明日から日曜日まで休載します。ごめんなさい!
では本編どうぞ♪
第三十四話「空色の情熱、橙色の決意」
年が明けて、早2週間。今日は久しぶりに、フォワードと模擬戦をやっている。
「はあ!」
「マリカ!」
『わかってます!クリスタルダガー!』
「させない!クロスファイアーシュート!」
クロスファイアーの攻撃が降り注ぐ。ちぃ!
「紫電一閃!」
「何!?」
エリオが紫電一閃!?
「ぐっ!」
俺は何とかそれを受け止め、弾き飛ばす。
「うわっ!」
「フリードォ!」
「きゅく~!」
くっ!連携攻撃が上手い・・・!
「おおおおおおお!」
「メシア!」
「オーライ、3ndモード!」
俺はレイピアで突撃する。
『ロードカートリッジ!』
「雷牙閃突!」
「うわぁ!?」
くっ!こいつら日に日に連携が上達してる。これもなのはの教導ってか・・・・ん?
「おかしい・・・」
『どうしました?主』
さっきから、妙に攻撃が積極的だ。いや、積極的過ぎる。何か、時間稼ぎに見える。
「なんだ?いったい何が・・・・」
『主!そういえばティアナさんの姿がありませんけど・・・・』
「何!?」
そういえばあいつ、支援に来てない!?すると、俺はティアナを見つけた。それははるか遠くにいる。
「スターライト・・・・・」
何!?
「ブレイカー!」
他の残ったフォワードが離脱し、俺に砲撃が向かってくる。まさか、こんな技も覚えてるとはな!
「メシア!」
『ロードカートリッジ!』
「蒼雷一閃!」
ティアナのスターライトブレイカーと、俺の蒼雷一閃がぶつかり、大爆発を起こした。
なのはside
さて、直人君は無事かな・・・・あ、煙が晴れてきた。
『っち、まさか・・・・ここまでやるとはな』
直人君焦げてる。これは勝負ありだね。
「試合終了、フォワードの勝ち!」
『どうやら、そうだな』
「「「「やったぁ!」」」」
直人君の言葉に、フォワードのみんなが喜んでいた。すると、直人君が降りてきた。
「ふぅ・・・・・」
「直人君、お疲れさま♪」
「ユニゾン・アウト・・・・ああ、なのは・・・・」
「どうかな?直人君から見たフォワードは」
どんな答えが来るかな・・・・
「文句ないな、一流のエースじゃないか?」
「本当?」
「ああ、チームの連携と攻撃の仕方・・・どれも良い。それに驚いたのがエリオとティアナだな」
「二人は決め手になるものがなかったからね」
ティアナはまだ実用段階にはちょっと遠いかな?
「でもびっくりした。なのは以外にスターライトを使うとは・・・」
「うふふ、直人君もブレイブスワローを使ってないとはいえ、マリカさんとのユニゾン状態でこうだもんね」
直人君、ちょっとすすだらけ。
「そうだな・・・・ま、まだまだ伸びるぜ、あいつら」
「うん、そうだね・・・・」
私はフォワードを集め、今日の訓練を終了した。
直人side
あ~・・・疲れた。
「兄さん、一緒に朝食、食べませんか?」
「ん?ああ・・・・」
ティアナの誘いを受け、俺はフォワードとヴィヴィオと一緒に食事を取ることになった。
「にしても、お前ら強くなったな・・・・」
「でも直人兄ぃも手加減してたじゃん」
「まあな・・・・だが、俺は昔シグナムさんとあの状態で勝ったんだぞ?」
「あ、それ見ました。でもお兄ちゃん、リミットブレイク使ってたじゃないですか」
そういえばそうだっけ?
「あの戦い、とても参考になります!」
「そっか、ならよかったよ」
「にしても、このままじゃ抜かれるな・・・俺も」
そのうちなのはたちも抜いてしまうような気がする。
「そ、そんなことないですよ!」
「そうです、兄さんたちは雲の上のような人です」
「おいおい、俺は神様か何かか?」
「一種、そうだと思いますけど・・・・・」
んなアホな・・・・
「ごちそうさま」
「あれ、ティアもう終わり?」
「ええ、兄さん、私執務官用のテキストやるので、お先です」
「そっか、頑張れよ」
「はい」
こうしてティアナが退出。そっか、あいつも頑張ってるんだな。
「そういえば、お前ら六課が解散したらどうする?」
「私とティアは、一応古巣の方に戻ります」
「私も自然保護の部隊に戻ろうかと」
「僕は始めての勤務がここなので、色々考え中です」
そっか、色々あるんだな・・・・みんな
「となると、あれは無理か・・・・?」
「どうしました?」
「いや、なんでもないよ。みんなが別々の道を歩むから、大変だろうと思ってさ」
「でも、頑張ります!」
「ああ、頑張れよ」
そんな話をしていると、いきなり緊急のアラートが鳴った。
「なんだ!?」
俺は急いではやてに連絡を取る。
「はやて!」
『キメラの反応を確認!すでに現地の魔導士達が戦ってるらしい!もしかしたらソウル・エレメントが!』
「わかった!フォワード出撃準備!ヴァイス陸曹はヘリを!スバル、お前はティアナと選考して先に行け!俺はデータを合わせてからすぐに出る」
「は、はい!」
こうして、今日も騒がしい一日が始まる。
スバルside
あ~!緊張する!ティアはなんかバイクで無表情だし!ああ!厳しい!
「どうしたのよ馬鹿スバル」
「だってティア、直人兄ぃいないのに・・・・」
「そんなこと百も承知!どうして私たちを先に行かせたと思ってるのよ」
「へ?」
「私達は元々災害救助にいたのよ?だからこそ、私達なら最善の対策が取れると思ったんでしょ?」
あ、そっか・・・
「わかったならしゃきっとする!」
「う、うん!」
こうして、私達は現場へと向かった。
現場に着くと、そこは地獄を見ているようだった。辺りにあるのはこげた死体から切り裂かれた死体・・・さまざまなもの。そして、人がキメラに襲われている。
「がああああああああああ!!!!」
「スバル!」
「う、うん!」
すぐにマッハキャリバーを起動し、キメラに一撃を入れる。
「うおりゃぁ!」
「ガア!?」
「あ、やた?」
思ったより簡単に吹き飛んだ?
「クロスファイアー・・・・シューット!」
私に襲い掛かりそうだったキメラを、今度はティアが撃ち落した。
「スバル!何ぼさっとしてるの!」
「ご、ごめん!」
私はキメラに向き直る。後2体!
「リボルバー・・・・シューット!」
「ファントム・・・ブレイザー!」
私達の技が炸裂して、キメラたちは吹き飛んだ。
「よし、撃破!」
「う、うぅ・・・・」
「スバル、生存者!」
「わかってる!」
倒れている男の人を抱き起こした。
「しっかりしてください!大丈夫ですか?」
「き、君達は?」
「時空管理局です、助けに来ました」
「そ、そうか・・・・だがもう私は駄目だ・・・」
「そんな、しっかり!」
男の人が弱々しく声を出す。男の人の出血量は酷い・・・
「この先に、村人が避難しているシェルターがある・・・・どうか、みんなを・・・」
「わかりました、必ず」
「あと・・・・これを・・・」
それは空色に光る、宝玉。これって・・・・!
「少し前に拾った・・・娘も持っているが、奴ら、これをねら・・・・て」
「喋らないで、それ以上は傷に・・・」
「頼む、娘を・・・・妻を・・・・・」
そう言って、男の人は息絶えた。
「・・・・・・・・」
「スバル、行くわよ。避難シェルターへ!」
「・・・・・うん!」
私は男の人の目を閉じ、ソウル・エレメントを握り締めて駆け出した。
ティアナside
「スバル」
「何?ティア・・・・」
「気、引き締めなさい」
「わかってる」
相棒の返事に、私も改めてクロスミラージュを強く握る。キメラだけじゃない、何かが来ている。あの切り裂かれた家や人はの斬り口・・・・明らかにプロだ。避難シェルター・・・あれね!
「クロスファイアー・・・・シューット!」
私はシェルターの前にいるキメラたちを倒す。
「時空管理局です!助けに来ました!」
言葉と共にシェルターが開く。よし、ここまではOKね!
「た、助け?」
「助かった・・・・」
「みなさん、落ち着いて・・・・・私達の援軍もすぐに来ます」
「駄目だ、あんな化け物、敵うはずが・・・・!」
「大丈夫、すぐに強い味方が来てくれますから」
「あ、ああ・・・・」
「大丈夫、大丈夫よ・・・・」
近くで怯えていた女の子を励ます。すると、女の子の持っているものに目が入
った。
「これ、あなたの?」
「う、ううん・・・・お父さんがくれたの」
「・・・・・・・そう、あのね?それは私達が保護しないといけないものなの。これがあると、またあの化け物が来ちゃうから、お姉さんにもらえるかな?」
「・・・・うん」
素直に橙色のソウル・エレメントを渡してくれた。すると、鋭いさっきを感じた。
「誰!?」
そこにいるのは、顔まで布で覆った男・・・・・明らかに村人ではないわね・・・・
「我に名はない・・・・だが仲間は我を影斬と呼ぶ」
「影斬・・・・・あなた、闇の使徒!」
私達は相手の足を見る。兄さんに教わった、闇の眼に対しての対策・・・・顔を見ないこと。
「ふっ・・・・私を炎帝や氷統と一緒にするな・・・・私は闇の眼を持っていない」
「なんですって・・・!?」
「我が求めるのは純粋な殺し・・・・それ以外は求めん」
「・・・・して?」
スバルが、顔を伏せて呟く。
「む?」
「どうして・・・・・?どうして、村の人を酷い目に合わせるの?」
スバルside
わからない、わからない、わからない、わからない・・・・どうしてこんな酷いことをできるか。
「ふっ・・・・こやつらの始末はついでだ。」
「つ、ついで・・・・?」
「ソウル・エレメントの回収。それが我の任務。だが、余計なものは排除するのも、我の役目だ」
酷い、酷いよ・・・・どうして・・・・
「戦場に立つ上で涙を流すとは・・・・愚かな」
「・・・・・黙れ」
私は、これ以上あの男の声を聞きたくなかった。死んでしまった男の人の顔が浮かぶ。あの人は幸せを失った・・・・・許せない・・・!
「許さない!」
私はその瞬間、頭が真っ白になった。
ティアナside
「こ、これって・・・・!」
スバルの目が金に!?あれってまさか・・・・!
「スバル!やめなさい!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
スバルが叫ぶ。ま、まずい・・・・!
「ぬぅ!なんという殺気!」
「はあああああああ!!!!!」
スバルが影斬を殴り飛ばし、シェルターの外へと放り出した。
「皆さんはここを動かないで!必ず助けが来ますから!」
こうして私も外へ駆け出した。外では、スバルが暴走の一歩手前だ。私はとっさに、手にしていたものを投げた。
「やめんか、この・・・・馬鹿スバルーーー!」
「あいたぁ!?」
ソウル・エレメント、投げちゃったけど大丈夫かな・・・・
「この馬鹿!何勝手に機人モードになろうとしてるのよ!」
「ご、ごめん・・・・」
「いいこと?あんたの想いの篭ってない力であいつ倒して、あの人喜ぶわけ?違うでしょ!?」
「・・・・うん」
「それに、私達は二人で一つのチーム・・・・だから、勝つわよ!」
私はクロスミラージュを構える。
「・・・うん!」
「ふっふっふ・・・・雑魚二人・・・・勝てるわけもあるまい」
「絶対負けない!貴方みたいな人に!もう誰かの悲しい顔を見たくないから・・・・」
「そして勝つ、私達二人なら・・・・」
「「私達は強くなれる!」」
声が重なった瞬間、私が拾い上げていた橙色のソウル・エレメントとスバルが持っていたソウル・エレメントが光り輝いた。そして・・・・・
「相棒・・・・行きましょう」
「マスター・・・準備はよろしいですね?」
そこにいたのは、青い髪をして、ギンガさんにそっくりな女性、そして橙色の髪をした男・・・・それは、私の大切な人に似ていた。
「マッハキャリバー・・・・?」
「クロスミラージュ・・・・あんたなの?」
「ええ相棒」
「その通りです、マスター」
「ほう、覚醒させたか・・・・・まさか選ばれるとは・・・・」
これならいける、負けないわよ・・・・!
「スバル!行くわよ!」
「うん、ティア!」
こうして、私達の第2ラウンドが始まった。
秋風「今週の日曜まで出かけるので、休載いたします」
直人「大変申し訳ないです」
秋風「帰ったらすぐ更新します」
直人「次回、第三十五話『二人の絆』TAKE OFF!」
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