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久しぶりの更新です。この調子で頑張ります!

では本編どうぞ♪
第四十四話「魔王」
Side out
男は普通の人間だった。男は世界の平和を守るために燃えていた。生まれ持って手にした炎の力を持って、人々を守ろうと心に決めた。だが、運命は残酷だった。世界を守るために入った組織には見放され、囮にされ、そして死に掛けた。そこから男は狂った。何もかもを焼き尽くし、人も、動物も、建物も、その全てを破壊をし続けた。そんな男の前に、一人のフードが現われた。

――共に、世界を変えないか?

破壊に飽きた男は、迷うことなく頷いた。それにフードは笑っていた。

――なら君に、新たな力を与えよう

それは炎の竜の紋章が入ったデバイスだった。手にした瞬間、男を力が飲み込み、力を与えた。

――君は今日から『炎帝』だ

こうして炎帝フィアマは誕生した。


フィアマside

「・・・・・・・・つまらねぇ」

ボスは身体を保つためのバイオ装置に入っている。そのせいで指揮は氷統がやっている。まったく退屈だ。

「やあ炎帝」

「嵐王・・・・何のようだ」

そこにはすかしたガキ・・・・嵐王がいた。

「ボスから命令だよ、ソウルエレメントの地点にある『闇』を集めてこいってさ」

「またそれか・・・・おもしろくねぇ」

「それが、面白くなってきたよ。英雄が作った部隊が、ソウルエレメントを追っているらしい」

あの餓鬼がねぇ・・・・だが

「俺はあんな雑魚に興味はねぇ」

「それが面白いことに、影斬とピエロが深手を負わされえたらしい」

「ピエロはともかく、影斬が?あいつも腑抜けたもんだ・・・・」

「どうだろうね?彼は本気だったらしい・・・・もしかしたら、何らかの力を得たかもしれないね」

なるほどな・・・・・それはいい

「どこへ?」

「俺の勝手だ」

こうして、俺はソウルエレメントの場所へと向かった。


直人side

ソウルエレメントの反応が確認された場所へ、俺は移動している。今回はフォワードたちに休みを出していたので、俺自らの出撃となる。なのはたちはヴィヴィオたちの学校入学手続きやらなにやらで忙しい。そして今回一緒にいるのは・・・・

「直人と一緒にいけるの、嬉しいな・・・・」

「そうか?」

「うん・・・・ね、ガリュー」

そう、今日一緒にいるのはルーテシアだルーの言葉にガリューは頷く。ルーは俺に恩返しがしたいと、協力を申し出てきたのだ。

「でも本当によかったのか?メガーヌさんともっとゆっくり時間をとっても・・・・」

「ううん、いいの・・・・お母さんとはこれからずっといられるから」

ルーテシアは以前にないくらいの笑顔を俺に見せていた。

「そういえばルー、アクスレピオスはどう?」

「うん、クワットロがやったのは解除されているし、何より本来の力も出るようになったから」

アクスレピオスはキャロと同じブーストデバイスなので、フルバックとしての役割は長けている。

「さて、反応地点は・・・・・お?元遺跡みたいだな・・・・・あれか」

その先には古い遺跡があった。

「メシア、周囲に反応は?」

『特にはありませんが、この周囲はかなりの霊気が渦巻いています』

「霊気?魔力とは違うのか?」

『この周囲の遺跡はかなりの人が死んでいるらしいです。戦争なども旧暦には起きていますし・・・・』

詰まる話は・・・

「人々の怨念か?」

『人というのは《肉体》《精神》《魂》の三つから成り立っていますが、この魂の残滓が精神を残し、その地で周囲を彷徨うのです。これを一般的に地縛霊と呼びますが、この世界で厄介なのは《憑依》です』

憑依・・・・?

「それって、その魂が?」

「はい、動物などに定着します。人間には魂があるので乗っ取ることはされませんが・・・」

『ガアアアアアアアアアア!』

突然ライオンが現われる。しかも、魔力を纏った。

「つまり、こういうことか・・・・」

『そういうことです』

「肉ヲよこせェぇぇ!」

喋るライオン・・・・・シュールだけど、面倒だな。

「ルー、下がってろ」

「うん」

「メシア!」

『オーライ、ロードカートリッジ!』

「蒼雷一閃!」

「があああ!?」

ライオンはそのまま吹き飛んだ。さてと・・・

「先を急ごうか、ルー、マリカ」

「そうだね、直人」

「はい、主」

こうして、俺は反応がある遺跡の中へと歩いていった。

フィアマside

「来たか・・・・」

ガキを連れてるな・・・・それにあれは虫か?まあいい。だが嵐王の言ったとおりだな。

「いい眼になったじゃねえか・・・・」

前にあったときの憎しみの目はないが、ああいう強い意志を持ってる奴と戦うのは楽しい・・・・

「潰しがいがあるじゃねーか・・・・」
さあ、早くきやがれ・・・・

「決着つけようじゃねーか“英雄”」

俺の気分は最高によかった。


直人side

歩いて20分、中はかなり複雑だった。迷路や罠もある。

「ったく、なんだよここ・・・・」

「すごい危ないね・・・」

「というか危ないですね」

それにしても建物の中にソウルエレメントがあるのは珍しいな。何故だ?

「ねえ直人・・・・もしかして、ソウルエレメントを敵が持ってたりするのかな?」

「どうだろうな、敵に適合者がいたらそれはそれで困る」

だがアナザーは俺たちにソウルエレメントを「くれてやる」といっていた。何故だ?カオス・・・・いや、魔王を蘇らせるにはソウルエレメントが必要なはずだ。なのに何故俺たちにソウルエレメントを渡す?あいつの余裕はなんだ?

「あいつに、何か後ろ盾があるのか?」

「主、でも管理局という可能性は低いですよね」

「ああ、奴は管理局に処分されそうになったからな」

だが管理局が後ろ盾ではないだろうしな・・・・いや、後ろ盾ではなく、何か特別な力があるのか?かつてのゼオンがそうだったように・・・・

「もしそうなら、やはり魔王の力は絶大か・・・・・ん?」

広間に出ると、そこには肖像画があった。そこに書かれているのは、髪を下ろした金髪の髪に、オッドアイの女性。

「これって・・・・」

「オリヴィエ様ですね・・・・」

そこにあるのはオリヴィエさん・・・・かつて聖王女と呼ばれた女性の姿だった。

「綺麗・・・・」

聖王教会でも、聖王女の肖像画は武装をしていた。だがそこに描かれているのは美しいドレス姿だった。

「・・・・・・・・・・」
「直人?」

「いや、なんでもない」

ヴィヴィオも将来はこんな風になるのだろうか?

「でも、こっちとこっちはなんだ?」

仮面をつけた女性と、威風堂々と立つ男の肖像。

「これは冥王と覇王の肖像ですね。3人は伝説とまで言われていましたから」

「じゃあ、あれは?」

そして別の場所に描かれたそれは俺の目を引く。紫色の髪に、銀と金のオッドアイの女性

『・・・・・・・・・あれが、魔王です』

「あれが、魔王!?魔王・・・カオスって女だったのか!?」

メシアの言葉に、俺は驚いた。声とかから完璧男だっただろ!

『そうですね・・・・カオスはアルカディで生まれましたが、それは《双子》でした』

「双子!?」

『男と女の双子として生まれた彼女は、ベルカの地へ。弟はアルカディアを統治するほどになりました。いつしか二人は、どちらも魔王と呼ばれるようになりました』

双子・・・・じゃあ!

「今まで俺たちが倒してきたのは・・・・!」

『弟のクローンなのでしょう。そしてアナザーが蘇らせようとしている者こそ、このベルカで呼ばれた魔王・・・・マリア』

マリア・・・・聖女の名前なのに魔王と呼ばれたのか・・・・

『魔王というのは、確かにイメージが悪いですが、聖王は「聖域の王」覇王は「覇道の王」冥王は「冥界の王」そして魔王は「魔法の王」という意味でもあるそうです』

「魔法の、王・・・・・」

『古代ベルカの中で初めて砲撃魔法や、射撃魔法、治癒魔法など、後にミッド式と呼ばれる祖を生み出したもの・・・・それがマリア様だと言われているのです』

古代文献には俺も詳しくはない。やっぱり調べる必要があるな。だけど・・・

「カオス・レイは、弟なんだよな・・・なのになんでこっちに封印されたんだ?」

『カオスは当時、アルカディアで『王殺し』となり、世界を追放されました。以前話しましたが、その魔法具はカオスの意思が宿っており、マラキアもそれを使用しました。』

「ああ、それは知ってる」

『そして、カオスはベルカの血で、今度は姉を殺そうとしたのです』

「!」

実の姉を!?

『文献によれば、それを見た聖王と覇王、そして冥王は魔王と協力してカオスを沈めました。そして戦乱の世が増し、聖王はゆりかごで最後を遂げたといわれています。魔王の存在はあまり世に知られていませんが、世界の危機に唯一4人の王が共闘をしたということで、今も文献には残っているそうです。』

「なるほどな・・・・・・・・」

となると、この遺跡は・・・・・・

「この遺跡は『4人』の王を崇めるための神殿ってわけか・・・そりゃ他人が入っていいもんじゃねぇな」

道は奥に続いている。先を急ぐとしよう。

「よし、先を急ぐぞ」

「うん」

「了解です、我が主」

長い廊下にはいくつもの戦いの歴史を絵にしたものがいくつも描かれていた。聖王と覇王の戦い。ゆりかごの開発を見守るオリヴィエさん・・・・・そして戦いに明け暮れる覇王。そんな絵が、いくつも飾られていた。そして、俺たちはその廊下を抜けるところまで来た。

『主、ソウル・エレメントの反応が強くなりました。それに・・・・・』

「ああ、わかってる」

人の気配、そしてさっきがある。闇の使徒だな。

メシアを構えて大広間に踏み込んだ。そこにいたのは俺の敵だった。

「来たかよ、英雄」

ここから、俺と奴の戦いが始まった。
直人「お久しぶりです」

秋風「はい、更新遅れまくりです。ごめんなさい」

直人「さあ、お前の罪を数えろ」

秋風「ごめんなさいって言ってるじゃん」

直人「っち」

秋風「この調子で早く更新できるように頑張ります」

直人「他の作品もよろしく!」

秋風「それ俺のセリフ!」

直人「次回、第四十五話『英雄VS炎帝』TAKE OFF!」



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