥いたまま眠るように倒れ込んだ

男はグッタリとした美佐子の筋肉質の硬いふくらはぎの片足を持ちズルズルと部屋に引っ張り込むとおもむろに雅やかに彩られた生け花を花瓶から引き抜くとその中の水をゴクンッと口に含みと、美佐子の顔面を左手で鷲掴みにした花束で力一杯しばきながら右手で加速とスナップの聞いた往復ビンタを力いっぱいかましながら一気に口に含んだ花瓶の水を美佐子の顔面に噴射させるのであった

「!!!!・・な、何事!?・・わ、私どうしちゃったのかしら!?・・なんだか顔が熱い・・何だか顔が痛い・・こ、後頭部が全身が痛ぁぁああああーーーいっっ!!村上さん私どうしちゃったのかしらぁああ!!??」
「どうもしませんよ美佐子さん」
「なぜ私の顔が濡れているの?」
「思春期なんですよきっと・・」
「?????・・!!フスマが破れてる!」
「そう言った季節なんですよきっと・・」
「・・・・え?・・・・・」
ズボンを脱ぎながら
「僕の夢はね美佐子、世界中の女性達を悦ばすことなんだ」
パンツの中に花束を突っ込みながら
「どうすれば世界中の女性達を悦ばすことができるんだろうか、ねぇ美佐子?・・僕はそのアイデアをインターネットの掲示板を通して世の男性陣に問いかけてみたい!そして聞かせて欲しい!教えて欲しい!そして世界の全ての女性に僕のこの煮えたぎった熱い熱いバイブレーションを与えてあげたい!神様ぁあああっっっ!!ぁあぁ神様!神様!神様!神様!神様ぁぁあああああああっっ!!!!・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・この迷える子羊に世界中の女性達とチョメチョメ出来るチョメチョメ免罪符を与えたまええええぇぇぇぇっっっ!!・・・・美佐子さん、お見合いの席で初対面の人にこんなことを言うのは寿司喰いに行ってカーネル・サンダースおじさんが鼻の穴に鉄火巻きを突っ込んだまま大トロをいやいや握り、その大トロをカクテルシェイカーにぶち込みカクテルシェイクしながらうまい具合にシェイク出来ずカウンター左から3番目のイクラを食べようとしている寸前の客の眉間にアナゴを思い切り投げつけるようなことかもしれませんが、これが・・これが僕が幼いときからずっと抱いてきた夢なんです!世界を我の手に!世界を我の手にぃぃいいいいっっっっ!!!!」

「素敵・・素敵すぎるわ村上さん!私は今、あなた自身が自信に満ちあふれた一本モノの本マグロに見えますわ!あなたは私が今までに見たこともないようなあくまでも清らかな、そして果てしなく美しすぎる憎たらしまでの壮大な夢と希望と理想を・・ぁ・・ぁぁ・・ぁぁああああああっっっ!!・・・ぇ・・ぇえ・・ぇ・・エルニィイ〜ニョォォォオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!」

バチンッ!ビタンッ!バゴンッ!ドゴォンッ!ドッガァァアーーーンッ!
村上の半笑い往復ビンタ!エルボー!ラリアート!ブレーンバスター!

「はぁ、はぁ、はぁ・・を、お持ちの限りなくロマンティックな志をお持ちのお方ですわぁああっ・・」
「キスしてもいいかい?美佐子・・そして今!たった今!お前を悦ばせてもよいかい?このテーブルの上で今ぁああああっっっ!!!」
「勿論ですとも村・・友春!今!たった今!このテーブルの上で今!今!今!私めを悦ばせて下さいませぇぇぇえええええええええっっっっ!!!!」

その後この二人がめでたくゴールインしたかどうかは誰も知るよしもない・・てか、知りたくもない・・

               〓END〓














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