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掌編小説集1 (1話~50話)

再生

作者: 蹴沢缶九郎

駅前のベンチに座り、一人の老人が行き交う人波を眺めている。


老人は昔の事を思い返していた。


太陽や地球がこの世に誕生するよりも以前、宇宙すらも存在しなかった頃、そこは全くの無だった。


形ある物が存在しない空間。


老人はまず、宇宙を創り、続けて太陽や地球、他の惑星を創り出し、生命を誕生させた。


様々な歴史を見てきた。中でも人間という生物の汚い歴史。傲慢や強欲とは、まるで彼らの為にある言葉のような気がする。


老人は、そろそろ宇宙を消滅させ、また創り直そうと考えていた。


そんな老人を少し離れた場所から見ている一人の子供。


その子供は昔の事を思い返していた。


この世に太陽や地球、宇宙、そして老人を誕生させるより以前の事を…。

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