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World Wide Wonderland –人形使いのVRMMO冒険記– 作者:星砂糖

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合流前に

お盆休みは6連休なのですが、2日間出勤です。
休みの日はずっと寝てしまうので、書き溜めを作りたいのですがうまくいきません。
くっ。
朝食を食べてからログインしたので、時刻は8時半過ぎ。
集合時間は10時なのでまだ1時間ほど余裕がある。
この間に人形作成(ドールクリエイト)のレベルを上げようと思う。

工房のレベルも上げたいからフレンドリストを見たけど、ナックルやマサムネちゃんといった誘いやすいメンバーは誰もログインしてなかった。

ナックルは早朝ランニング……にしては遅いから軽くシャドーでもやって体を動かしてるのかな。
マサムネちゃんは朝練か刀の手入れだと思う。
ミーシャちゃんについてはわからない。

今日は東の森の奥深くを探索する予定だから、湖の近くを通るはずなので、その時にマサムネちゃんとミーシャちゃんがいればお願いしてみようと思う。
もし2人が工房に来てくれたら6人になるから、残り4人になる。
ナックル以外で後3人どうしようかな。

誰を工房に連れて行くかは後で考えるとして、今できることから進めていこう。
フレンドリストを閉じて、メッセージを開く。
届いていたのはログインボーナスとナックル、うららさん、源さんからのメッセージだった。

ログインボーナスは【職業タイプ別お役立ちボックス】で、使うとマナポーションが10個手に入った。
近接戦闘職だとポーション10個になるのかな。

ナックルからはレイドバトルをするには早すぎるからパスという内容だった。
マサムネちゃんと同じ考えだったので、さすが兄弟と思ってしまった。

うららさんと源さんは、工房の設備を使わせてくれたことに対するお礼と、作った物は今度会った時に見せるということに加え、早く客室を解放してほしいというお願いだった。
もちろん、解放したら鍵をくださいとも書かれていた。

この2人にも人を連れて来てもらったら早く人が集まるし、生産職の人を連れて来てくれそうな気がする。
設備で釣ることになるだろうけど、相手にとっても悪いことじゃないから、まずは相談してみよう。

うららさんとは後で会うはずだから、その時に相談。
問題がなさそうだったら源さんにメッセージを送ろう。

「工房」

とりあえずやることはやったので、工房に移動する。
人形使い(ドールマスター)の書き込みは解禁したけど、一応路地裏に入ってから転移した。

昨日は合流してすぐに移動したから見られてるかもしれないけど、そこまで人通りが多くなかったから大丈夫だと思う。
冒険者協会の中には人がいたけど、通りには門へ向かう人がチラチラといたぐらいだからね。
今はクエストを受けるためか人通りが多いけど。

「お帰りなさいませ。オキナ様」
「ただいま」

転移室から出るとゼロワンさんが待っていて、いつもの挨拶で出迎えてくれた。
来ることはわかってたし、もう慣れたから返答に困ることもない。

「本日はどうされますか?」
「人形制作室でパーツを作る予定です」

昨日ログアウトしてからレベルを上げる方法を考えていた。
一応、以前から思いついていたことがあったんだけど、それで作った人形の使い道が思い浮かばなかったので保留にしていた。
けど、パーティで探索する以上できることは多いほうがいいはずだから、とりあえずスキルレベルを上げれるだけ上げようと思う。

パーツの使い道はおいおい考える。
もしかしたら、人形にすれば使えるようになるかもしれないからね。

「畏まりました。それでは、ご案内いたします」
「お願いします」

ゼロワンさんの案内で人形制作室に移動する。
もう案内はいらないと思うんだけど、ゼロワンさんの仕事みたいだし、僕からは何も言わないほうがいいよね。
昨日みたいに源さんの案内をお願いすればやってくれるし。

「オキナ様にご報告です。昨日のうらら様と源さん様のお2人は、日が変わる頃に退館されました。作ったものは後日お渡しするとのことです」
「わかりました」

人形制作室に着いて椅子に座ると、うららさん達からぼ伝言を教えてもらった。
メッセージで既に知ってる内容だったけど、ゼロワンさんにも言ってたんだ。
それよりも『源さん様』っていうのが気になる。
プレイヤーネームが『源さん』だから、それに『様』をつけたのはわかるんだけど……本人は何も言わなかったのかな。
指摘すれば直してくれそうだけど、僕から言うべきことかわからないから保留にする。

人形作成(ドールクリエイト)

作成用の画面を表示して、右腕を選択する。
ここまでは以前と同じだ。
次にワイヤーフレームを操作して、大きさをできるだけ小さくした。
小さくなった後の大きさは手のひらに乗るぐらいで、このサイズで全身作ると、子供が遊びで使う着せ替え人形ぐらいのサイズになりそうだ。
このぐらいの大きさなら小さな隙間に入れそうだし、相手に気づかれずに近付くことも可能かもしれない。

必要な材料は、普通の腕だとツルツル石が99個必要だったけど、このサイズなら9個で作ることができた。
1マスで11本作れるので、6マスある今なら余裕でレベルアップできる。

作った小さな右腕は耐久値15だったけど、この腕で殴るつもりはないから問題ない。
付与するとしたら繰り糸(マリオネット)か堅守だけど、小さい腕だからどっちも頼りないんだよね。
小さい腕から出る糸は、その分細くなるだろうから弱そうだし、堅守で防ごうにも小さすぎて防げないと思う。
なので、付与する能力は一旦保留にした。

人形作成(ドールクリエイト)のレベルが2になりました。左腕の作成が可能になります』

小さな右腕を17本作ったら、人形作成(ドールクリエイト)のレベルが上がり、左腕も作れるようになった。
このまま小さな左腕を作ればレベルが上がるかもしれないので、レベルアップ条件を確認すると『左腕の作成:40回』だった。

ツルツル石はまだあるからレベルは上がるんだけど、右腕30本に対して左腕40本だと、左腕が多くできるんだけど。
それに、次に作る物は50回になるよね。
数が合わない分自分で作れってことなんだろうけど。

人形作成(ドールクリエイト)のレベルが3になりました。胴体の作成が可能になります。また、組み立てモードを使用した人形の組み立てが可能になりました。組み立て後の人形に能力入力(スキルインプット)を使用した場合、パーツ毎のスキルは上書きされます。』

マナポーションを飲みながら、ツルツル石を360個使って小さな左腕を40本作ると、人形作成(ドールクリエイト)のレベルがまた上がった。
これで胴体が作れるようになって、腕を繋げることができるようになった。
組み立てると胴体と両腕だけの人形だけど、1本の糸で操れるはずだから、1本の糸で2本の腕を操れるようになるんだよね。

これなら今より効率的に相手をしばれるようになるかもしれない。
小さな腕から放たれる糸でどうなるかやってみないとダメだけど。

気をつける点は、能力入力(スキルインプット)を組み立てる前にやらないとダメいうことだ。
パーツ毎に入力できるけど、組み立てたらハピネス達みたいに1つのアイテムになるんだと思う。
そうなると、組み立てた人形全体に入力してしまうので、パーツ毎のスキルが上書きされるんだと思う。

組み立てるために小さな胴体を作ろうと思ったけど、その前に次のレベルアップ条件を確認する。
予想通り『胴体の作成:50回』だった。

小さな胴体を40個作ったら、今持ってる腕に合わせた僕と同じぐらいの胴体を10個作って、左腕も追加で10本作ろうかな。
小さな右腕も追加で作る必要があるけど、胴体と両腕だけの小さな人形が40体になって、等身大の人形が10体になるからね。

早速胴体を作ろうとしたんだけど、最小でも27個のツルツル石が必要だった。
今の残りだと3個しか作れないけど、試すのには十分だ。

3個胴体を作り、右腕と左腕も3本ずつ取り出し、腕に繰り糸(マリオネット)、胴体に堅守を入力。
人形作成(ドールクリエイト)の画面にパーツを入れて、組み立てる。

結合できる場所がマークされてるので、簡単にくっ付けることができた。
最後に決定ボタンを押せば組み立て完了だ。
これを3体分行うと、合流前にやろうとしていたことは終わりだ。

他の石を使って小さな胴体を作ってもいいんだけど、できれば同じ素材で作りたいよね。
そうなると、またゴーレム坑道に行かないとダメだけど、もしもパーティで行けるなら地底湖とは逆側の道に進んでもいいかもしれない。
これはやることがなくなったり、素材が必要になったらみんなに相談してみよう。

「はい。行ってらっしゃいませ」
「行ってきます」

やることはやったので人形制作室を出て、ゼロワンさんと挨拶をしてから転移室に入る。
結構な時間作成に使ったので、もう少ししたら合流する時間になる。

そういえばうららさんに集合時間を伝えてなかったし、集合場所も決めてないけど大丈夫かな。
集合場所はパーティを組んでるから、ミニマップに表示されるし問題ないと思うけど……。
とりあえず出てから考えよう。
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