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World Wide Wonderland –人形使いのVRMMO冒険記– 作者:星砂糖

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キャラクター設定完了とオープニング

ブックマークありがとうございます。
既に投稿していた1作品のブックマーク数を抜き、もう1作品に迫る勢いです。
そのため、週末一回更新予定でしたが、書き終わってから数時間後に投稿することにしました。
できるだけ切りのいい時間に投稿するつもりです。

よろしくお願いします。
僕の職業が☆5の人形使い(ドールマスター)になった。
それは別にいい。
いや、周りから何か言われるのは嫌だからあんまり良くない。
けど、凸凹なステータスやデメリットばかりの職業特性は納得いかないな。

人形使い(ドールマスター)ですか。制作操作系☆5職業ですね。おめでとうございます」
「制作操作系?あと、ステータスが良いのか悪いのかわからないのと、職業特性がデメリットばかりなんですけど……」

制作操作系以外に何があるんだろう。
戦闘系、生産系、補助系とか?

「はい。ご説明させていただきます。まずは制作操作系についてですが、様々な素材を使用して職業に合った物を作ります。その作った物を操作して戦うので、本人の戦闘能力は低くなります。それが☆5なのでステータスの差が大きく見えるのです」

人形を作ってその人形で戦うから、本人の戦闘能力は低くなるってことか。
操ってる間に攻撃されたら終わりな気がするけど、僕が乗れるような人形を作ればいいのかな?

「制作操作系についてはなんとなくわかりましたが、ステータスがよくわかりません」
「では、例でこちらのステータスをご覧ください」

メイコさんがメニュー画面を呼び出し、いくつか操作して僕に手渡してきた。
ウィンドウって渡せるんだ。
僕のステータスを映したウィンドウは、まだ横に浮いてる。
後で消し方を聞かないと。
そんなことより渡されたウィンドウだね。

職業:土人形使い(ゴーレムマスター)☆3
Lv:1
HP:100/100
MP:80/80
ST:110/110
STR:15
VIT:10
DEF:15
MDF:20
DEX:20
AGI:10
INT:20
LUK:30

「えぇ……」

渡されたウィンドウには土人形使い(ゴーレムマスター)のステータスが書かれていた。
隣に出したままの僕のステータスと比べてみるとその差がわかる。

「ステータスはハズレじゃないことはわかりました。ですがスキルが埋まっていることと、職業特性には納得していません」
「順に説明致します。スキルスロットですが、職業の☆が多いほど特殊なスキルが付きます。☆5職業を除くと☆4のある職業が6つで最多ですが、☆5は例外なく全ての職業でスキルスロットが埋まっています」
「☆5は全部埋まってる……。スキルスロットは増えるんですか?」
「はい。増えます。クエスト報酬やイベント報酬で増加しますので、積極的にご活動ください」
「わかりました」

やりたいことが見つかった時にスキルが覚えられないのは嫌だから、できるだけ頑張ろう。
土人形使い(ゴーレムマスター)のステータスウィンドウをメイコさんに返すと、ウィンドウ枠を叩いて消した。
僕も同じように人形使い(ドールマスター)のウィンドウ枠を叩いてみると、ウィンドウが消えた。
消し方はこれで大丈夫だね。

「続けて職業特性です。職業特性とは同種の職業である程度統一された行動が行えるようにするものです。例えば釣り人と漁師では【漁獲量20%増加】があります。これは、釣りや漁業に反映され、他の職業の方よりも魚が取れやすくなるものです」
「なるほど。職種毎の優遇みたいなものですね」

スキルさえ覚えれば色々できるとしても、スキルに合わせた職業ならではの特性があれば、その職業を選ぶメリットがある。
多分生産系職業であれば、職業に合った生産をすると経験値が増加したり、作業速度が上がったりすると思う。

「その通りです。ですが、☆5職業はスキルとステータスによって既に優遇されています。それを打ち消すため……というよりプレイ方法をある程度制限するためにデメリットを付与しているとお考えください」
「プレイ方法の制限ですか?」
「そうです。例えば鉄の剣を作る場合様々なステータスに左右されます。ですが、☆5職業は高ステータスなので高品質の製品ができやすくなります」
「なるほど。生産ばかり行って市場を荒らさないようにレベルを上げにくくしてるわけですね」
「はい。もちろん全くできないわけではありませんし、人形使い(ドールマスター)に合った上げ方があり、その方法を使えばある程度はあげられます」
「生産に関しては禁止というわけではないということですね」
「そうなります」
「でも、魔法は禁止されていると」
人形使い(ドールマスター)のステータスで攻撃魔法を使用した場合、序盤の戦闘が簡単になりますので、そういう特性を付与しました」
「う〜ん。成長しても魔法は使えないんですよね?」
「ここではこれ以上の説明はできません。詳しくはゲーム内の職業チュートリアルでお願いします」
「はぁ。わかりました」

そういえばここはキャラクタークリエイトをする場所だった。
質問すればすぐに答えてくれるから忘れてたよ。

「追加でご説明しますと、☆5職業の詳細はプレイヤーが故意に漏らさない限り周囲に開示されません」
「それは炎上を防ぐためですか?」
「そのようにお考えいただいて問題ありません」

まぁそうだよね。
ステータスを開示しただけで荒れそうだし。

「それでは外見の設定に移ります」

メイコさんが指を鳴らすと、僕の目の前に3面の全身鏡が、背後にも1面の全身鏡が現れた。
背後の鏡は前の鏡に写して見るんだね。
まぁ後ろ姿なんて気にして生活してないけど。

「本ゲームは極端な変更ができない仕様となっております。未成年の場合は定期的に全身スキャンを行い、現実との差をなくすようになっています」

身長を大きく変えてプレイすると、現実での活動に影響するらしいから、これは仕方ないね。
変更できたとしてもしないけど。

「また、本ゲームは世界各国との通話を行うため、それぞれの国毎で変更できる内容が異なりますが、基本的に極端に変更できないとお考えください。お客様は……現実と同じ姿ですね」
「そうですね」

以前プレイしていた農場ゲームは、他プレイヤーと直接的な交流が少なかったので、現実と同じ姿でプレイしていた。
身バレを気にする人もいるんだけど、VRゲームをやる以上ある程度は仕方ないと割り切ってる。
別に個人情報を表示してるわけでもないし、他のゲームで個人情報だと思われる書き込みはできないようになってるし、このゲームも同様のはず。
これは世界標準で守っていなければ運営許可が下りないから、そこは安心できる。
それに、色々変更するのはめんどくさいからね。

「変更しますか?」
「うーん。やめときます」
「わかりました。変更を行わなかったプレイヤーの方には、譲渡不能アイテムとして【化粧台】がメッセージで送られます。メッセージを開封して『アイテムを受け取る』を選択すると、ドレスアップメニューが表示されますので、受け取りにはご注意ください」
「いつでも姿を変えれるということですか?」
「一度きりです。ご使用時にはご注意ください。また、【化粧台】は課金で購入することができます」
「わかりました」

もしも人形使い(ドールマスター)がバレて炎上したら、姿を変えるのもありかもしれない。
使うことはなさそうだけど、貰えるものは貰っておこう。

「それでは、お客様の名前を入力してください」
「はい」

メイコさんが指を鳴らして鏡を消すと、僕のお腹の前にデジタルキーボードが現れた。
これは以前のゲームと同じ形だから入力方法に問題はない。
多分、さっき表示したメニューの中にあった【メッセージ】や【掲示板】に書き込む時に使うんだと思う。

「終わりました」

僕は『オキナ』と入力した。
苗字の木翁(きおう)の翁を抜き出したもので、今までやってきたゲームは全てこの名前だった。
なのでこのゲームでもできればこの名前でプレイしたいんだけど……。

「確認致します。…………重複チェック問題ありません。入力されたお名前で決定しました。これにてキャラクターメイキングは完了です。お疲れでした」
「いえ、こちらこそ色々ありがとうございました」
「それではW3の世界をお楽しみください。オキナ様」

メイコさんのその言葉と共に、僕の目の前は真っ白に塗りつぶされた。

ーー人類は増えすぎたーー
ーー我らは新たな大地を求めて大海原へと挑んだーー
ーー幾度もの挫折の後ーー
ーーメルカトリア王国島以外に複数の大地が確認されたーー
ーーその大地には人族の他にいくつかの種族が確認されているーー
ーー魔法に長けたエルフと魔人ーー
ーー細工に長けたドワーフーー
ーー戦闘に長けた獣人と竜人ーー
ーー不思議な現象を起こす妖精族ーー
ーーそして凶暴で数の多い魔物達ーー

ーー発見された大地は広いーー
ーー他にも存在する可能性はあるーー
ーー発見された種族とに関係は良好とは言えないーー
ーー冒険者よーー
ーー其方達の振る舞いにおいて関係が変わることを十分に理解した上で新大陸を冒険するが良いーー
ーー王国からの援助として街の基礎は作成したーー
ーーメルカトリア王国の繁栄を願うー
ーーメルカトリア統一王国 第77代目国王 アルフォンス・エグリーア・オーズセロン・メルカトリアーー

白い視界に現れた文字に合わせてとても渋みのある声で言われた。
これがオープニングになるのかな?

とりあえず理解できた内容としては、僕はメルカトリア王国の冒険者で、新しく発見された大地を探索するのが目的。
その大地には普通の人間じゃない種族も居るし、魔物も居る。
異種族との関係はプレイヤー達次第で良くもなるし、悪くもなりそう。
そして凶暴な魔物は討伐対象ってことだね。
メルカトリア王国は街を作ったから、そこを拠点に探索を行ってメルカトリア王国の領地を広げるつもりみたいんだね。
人類は増えすぎたって言ってたし。

つまり、開拓をする必要もあるわけだ。
プレイヤー同士協力する必要があるってことか。
でも、僕は生産系に携わりづらいんだよね。
しばらくは様子見しながら人形使い(ドールマスター)の能力を把握していこうかな。

そんなことを考えていると、真っ白な画面が終わり、煉瓦造りの街並みが現れた。
ステータス

名前:オキナ
種族:人族
職業:人形使い(ドールマスター)☆5
Lv:1
HP:100/100
MP:500/500
ST:110/110
STR:10
VIT:10
DEF:10
MDF:100
DEX:300
AGI:10
INT:200
LUK:50
ステータスポイント:残り10

スキル
繰り糸(マリオネット)Lv:1〕〔人形の館(ドールハウス)Lv:1〕〔同期操作シンクロアクションLv:1〕〔工房Lv:1〕〔人形作成ドールクリエイトLv:1〕〔自動行動オートアクションLv:1〕〔能力入力スキルインプットLv:1〕〔自爆操作(爆発は主人のために)Lv:1〕
スキルスロット:空き0
スキルポイント:残り10

職業特性
通常生産系スキル成長度0.01倍
通常魔法使用不可
武器装備不可
重量級防具装備不可
+注意+
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