ひさしぶりすぎですね、すみません(._.)
登場人物の過去がわりと暗い率が高いのは、お約束ですw
番外編 その先に見えるモノ (1)
当たり前のようにある日常は、たった一瞬で失われることを知った。
レオハルト皇国と隣国ギルジアの国境沿いにある小さな小さな町クラチム。
住人は主に牧畜で細々と生計をたてるのどかでどこにでもある田舎だった。
家族は父と母との三人家族。決して裕福ではなかったが貧しいわけでもなく、ただ
日々は穏やかに過ぎていく。父の仕事を手伝い、母の料理を笑いながら食べる。
それはありふれた家族の日常。それが当たり前だった。
けれど、その当たり前の日常はたった一つの出来事によって奪われた。
誰が言い出したのかなんてわからない。ただ、ひとつの噂がいつからか人々の間で
ささやかれるようになった。
「隣国ギルジアの動向が怪しい」
と。
隣国ギルジアは小国で資源に乏しく、またレオハルト皇国と国土を接していながら
ドラヘィリャの属国といっても過言ではないほどドラヘィリャに心酔している国だった。
国境付近ではたびたび略奪などが繰り返されていたが、それはいずれも小規模なもので
盗賊と同じ。だから、人々はあまり気にしていなかった。
気付いたときにはすべてが手遅れ。
ギルジアの兵によって町は包囲され、炎に包まれた。
レオハルト皇国兵が到着するころには、すでに何もなかった。女は略奪され、男は殺され、
かろうじて行き残った子供たちは、路頭に迷い孤児となった。
レオハルト皇国兵はギルジア国境兵をすべて自国における正当防衛として壊滅させたが
それだけだった。
兵は人を殺せても、人を救うことはできない。
兵たちが撤退したあとも、生き残った子供たちは待っていた。
焼け落ちた家でぼろ雑巾のようになりながら、泥水を飲み、雑草を食みながら。
いつかきっと
誰かが助けにきてくれると。
何カ月も待ち続け、子供たちは一人、また一人と力尽きていった。
それでも待ち続けるしかなかった。それしかできなかったのだ。
頭のどこかで、見捨てられたと理解しながらも。
すべてが焼け落ちた死の町の子供たちはみんな死んでいった。
たった一人、奇跡的に生き残った少年を除いて。
うん、ここまでだけでは誰のことかさっぱりですね(^^)
次でちゃんとわかるようになります。
本当に時間たってるので、今まで以上に拙い文章かもですが
すみません。。。
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