ぶっとんだタイトルですが、今回はある意味戦いということです。
マテリアルたち三人が活躍します
どうぞお楽しみください
第五十四話「少女たちの戦い」
シエルside
最近、父上が忙しい。まあ、魔王マリアの捜索とソウルエレメントの捜索をしていれば当たり前ではあるのですが・・・どうも、疲労困憊に見えてしまいます。
「・・・・・父上、仕事のしすぎはよくありません」
「大丈夫だよシエル、ありがとな」
この笑顔、父上ながら反則です。母上から生まれた私ですが、やはり父上は素晴らしい方のようです。
「ルシフェリオン、私はどうすれば?」
『・・・そうですね、直人様を外に連れ出すというのはどうでしょう?』
なるほど、デートですか・・・気分転換にもいいかもしれませんね。
「・・・しかし、どう誘えば?」
『策として、無理やり連れ出すのは無理でしょう。なので子供の体としての策はズバリ『おねだり』かと』
おねだり・・・つまり、ルミノがいつもやっているようなことを・・・
『別にルミノほど激しくとは言いませんが、貴女なりに『誘う』というのはどうでしょう』
「なるほど、そうしてみましょうか」
さっそく実行を・・・
「シエル~僕がなんだって~?」
「元星光の殲滅者が感心せんな・・・抜け駆けとは」
意気込んでいたせいか、まったく気配を感じませんでした。まさか、聞かれていたとは・・・
「ほら、行くぞシエル!」
「え、え?ど、どこへですか!?」
「もちろんパパを連れ出しにだ!」
こうして走っていってしまう二人。
「ま、待ってください!」
私も頑張って追いかけることにしました。
直人side
「・・・どーしてこうなった?」
肩車にルミノ、左手にセレス、右手にシエルが手を繋いでいる。俺達は現在、クラナガンの街中を歩いている。
「父上は働きすぎです、今日は私達と遊んでください」
「そうそう!パパ!楽しい所に連れてって!」
「その通り、我らがいっぱい遊べるところだぞ!」
はぁ、まあ最近相手してなかったし、してあげるか・・・
「どこに行きたい?」
「ショッピングがいいです」
「ゲームセンター!」
「ボーリング!」
・・・どれか一つにして欲しいんだけど
「ショッピングなんていつもしてるじゃん!」
「ボーリングなど疲れてる父上には酷です」
「ゲームセンターなど父君の金を無駄にするだけではないか!」
と、喧嘩を始める三人。やれやれ、現在は9時か・・・
「わーった、わーった・・・全部回るから、順番にな?」
結局じゃんけんで順番を決めて『ゲームセンター』→『ショッピング』→『ボーリング』となった。最初にゲームセンターに入ると、すぐにルミノがお金を両替する。お金の大切さを分からせるためにいつもおこずかいはためるように言っているのだが、こういう場所に来ると3人はすぐにお金を両替に走る。しかしながらやるゲームはさまざまでシエルはシューティングゲーム、ルミノはUFOキャッチャー、セレスはメダルゲームへと走る。まあ、別にそこにずっといるわけでもなくお金を配分して遊んでいる。
「元気なこった」
「父上、一緒にシューティングをしましょう」
「ああ、いいよ」
こうしてシエルと勝負するのだが、射撃魔法のサポートは全てメシアとマリカがやるので苦手だ。空中の敵を倒すゲームでクリアはするのだが得点に随分と差が出る。
シエル 得点 98点 空戦SS
直人 得点 81点 空戦AAA
・・・17点も娘に差が開かれた。
「うふふ、父上はまだまだですね」
「みたいだな」
・・・今度練習しよう
「パパ!あのでっかいの取って~!」
と、今度はルミノが俺の服を引っ張る。そこにあるのは某ネズミ王国のぬいぐるみだ。大きさはそうだな60センチくらいはあるだろう。昔アリサに取ってあげた犬のぬいぐるみよりでかい。
「こんなでかいのか?」
「うん!」
まったく、こいつも子供だな。あんまりお金を使いたくないのでメシアにデータを解析させる。
「(一番取りやすい確率は?)」
「(頭が40%、胴体が52%、引っかけて落とすのが30%です)」
・・・世界一デバイスの無駄な使い方だけど、気にしない。正攻法で胴体を掴んで取るので一回200円を3回目で取った。つまり使用料は600円。
「わーい!パパ、ありがとう!」
「父君、次は我が欲しいのを!」
いつの間にか戻ってきたセレスが指差す。綺麗な時計だ。
「はいはい・・・」
この後シエルにはまた別のものをせがまれ、取ってあげるのだった。ちなみにお土産として大量にお菓子を取ることにした。またなのはたちに仕事押し付けてきちゃったし・・・
次はショッピングだ。こちらはシエルがリクエスト。どうやら欲しい服があったらしい。クラナガンにも地球の様なショッピングモールが多く、地球のブランドも数多く取り入れられている。ってことは、これ違法で扱ってるのか?
「・・・まあ今度しょっぴくとして、シエルは何が欲しいんだ?」
「夏用の服と、水着です」
水着・・・?
「この前母上に言うと、“スクール水着”というのしかないらしく・・・」
・・・・・・スクール水着って
「僕もそう言われたー!」
「我に関してはそれさえもないらしい」
なんだか可哀想になったので、ショッピングモールの女性エリアに足を運んだ。とりあえず子供用の水着を選ぶ三人なんだが・・・
「父上、これはどうでしょう?」
と、ビキニを押しつけてくるシエル。いや、どうと言われましても・・・
「パパ!これはー!?」
きわどい水着を押しつけるルミノ。フェイトが見たら怒りそうなのでやめさせた。
「父君、これはどうだろうか?」
・・・なんでパッド重ねのやつ?そんなにはやてと似たくないのか
「そうそう、父上・・・こちらの方へ」
俺はシエルに引っ張られて水着コーナーから、アクセサリーのコーナーへと引っ張られる。
「ん?」
「これです」
と、指をさすのは透明な薄い紫の星のペンダント
「これが欲しいです」
どうやら昔なのはにプレゼントしたペンダントのことを知ったらしい。ルミノとセレスもウルウルした目でこちらを見るので、買ってあげた。シエルには今言った、星のペンダント(薄紫)で、ルミノは蒼い雷のペンダント、そしてセレスは黒い雪の結晶のペンダントだった。
この後、セレスご希望のボーリング場へと行くことになった。服だけでもえらい出費なのに、この後遊ぶってのも財布が寂しくなる一方だ。
「父上!勝負です」
「ほーう、負けないぞ?」
こうしてゲーム開始。じゃんけんの結果俺が最初になる。
「よっと」
投げた球は見事にピンへ当たってストライクとなる。
「おお!パパすごーい!」
「だろ?」
「よーし、次は僕だ~!」
言いながらルミノが投げる。これまた4、4で8ピン
「次は私ですね」
言いながらシエルが投げる。シエルは見事ストライクだ。
「我も負けんぞ!」
言いながら投げるのだが・・・
「へぶっ!」
一歩踏み出した瞬間、盛大にこけた。
「おいおい、大丈夫か?」
「あうぅ~父君~」
思いっきり顔をぶつけたのか、相当痛そうだ。鼻血は出てないし、問題はない。
「ほら、気を取り直して頑張れ」
「うむ、父君!」
こうして気を取り直すセレス。3、5と8ピンこの後もみんなは頑張っていた。結果的に総合で一位は俺、二位はシエル、三位と四位はルミノとセレスだった。
「ではお客さま方は3ゲームなされたのでくじ引きをどうぞ」
こうしてくじを引く俺達。俺は見事ハズレだった。
「では私が・・・えい!」
「僕も!」
「我もだ!」
クジの結果
シエル 一等 最新ゲーム機 P○3 120GB
セレス 二等 最新ゲーム機 P○P 3000
ルミノ 特賞 最新ゲーム機 W○iとゲーカセ3セット
・・・なんか俺、ゲームに勝って勝負に負けた気がする。ちなみにここの店長が泣いてたのを見てしまった。ご愁傷様です
この後商品のカセットがないシエルとルミノのために、電気屋に寄って勝った。なんだか知らんが、大量に買い込まされた。フォワードの分だのヴィヴィオの分だのと、コントローラーから何まで。今日だけでエライ出費だ。時刻は7時過ぎ。食事を終えた俺達は車に乗り、運転する。助手席にはその今日の荷物が大量に置かれ、後ろの席には三人が仲良く眠って座っている。
「・・・やれやれ」
『主、今日はどうでしたか?』
「ん?ああ・・・楽しかったよ」
まあ、出費はどえらいことになったけど。
『主、気が付きましたか?』
「ん?ああ・・・・・こいつらには随分気を使わせたみたいだな」
今日一日、俺を気分転換させるために、あれやこれやと奔走してくれた3人。幸せそうに眠っているのをミラーで見る。
『確かに、少しだけ主は頑張りすぎです。ANOTHERは強い・・・だからと言って、根気を詰めては意味がありません』
「・・・わかってるよ。今日の一件でな」
はぁ・・・俺は最近どうも回りが見えてないな。心配させてるのに気付いてやれないとか
『まあ、その頑張り屋なのは昔からですけどね』
「ははっ・・・そうか?相棒」
『ええ、とっても』
そんな会話をしながら、俺達は隊舎へと帰るのだった。隊舎に変えると、なのはたちがいた。
「ただいま」
「「「おかえり、あなた」」」
最近になってフェイトが慣れたようだ。
「ただいま戻りました、母上」
「にゃはは、シエル眠そうだね」
と、優しくなのはがシエルの頭をなでる。
「ママ~疲れた~」
「はいはい、荷物持ってあげる」
フェイトは言いながらぬいぐるみとゲーム機を持ってあげた。
「母君、我は限界だ・・・」
「もう、だらしない子やなぁ」
いいながらはやてもセレスを抱き上げる。ロビーに入ると、フォワードとヴィヴィオが迎えてくれた。
「パパ~!」
「ヴィヴィオ、ただいま」
「お帰り~」
そういえばヴィヴィオは今日はリオって子の家に遊びに行ったんだっけ?
「お友達の家はどうだった?」
「楽しかった~」
「そうかそうか」
言いながらヴィヴィオを抱き上げる。
「そうだ、お前らにお土産な」
「「「「わあ!」」」」
大量のお菓子に目を輝かせる4人。なのはたちもお茶を持ってきてお茶会をした。
「お前ら、こんなに食って太っても知らんぞ」
紅茶をすすりながら言う俺。
「「「「「「「うっ!」」」」」」」
それに反応するスバル、ティアナ、キャロ、なのは、フェイト、はやて、マリカ
「ま、いっか」
ヴィヴィオはヴィヴィオで買ってきた任○堂DSでポ○モンに夢中だったりする。
「パパ!ミジ○マル以外可愛くないよ!」
いや、知らんがな
「ヴィヴィオ?ゲームは一日一時間だよ?」
「はーい」
となだめるなのは。母親のいたがついてきた。まだ20歳だよな、お前
「主、そういえばこの子たちのアクセサリーは?」
マリカが言うのは多分寝ている3人のペンダントだろう。
「ああ、なのは達のをみて欲しいっていうから買ってやった。ヴィヴィオと、お前らのもあるぞ」
ヴィヴィオには紅と緑が入り混じった長方形があるペンダント、スバルには蒼い翼があるペンダント、ティアナにはオレンジ色の○に×が入ったのがあるペンダント、エリオには紅い十字架のペンダント、そしてキャロにはピンク色のイルカのペンダントだった。
「わあ!直人兄ぃ、ありがとう!」
「兄さん、大切にしますね」
「父さん、ありがとう!」
「パパ、ありがとうございます!」
「パパ!つけていい~?」
と、大喜びだった。解散して、部屋に戻って3人を寝かせた。今日は疲れたな。
「ねえあなた、私には?」
「私にはないの?あなた?」
「あなた?うちにもないんか?」
こいつらはこいつらでウルウルした目で俺を見てくる。
「・・・ほい」
なのは、フェイト、はやてに、それぞれ魔力光と同じ色をしたピアスをあげた。ぶっちゃけて言おう、今日だけで20万近くの金額が飛んだぞ。
「うふふ、ありがとあなた」
「嬉しいよ、あなた」
「うふふ、あなたはやっぱりわかっとる♪」
「はいはい・・・」
こうしてみんなは眠りについた。俺は天井を見ながら思う。
(どうかこんな生活が、これからも続きますように・・・)
秋風「はい、ということで日常でした」
直人「いいのか?ここに来て」
秋風「もう知ったことか!」
直人「あ、そ」
秋風「んでもってまあ、もうすぐ終わるね、これ」
直人「やっぱり?」
秋風「だってさ、もうマリア復活してるよ?」
直人「そりゃそうだけど、俺とゼオンにないのか?ソウルエレメント」
秋風「さあ?どうでしょうねぇ(ニヤリ)」
直人「もうやだ」
秋風「また次回~♪」
直人「次回、第五十五話『宣戦布告』TAKE OFF!」
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