【6話】なんか、波瀾の前兆?
「どうした? 和也?」
くっ! どっちだ? どっちが正しい!?
「早くしろよ?」
駿が和也を急かし冷静な判断能力を奪う
……見えた!
「右だぁぁぁぁぁぁ!!」
オレが引いたのは、クローバーの3……。否、ジョーカーだ。そうなのだ、オレ達は今、ババ抜きをしている。
「ははははははっは!! またか!? これで、オレが引けば、オレの勝ちだ」
「くぅ!」
オレの右にはジョーカー。左にはハートの3がある。さ、選べ如月!
「オレは、今日……お前をこえる!!」
そう、ほざきながら、如月は、左のカードに手をかける。
クッ! 引くな! 引くんじゃない!!
「……。と、見せて………右だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
馬鹿だ。
「OH! NO!!!!!!!!!]
「ええい! いい加減にしなさい、あんた等!!」
歪曲空間からハリセンを出し魅夜がオレの頭を叩く。
って! なんてとこから出してんだよ! 空間が歪むの見えたぞ!!
「何故、オレを叩く!?」
何故だ!? ミスったの如月なのにオレを叩きやがった。
暴力だぞ! イジメだぞ!! 最低なんだぞ!!!
「何回、これを続けるのよ」
「うっ……」
そうなのだ、突如始まったババ抜き(罰ゲームあり)で、最後に残ったオレと如月で、ババの取り合いをしているのだ。あ、ババ引いた。
適度にシャッフルをして、突き出す。
「ふふふふ。どれだ?」(カズ)
「右だっ!」(駿)
「馬鹿め!」(カズ)
「ちっ!!」(駿)
「どうだ、如月?」
「右!!」(カズ)
「甘い!!」(駿)
「くっ!」(カズ)
「とりゃぁぁぁぁぁ!」(駿)
「またか!」(カズ)
「どーれだ?」(駿)
「左!!」(カズ)
「馬鹿め!!」(駿)
「ど〜れだ♪」(カズ)
「右」(駿)
「よし」(カズ)
「決めたら、怒るぞ」(駿)
「上等だ!! これだーーーーーーーーっ!!!!」
引いたカードは、クローバーの3……? ジョーカーじゃ……ないよな?
って事は……?
「か、勝った!!」
「くっそーーーーーーーーー!!」
「みんな、オレ……かっ」
笑顔でオレが振りかえると……
『Zzz…Zzz』
「寝るなーーーっ!!」
こいつ等、オレが、苦労してんのに寝てやがった。
万死に値するぞ?
「あ、終わった?」
あ、終った? じゃねぇぇよ!!
「おはよ、魅夜」
「バレた手をまた、使うの?」
ちっ、寝起きなら大丈夫だと思ったんだがな、手の画鋲……。
「あれ? 今、何時?」
将が、聞いてきた。高校生なんだから、腕時計ぐらい持とうぜ。
オレは自分の腕時計を見て答える。
「う〜んと、8時過ぎだな」
「そう」と、だけ言って身支度を始める。どうやら、門限らしい。
「ん? そんな時間か……悪い、親父に9時までって言ってるから、僕は帰るよ」
「あ、オレもバイトあっから」
まぁ、将は仕方が無いが、如月がねぇ……。そもそも、聖涼バイト禁止じゃん。
「そうか? じゃあお開きにしますか」
「カズ、じゃあね」
「んじゃ、月曜日にな」
「ああ、じゃあな」
みんな、独自の帰路を進む。……二名以外
「………」
「………」
オレと魅夜はお互いを見て、それから、もう1人に視線を落す。
「Zzz……Zzz」
コイツ、どうしよ?
それを、オレ達は確認し合ったのだ。
「お〜い、レナ〜?」
揺する。マッハで……多分、振ってる早さの後で音が聞えるから音速を超えた速さで。
「Zzz…」
「おーーーいっ!」
耳元で、叫ぶ。
「Zzz……すぅ。」
くっ! 可愛い寝顔じゃないか!!
「なにしてんのよ」
「む、困ったことにまったく起きないんだ」
「……。どうすんのさ?」
「起きないからな〜」
もし、起きなければ……運ぶか、泊めるしかないな。
「どうしよ?」
「私の、家は今日は駄目だから」
「そうだよな〜。運ぶのめんどいし」
たしか、2丁目ったら遠いんだもんな〜
「めんどいし、泊めるか?」
「駄目」
そっこーで、答えが返って来やがった
「なぜに? ここは、我が家だよ?」
「不健全」
「いや、だから」
「法律違反は駄目」
「何を言いたい?」
「不純いせぇ「はい、禁止!!」なんで?」
「駄目だよ、18歳以下禁止になっから」
「?」
「作者の心情だ」
「??」
「気にすんな」
ま〜。確かに、万歳だよそれは? でもさぁ……寝た女を襲うなんて。
『お前もかっ!』
「って、作者が」
「魅夜も天の声が!?」
「いや、死んでないから」
だって、この物語に作者っていないもん。
「と。それは、置いて置いてさ レナちゃんどうする?」
「だってよ」
運ぶの、メンドー。
泊めるの、魅夜に拒否。
魅夜の家、用事で使えない。
「じゃあ、どうすんだよ!?」
「そもそも、メンドーがあるから、悪いんでしょ!!」
「2丁目までは、1・2kmほど離れんだぞ」
「男でしょ!」
「そんなのかんけーね!!」
「小島よ○お」
「じゃねーよ!!」
「ふ〜。なら、レナちゃんが、泊まるなら……私だって」
何を、言い出すんだい?
「あ、もしもし? 母さん? 私だよ! えっ? ワタシワタシ詐欺? いや、オレオレ詐欺じゃないんだから。いや、ほんとーに、魅夜だよ! ちょっと、本当にワタシだよ? で、今日は、詩織の家に泊まるからね。戦利品は冷蔵庫だからね うん、わかった。じゃあね」
魅夜の母さんは……かなり天然だからな〜。
「布団2つな…………はぁ〜」
今日限定の居候が2人来ました。
あ、如月の罰ゲーム忘れた。
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