【72話】オレ【後編/真実】
これから、語る事は全て真実じゃぞ?
そうか、当然わかりきっとるか……
ナラバ、聞くぞ? お主はタダのレプリカダト思うか?
………神路蒼譜……もう、彼奴も関ってきたか……。
そうじゃ、彼の言う通り、お主は“アルティメットレプリカ”と呼ばれておる。
しかし、それはまだ混乱するので後にしようか……。
お主が自分の闇を曝け出してる時に言ったじゃろ? お主の余命が後、僅かしかあらんと…それは、“お主ではない”
落ちつくが良い……。慌てるなと言っておる。
落ちついたか? ならば、聞け。
そして……知るぞじゃ、お主の事をのぅ……。
先程も言ったが、その病気はお主のではない……。簡略に言おうか。
無用な説明は不要じゃのう……
お主の心臓はオリジナル和也のモノじゃ。
察しがついたろう? そうじゃ、移植されたものじゃよ……ここまで来たらもうわかったろう?
そうじゃ、お主の心臓は“オリジナル”がもっとる。
そうじゃ、アクまでもお主は、レプリカ人間。全てが同じ筈だ、遺伝子や細胞がミリミクロ単位で同じ筈じゃが、“お主は”違う。
そうじゃ、そこででるのが……“半完全同位複写人間”……それが、お主の正式名称じゃ。
そう、それが“アルティメットレプリカ”じゃ。完璧に同じのは普通の“完全同位複写人間”と、呼ばれるモノじゃ、お主は別の意味の完全。
そうじゃ……“欠陥”を消した完璧過ぎるレプリカ人間。
そうじゃ、お主は“使用済み”のレプリカ。すでに、心臓を移植された…悪く言って“用済み”の人間なのだ。
……………全てが繋がるじゃろう? わかっただろう?
これが、真実じゃ。スッキリしたろう?
嫌味に聞えるかもしれるかもしれないが、真実じゃよ。お主はオリジナル和也の病気を移植させる為にだけ産まれた存在……“道具”じゃ。
勿論、ダレがかわかるのう? お主はその血を引いておる“死神”と人間の。
そうじゃ、お主の母親。雨宮姫南……イヤ。ヒメナ・フゥーリアン……最強の死神の息子じゃ。
レプリカと付け足す事もない……お主は本当の“孫”として育てられたのじゃから……孝三郎に申し訳ないじゃろうが……。
お主が言葉もロクに言えない中を、孝三郎は本来の息子ではないお主を育てたんじゃよ。
実の息子みたいに成長をにこやかに話しておったよ……。
お主は…愛されては道具だったかもしれない……けれども、愛情を篭めていたのは確かじゃ。後は、お主次第じゃよ、ワシはその強い眼を信じておる。
それより……会った方が速い。いっきに全部入れる必要な皆無じゃ……。
全部、わかってしまったようだが……軽くだけで良い……。
それは、対面してからの方が良い……明日の10時に丁度、仕事が空いておる……
会いに行くか? お主に?
オレの答えは、決まってる
「決まっている。オレは……真実を知るんだ!」
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