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初投稿ですので、いろいろ見るに耐えない部分があると思いますが、よろしくお願いします。
第一章 とある二人の無能力者
0.二人の日常
9月に入っても、学園都市はうだるような熱気に包まれていた。時刻は6時を回っていたが、それでも気温は30度を超えている。
そんな学園都市の中の、とある学生寮の一室で、銀髪シスター・インデックスがうなり声をあげていた。
「う~~、暑いんだよとうま」
それに答えるのは黒髪ツンツン頭の少年・上条当麻である。
「ああ、暑いな」
「わたしの考えでは、えあこんをつければいいとおもうんだよ」
「だから、そのエアコンが壊れちまってるんだろうが」
「いつ直るの?」
「3日後」
そう上条が答えると、インデックスが床をごろごろしながら騒ぎ立てる。
「いやだいやだ~えあこんがないといやなんだよ!」
「そんな駄々っ子みたいにやっても、エアコンは直らないぞ」
とまあ、上条家はこのような事態に陥っており、インデックスの機嫌は非常に悪かった。
「…不幸だ」


その1時間ほど前。佐天涙子はよく来る喫茶店の中にいた。
「う~ん、冷房が効いてて涼しいわね~」
そう言ったのは常盤台中学のエース・御坂美琴だ。
「そうですわね」
「まだまだ外は暑いですね」
続いて風紀委員の白井黒子、同じく風紀委員で同じクラスの初春飾利が言葉を発する。
「本当、早く涼しくならないかなあ~」
そして、佐天涙子は無能力者だった。幻想挙手事件のとき、初春にレベルなんて関係ないと言われて、それはとても嬉しかったけど、
(やっぱり、気にしちゃうな…)


店員への注文を終え、おしゃべりの時間に入る。しばらくとりとめのない話をした後、ふと佐天が思いついたように話を切り出した。
「今の時期に彼氏って、いたほうがいいんですかね」
「いきなりどうしたんですの」
白井が唐突な話題に疑問を覚える。
「いや、友達が今日、彼氏ができたって言ってたんですよね。だから、ああ~もうそんな時なのかなあ って。皆さんどう思いますか?」
三人が少し考え、やがて初春が答える。
「ひとそれぞれだと思いますけど…私は、まだ早いんじゃないかと思います」
「私もそう思いますわ。この時期に男にうつつを抜かすなどもっての他」
「そっか、やっぱりそうですかね」
彼氏をつくるなんて全く考えていなかった佐天は、二人の意見を聞いて少し安堵する。と、そこでなにやらうんうん悩んでいる御坂に気づいた。
「御坂さんはどうですか?」
「ふぇ?そ、そうね、やっぱりまだ早いんじゃない?」
「お姉さま。どうしてそんなに動揺していらっしゃいますの?…まさか」
「な…べ、別にあの馬鹿のことを考えてたわけじゃないんだから!」
「やっぱりですのおおお!!あの類人猿があああ!!!」
「だから!違うって言ってんでしょうが!」
ぎゃーぎゃー騒ぎ始める二人。傍から見ている佐天と初春にはなぜこうなっているのかよくわからなったが、佐天には一つだけわかったことがあった。
「つまり御坂さんには気になっている人がいるというわけだね」
「へ?そうなんですか?」
「当たり前でしょう初春。話の流れ的に考えて」
「そうなんですか~御坂さん、好きな人がいるんですね」
「違うって!!」
いつに間にか御坂が二人の話を聞いていて、白井は雑巾のように床に突っ伏していた。
「お待たせしました」
店員が飲み物を運んできたので、この話題は終わりとなった。(というより、御坂が強引に話を逸らした。)

その日の夜。ベッドに転がった佐天は、御坂の様子を思い出していた。
「ま、彼氏とかいっても、まず好きな人がいないし、考えてもしょうがないよね」
そう結論づけ、目を閉じる。明日も休みだが、ゆっくりするか、出かけるか、どうしようなどと考えているうちに、佐天は眠りに落ちていった。最後に思っていたことは、
(あの御坂さんが気になる人って、いったいどんな人なんだろう?)
読んでいただいてありがとうございました。
時系列的には、6~8巻のどこかに入ればいいな~と思っているんですが、おそらく上条の入院のことなどもあって、おかしくなるんじゃないかと思います。喫茶店で黒子を出しておきたかったので、こうなってしまいましたが、これからも続けようと思うので、良かったらご覧になってください。


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