「土方さ〜ん。いい加減起きて下さいよ。
味噌汁冷めて、美味しくなくなりますから。」
真選組屯所。
朝、山崎は忙しい。
朝ご飯を隊士分作り、起きて来ない隊士達を起こしに歩く。
特に土方は、山崎の悩みの種でもある。
いつまでたっても起きて来ないのだ。
だから、毎朝起こしに行く。
スッ・・・・
ゆっくりと、土方の部屋の襖を開ける。
「土方さん?皆食べ終わっちゃいますよぉ〜?
まったく・・・」
部屋に付いている小さな窓を、大きな音をわざと立てながら
ガラッ!!
と開け、日の光を入れてやる。
それでも、土方は一向に起きない。
「ん・・・?うぅ・・・・・」
日光を顔に受け、嫌そうにもがいたあと、再び布団へもぐった土方。
まだ起きようとしない。
そこで山崎は、最終手段を使う。
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「はぁ〜もぅ!こうなったら・・・」
山崎、行っきまぁ〜す!!!
彼が、土方の耳元へ、口を近づけた。
「土方さん?起きて下さいよ・・・そうじゃないと・・・俺・・・」
そこで、言葉を切った。
「他の人のトコへ、お婿に出ちゃいますよ?俺・・・土方さんの事・・・
誰よりも愛してるんですから・・・・・ね?土方さん。」
「キタァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ガバァッ
今まで熟睡していた土方は、重い体を一気に起こし、
山崎の手を取った。
「山崎!それは本当か?!なら・・・お、俺と・・・!!」
言いかけた時、
「いい夢見れました?副長。」
彼はもう、いつもの調子に戻っていた。
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