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World Wide Wonderland –人形使いのVRMMO冒険記– 作者:星砂糖

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W3の歩き方(チュートリアル)–対人操作

ブックマーク・感想・評価ありがとうございます。
チュートリアルはできるだけ早く終わらせます。

2017/4/7 名前の表示設定をログイン前のコンフィグから」「メニューの『設定』」に変更
【化粧台】のメッセージを追記
街に戻ってきた僕は、噴水広場の周りに設置されているベンチに座ってメニューを呼び出し、メニューからメッセージを選択した。
表示されたウィンドウには結構な数のメッセージが表示れた。

・初ログイン記念!
・招待者特典!
・ログインボーナス!
・W3の歩き(チュートリアル)
・Link Worldのデータを確認しました。
・【化粧台】の送付
・メルカトリア国王からのメッセージ
・冒険者協会からの連絡事項
・未来のマスターへ

一部気になるものがあるけど、とりあえずは『W3の歩き(チュートリアル)』からかな。
メッセージを選択すると、本文に切り替わった。

『本メッセージはβテストに参加していない方に送られています。
W3の基本をチュートリアルを介して学んでいただくことが可能です。
チュートリアルを行いますか?
※キャラクタークリエイトと類似の空間に移動します。パーティを組んでいる場合、自動的に離脱します。ご注意ください。』

今は誰ともパーティを組んでいないので『はい』のボタンを押した瞬間、目の前が真っ白になった。
視界が晴れると学校のような場所に立っていた。
黒板に教卓、学校で使っている机と椅子のセットが1つ。
そこに座れということかな?
とりあえず座っておこう。

僕が椅子に座るとチャイムが鳴った。
あれ?
ここってチュートリアルだよね?

「は〜い皆。席について〜!」

チャイムが鳴り終わる前に、ドアから1人の女性が入ってきて教卓に付いた。
メガネをかけて白衣を着た保険医のような女性だ。
この人がチュートリアルの説明をしてくれるのかな?

「君は……オキナ君だね!私はキョウコ!チュートリアルの間だけどよろしくね!」
「えっと……よろしくお願いします……」
「うんうん。戸惑ってるね!私がオキナ君の名前を知ってるのは運営側だからじゃないよ。名前を表示できるようにしてるの。こんな風にね!」

キョウコさんが指をパチンと鳴らすと、キョウコさんの頭の上に黒文字の『キョウコ』が現れた。
確かに戸惑ってたけど、それは名前を呼ばれたからじゃなくて、この空間について何だけど、キョウコさんは構わず話を続ける。

「今、オキナ君の目に私の名前が黒色で写ってると思うんだけど、黒色は運営の色です。白がNPC、青がプレイヤー、黄色が警告プレイヤー、赤がPKあるいは街で犯罪を犯したプレイヤーだよ」
「犯罪ですか?それに、名前を色分けしてると非表示の人には判別する方法が無いんですか?」

このゲームPKができるんだ。
今後は気をつけて移動しよう。
それに名前の色分け自体はいいと思うけど、非表示にしていたら誰が警告で誰がPKかわからないと思うんだけど、そこはどうなのかな。

「犯罪は街中で暴行とか万引きとか詐欺を行なって、一度牢屋に入れられたプレイヤーのことだね。名前非表示の場合は街の役場や兵士詰所の横に張り出されてるから、それをこまめに確認することをお勧めするよ!」
「世界観を楽しめってことですか?」

名前を表示すればゲームらしさが増して、非表示にすれば現実っぽくなる。
それを選ぶのも自由だから、やりたい方を選べるようにしてるってことだと思う。

「そうだね。ただ、小学生以下の子供だけは表示設定で固定されてるんだ。それ以上のプレイヤーは任意。メニューの前の『設定』で変更できるよ」
「小学生でもプレイできるんですか?」

言ったら何だけど、PKができるゲームに小学生はまずいんじゃ無いかな。
場合によってはトラウマものだと思うんだけど。

「小学生は親の同意と安全モードって言う制限がつくけどね」
「安全モードですか?」
「そうそう。対象者じゃ無いから詳しくは省くけど、PKされなかったり、掲示板書き込み前の内容チェックが厳重になったり、落ちたら死ぬ場所を歩いてる時は不思議な力で落ちにくくなったり、NPCから見守られたりだね!他にも色々あるけどそれは割愛します!」
「な、なるほど……」

全部理解はできるんだけど、ちょっとよくわからないものもあるね。
NPCから見守られるってどういうことだろう。
お店で買い物した時に割引されたりとか?

「名前については以上で、ここからは対人操作を教えるよ!」
「お願いします」
「ジャックカモン!」

キョウコさんがまた指を鳴らすと、教卓の横に茶色髪の青年が現れた。
青年はオーバーオールのような服を着て、鍬を持っているので、農夫なんだと思う。
頭の上には白色で『ジャック』と表示されているからNPCだと思うんだけど、的ってこと?

「ジャックに向かって空中をタッチしてみてくれる?」
「えっと……わかりました」

ジャックさんに向けて空中をタッチするとウィンドウが表示された。

ジャック
・パーティ
・フレンド
・取引
・ブラックリスト
繰り糸(マリオネット)

「え?」
「ん?NPCにもパーティ申請できることに驚いたのかな?」
「あー。それもあるんですけど……」
「もしかして相手に使えるスキルが表示されてる?スキルについては後で説明するけど、スキルはどこでも使えるよ」
「それって大丈夫なんですか?」

繰り糸(マリオネット)が人に使えるってダメだと思うんだけど。
それに戦闘スキルも。
街中で戦闘することもありえるってこと?
回復魔法や強化魔法はわかるよ。
もしかしたら、怪我をしている人を助けるクエストもあるかもしれないし。
でも、繰り糸(マリオネット)は街中で使えるかな?
上から物が落ちてきた時に、強制的に移動させるぐらいしか思いつかない。

「街中の戦闘がNPCにバレると、NPCの騎士が介入してくるからね。1回目は厳重注意、2回目は隔離、3回目で犯罪者だね。ただ、NPC・プレイヤー問わず殺害したら1発アウト!注意してね」
「はぁ……。でもそれってバレなければ戦闘してもいいってことになりますよね?」
「そうだよ。今の街はようやく完成して冒険者を呼び込み始めたところだからね」

そういえばオープニングで王様が「街の基礎を作った」とか言ってた気がする。
基礎だけだから色々と手が回ってないんだね。

「街が栄えるのも荒れるのもプレイヤー次第ってわけですね?」
「それは違うよ。プレイヤーとNPC次第だよ」

王様は「関係は君たち次第」みたいなことも言ってたね。
これは他種族との関係だと思ってたけど、先にこの地に渡ったNPCのことも含んでるんだ。
NPCと良好な関係を築ければそれだけ発展もするし、蔑ろにすれば商品を売ってもらえなくなったりするんだろうね。
頑張れば街役人にもなれるかもしれないし、これを知って悪人プレイをする人もいるかもしれない。

「なるほど。わかりました」
「納得してくれたみたいだね。じゃあジャックにパーティ申請してくれる?」
「はい」

開いたままのウィンドウから『パーティ』を選択したらウィンドウの表示内容が変わった。

『【ジャック】にパーティ申請を行いますか?』

迷わず『はい』ボタンを押した。

『【ジャック】がパーティ申請を拒否しました』

「あれ?」
「初対面の奴とパーティ組むつもりはない」

ジャックに睨まれた瞬間キョウコさんが指を鳴らしてジャックを消した。
キョウコさんはドヤ顔だった。

「NPCと言えどもこの世界で生きてるからね。感情もあるし命もある。死んでも復活するのはプレイヤーだけだから、NPCは大事に扱ったほうがいいよ」
「わかりました」

僕だって初対面の人からいきなりパーティ申請がきたら拒否すると思う。
ジャックさんの行動を否定するつもりはないんだけど、このチュートリアルは何となく納得できない。
キョウコさんのドヤ顔のせいだと思う。
腹いせにキョウコさんにフレンド申請してやる。

『【キョウコ】にフレンド申請しますか?』

もちろん『はい』だ。

『【キョウコ】にフレンド申請しました』
『【キョウコ】がフレンドになりました』

「え?」
「オキナ君からフレンド申請したくせに驚かないでよ〜!」

キョウコさんは即座に承認して、ニヤニヤしながら言ってきた。
知り合い以外のフレンドで、2人目は運営の人になった。
ステータス(時間経過でMPが回復)

名前:オキナ
種族:人族
職業:人形使い(ドールマスター)☆5
Lv:1
HP:84/100
MP:289/500
ST:110/110
STR:10
VIT:10
DEF:10
MDF:100
DEX:300
AGI:10
INT:200
LUK:50
ステータスポイント:残り10

スキル
繰り糸(マリオネット)Lv:1〕〔人形の館(ドールハウス)Lv:1〕〔同期操作シンクロアクションLv:1〕〔工房Lv:1〕〔人形作成ドールクリエイトLv:1〕〔自動行動オートアクションLv:1〕〔能力入力スキルインプットLv:1〕〔自爆操作(爆発は主人のために)Lv:1〕
スキルスロット:空き0
スキルポイント:残り10

職業特性
通常生産系スキル成長度0.01倍
通常魔法使用不可
武器装備不可
重量級防具装備不可
+注意+
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