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World Wide Wonderland –人形使いのVRMMO冒険記– 作者:星砂糖

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糸の本数と掘り出された岩の小山

客室から北の草原に戻ってきたんだけど、まだ誰もログインしていないので無くなった鉄鉱石を取りに行くことにした。
鉄の腕を作るのにも必要だからね。

草原を快適に進むために騎士人形を出して進んだんだけど、草むらの近くを通るだけでブラウンラビットに向かって行く。
ハピネスかラナンキュラスの方が良かったかな。
自分から向かっていかないから楽だし、この付近で不意打ちを受けることはないと思う。
PK以外は。

フラフラとブラウンラビットを狩ること8匹。
微妙に時間がかかった気がするけど、ゴーレム坑道に着いた。
入り口から溢れ出てはいなかったけど、鉄の守護者目当ての人は結構並んでいる。
人が少なかったらラナンキュラスも居ることだし頑張ってみようかと思ったけど、溢れていないだけで入り口ギリギリまでいるからやめておいた。

1日1回報酬は魅力的だけど、倒しに来るならみんなで来よう。
その方がたくさん鉄鉱石は手に入るし、目立つこともないと思う。
あまり考えてなかったけど、ソロで鉄の守護者と戦って勝つと目立って面倒なことになりそうだし。

並んでる人の横を通ってバトルフィールドに触れて向こう側へ移動する。
騎士人形が原因なのかはわからないけど、結構な人に見られた。
僕以外にソロの人が居なかったので珍しいのかもしれない。
騎士人形が居たので2人組に見えたかもしれないけど、それでも少なくみえたのかな。

いつものリトルロックゴーレムがたくさんいるところには、2パーティいたので、邪魔にならないようにまずは初めて入った所に通じる崖の方に進む。
途中に出てくる少数のリトルロックゴーレムは騎士人形が倒してくれると思ったんだけど、騎士人形の性能なのかそこまで早く倒せるわけではなかった。
なので、ハピネスを出してツルハシで援護した。

崖へと続く道にある採掘ポイントをハピネスに掘ってもらったけど、そこまで手に入らなかった。
一応、源さんのような採掘スキル持ちにしか見えないポイントもあるかと思って、壁を掘らせてみたんだけど全部普通の壁だった。
スキルを取った方がいいのかな?

崖まで行ったので引き返して段へと向かう。
その途中でもリトルロックゴーレムが出てきたので、行き帰り合わせて8体倒して、ツルハシも3本手に入れた。

変わらず2組のパーティがリトルロックゴーレムを倒している側を通り、騎士人形が反応したリトルロックゴーレムを倒しながら奥へと進む。

段のところに出たんだけど、ロックゴーレムは1番下に3体いるだけだった。
戦っているパーティもいないので、ロックゴーレムを倒した後に左右のどちらかに進んだんだと思う。
右に進んでいれば地底湖にたどり着くはずだから、フルレイドボスの存在が知れ渡るのも時間の問題かもしれない。

人形の館(ドールハウス)、クローバー、アザレア、ラナンキュラス来い。繰り糸(マリオネット)駆け抜ける翼(ヴァルキリーウィング)

ロックゴーレムと戦うので全員出して糸を繋いだ。
クローバーはリトルロックゴーレムにパチンコで攻撃させるつもりだ。

あと、ラナンキュラスにだけ糸を2本繋いでいる。
複数の糸を繋ぐと強くなるはずなので、突き抜ける槍(ライトニングランス)で攻撃することが多くなりそうなラナンキュラスの攻撃を上げる。
1本分はいざという時の縛り用兼鉄の腕用だ。

危なくなったらクローバーとラナンキュラスの1本を切断し
て、ロックゴーレムに3本繋げることも考えている。
最初から縛ってラナンキュラスに倒させてもいいんだけど、1人のうちに色々試しておきたい。

降りながらハピネスに任せて採掘をしつつ、ツルツル石を拾っていく。
拾っても拾っても減らないので、まだまだツルツル石の腕は作れそうだけど、この石も花畑の花と同じで拾い続けると無くなるのかな。
リトルロックゴーレムの成れの果てとかだったらいつの間にか補充されてそうだけど、モンスターは光になるから違うか。

段を降りきると、またロックゴーレムが掘り出した岩をリトルロックゴーレムが右側の通路の先に運んでいた。
ロックアーマーゴーレムは僕達が倒したから、その体に使われていた岩は崩れて無くなったんだよね。
また集めているということは、山になったらまた戦えそうだ。

どれだけ溜まったのか気になったので、リトルロックゴーレムの隙をついて通路の先を覗いてみたけど全然だった。
リトルロックゴーレムが登らなくても上に岩が置ける程度の高さしかない。
ただ、広範囲に置かれているので広さはそれなりにあったけど、まだまだ時間がかかりそうだ。

「よし!」

気を取り直してロックゴーレムと戦おうかな。
今回は僕だけなので機巧(ギミック)名は言わないで戦うつもりだ。
アザレアの魔法も頭の中で唱えれば使えるから、基本的に無言で戦うことになりそうだけど、周りから見ても変に映らないよね。

手前のロックゴーレムに向けてアザレアがランスを放つ。
すると、攻撃を受けたロックゴーレムに加え周囲のリトルロックゴーレムも向かってくる。
そして、奥にいる2体のロックゴーレムも僕の方に向かってき出したので、できるだけ早く最初の1体を倒さないと押し負けそうだ。

ハピネスを放り投げて空中で両腕を切り離し、すれ違いざまにロックゴーレム切りつける。
近づいてくるリトルロックゴーレムには騎士人形とクローバーで対処しつつ、数が増えればアザレアでボールを放つ。

問題なく戦えるのでラナンキュラスをロックゴーレムに向けて飛ばし、突き抜ける槍(ライトニングスピア)を使う。
飛ばした時店で1本の時より速度が出ていたんだけど、機巧(ギミック)の威力も上がっているみたいで、文字通りロックゴーレムの腕を突き抜けた。

穴が空いた腕は、その部分から分離して地面に落ちる。
ロックゴーレムはその腕に構うことなくこっちに向かって来たので、あの腕は再利用できないことになる。
だけど、ラナンキュラスの攻撃でHPが半分以上減ったので、後ろからもう一度突き抜ける槍(ライトニングスピア)で攻撃すれば倒せた。
まさか糸を増やしただけでここまで攻撃力が上がると思っていなかったので驚いた。

残りの2体もラナンキュラスが大活躍して簡単に倒すことができたので、今度は普通にでリトルロックゴーレムを攻撃してみる。
1本だと2回突かないと倒せないんだけど、一撃で倒すことができたので、かなりの火力アップだ。

こうなってくると残りの人形がどうなるか気になるんだけど、ハピネスなら移動や攻撃の速度が上がったり左手に業火(レフトフレイム)の範囲が広がりそうだ。
クローバーはHPの回復量やMP吸収量が増えそうなので、ダメージを受けた時に試しそうと思う。
アザレアは魔法の威力が上がと思うんだけど、拒絶の壁(嫌い……)呪い(破滅を……)がどうなるのかはわからない。
強度が増したり、呪いの成功率が上がるといいんだけどね。

ロックゴーレムを倒したので採掘を行う。
採掘スキルがなくても取れるところを回り切ったので、街に帰るために段を登ろうとしたところでリトルアイアンゴーレムと遭遇した方から声が聞こえて来た。

念のため騎士人形をそっちに向け、ハピネス達を周囲に配置して様子を見る。
すると6人組のパーティが通路から出てきた。

「ソロかい?この先には行かないほうがいいぞ。鉄のちっこいゴーレムが出てくるんだが、無理矢理その先に行くとここに出てきた大きい方の鉄バージョンも出てくるからな」

リーダーっぽい大剣を背負ったおじさんが出てきた通路を指差しながら話しかけてきた。
どうやらリトルアイアンゴーレムの先にはアイアンゴーレムがいるらしい。

「情報ありがとうございます。大きい方も出てくるんですね」
「そうだが、もしかしてちっこい鉄のゴーレムのことは知っていたのか?」
「はい。以前仲間と少しだけ入りました」
「なるほどな。俺たちが1番のりってわけじゃないのか」
「そうなりますね。でも、僕の方は奥へと進んでいないので大きい方の鉄のゴーレムが出てくるところはそちらが1番のりかもしれませんよ?」
「それなら無茶した甲斐があるってもんさ」

おじさんは腰に手を当てて朗らかに笑う。
他の人たちもポーションを飲んだりして色々整えて、再度通路の入り口に集まった。
もしかしてもう一回行く気なのかな。

「あの、1つお聞きしたいんですが、大きい方の鉄のゴーレムは壁を掘っていましたか?」
「あぁ。掘っていたね。掘った岩はちっこい方が別のところに運んでいて、うちの斥候が調べた結果小さな山みたいになっていたらしいね」
「そうですか。ありがとうございます」
「じゃあ、俺たちはもう一度行くから。君も行くなら気をつけなよ」
「はい。さようなら」

おじさんは後ろ手に手を振りながら仲間の元へ向かっていき、そのまま通路に消えていった。
おじさんのおかげで通路の先に山が築かれているのもわかったし、次のアーマーゴーレムはそこなんだろうね。

たぶんアイアンアーマーゴーレムだと思うんだけど、ラナンキュラスに糸を6本繋いだら簡単に倒せないかな。
なんとなくたくさん繋ぎすぎると人形の方が耐えられなくなりそうな気がするんだけどね。
その辺を調べてからじゃないと挑みたくない。
行ってもすぐに戦えるのかはわからないけど。
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