【63話】麻雀とゲーセンで【前編】
ま、負けた……?
馬鹿な? このオレが……!? そんな……
コイツ……強ぇえ!
「ミヤ…」
「ああ。本格的にヤバイぞ」
【ガシャー】
「さぁ、続きをやりましょう」
「メイ♪ また一人勝ちだね♪」
山を崩したのは、メイドの李・明林という、中国人だ
何故、メイドをしているのかわから無い程強い奴だ……まさか、【コレ】も強いなんて…
想像もしてなかった!
「クソ! もう1回だぁぁぁああ!!」
「了解」
メイリンがそう言うと、ミヤもお嬢様も崩す。
ええぇい、今度こそ勝ってやる! 諦めて堪るか!!
そして、散らばった物を、かき混ぜる。
ココまでは、大丈夫だ。メイリンに動きはない……さぁて、どうでる?
“摘み込み”か? それとも……
「……私のは摘み込んでませんよ?」
「っ!」
ミヤ、表情を見せたらイケナイ。
この女はただ者じゃないんだ……コイツ、玄人だ
ふふふ、久しぶりに燃えて来たぜ。
あ? 読者様? 何をしてるかだって?
分かった人は多いと思うけど“麻雀”だよ?
ヒマだったんで、適当に誘って麻雀をやってたんですよぉ〜
横に17個の牌を2列作り、台の凸った所に2列をつけて前列の17個を前にだし、後ろの17個の牌の先を小指で支えて、他の指で整えて綺麗に重ねる。
これが、オレの山だ……先程、親が聴牌しなかったから、今度はミヤが南家だよな? って事はぁ……メイリンが親(東家)か?
サイコロを振って、出た目は 【2】【6】ってことで、足すと【10】だから、親から数えたら南家だ……ミヤの所ね。
6つ開けて左から2つ目を開くと【ドラ】である五索子が露となる。
……ええっと、もう少し落ちついたらルールの説明したるからまちぃ。
東家である、メイリンから配牌をする。上下横ニ列(計四個)を取って、次はミヤが同じ容量で四つとる。そんで、オレ、お嬢様と同じ容量で取って行く。3、4回周ったところで、1牌づつ取って行き、東家であるメイリンが、最後の1牌を取る……しかし、何も捨てようとしない。
なにを……?
「あれ?」
きょとんと、した声をお嬢様が上げる。
なにを? メイリンを睨むが、奴は笑顔だった……何をしたんだ?
「コレって……」
そう言いながら、自分の持ち手を崩す。
【一萬(漢字忘れた…)】【九萬】【一索】【九索】【一筒】【九筒】【東】【南】【西】【北】【白】【白】【發】【中】……だ。えっ?
これは……
「國士無双だっけ?」
「「にゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!」」
オレとミヤは絶望の雄叫びを挙げる。
て、点棒が無くなったぁぁぁあああ!!!!!
「め! メイリン! 摘み込みは」
「待て! アイツが言ったのは『私のは摘み込んでませんよ?』だ
コイツは……お前とお嬢様のクセを見ぬいて数億……数百骸通りの山を築いたんだ」
ミヤはメイリンを睨むだけで何も発っせない……。
オレは逆に恐怖を覚えて言葉すら発することが出来なかった。
で、では。
飛焔と、和也(戻ってるよ…)の麻雀講座ぁ〜。
(ぱちぱちぱち)
飛焔「お久しぶりです、飛んで焔に居る北海道の作者。飛焔です」
文也「どぉも、荒川文也(仮)です」
飛焔「今回は大変グチャグチャながらも、麻雀のお話しを書かせていただきます」
文也「出来るだけ分かりやすく説明する」
飛焔「取り合えず、まずはルールかな?」
文也「では、まず基本のルールをどうぞ!」
麻雀は基本的には4人で行い、34種類136個の牌の組み合わせで得点を争う遊びです
牌の種類はに大きく分けて数牌と字牌の2種類があります。また数牌には萬子、索子、筒子の3種類があり、字牌には風牌と三元牌の2種類があります。
牌の種類は
【萬子】一萬、ニ萬、三萬、四萬、伍萬、六萬、七萬、八萬、九萬
【索子】一索、ニ索、三索、四索、伍索、六索、七索、八索、九索
【筒子】一筒、二筒、三筒、四筒、伍筒、六筒、七筒、八筒、九筒
【風牌】東、南、西、北
【三元牌】白、發、中
と、なっています。
飛焔「これが、基礎知識です」
文也「次はぁ〜場所について行きますか」
はじめに4人の座る場所を決めます。ここでは【つかみ取り】って言う一番簡単な方法を紹介します。
東、南、西、北の四個の牌を裏返して4人がそれぞれの牌をつかみます。和也が北、将が東、駿が西、宮鷹が南を引いた場合、まず、将が好きな場所に座ります。次に南を引いた宮鷹が将の右隣に、西を引いた駿が将の向いに、北を引いた和也が将の左隣に座ります。また、将のことを仮仮東と呼びます。
自分から見て右にいる人を下家、向いにいる人を対面、左にいる人を上家といいます。また、自分以外の人を他家といいます
|______|
| 和也 |
| 将 駿 |
| 宮鷹 |
|______|
と、いう感じになります(ケータイの読者様。スミマセンが、読みにくいでしょうが、PCで見やすく仕上げてます。読みにくく誠に申し訳ありません)
っと、いう事で和也から見ると
将→下家
駿→上家
宮鷹→対面
に、なります。
飛焔「続きまして、親選びです」
座る場所が決まったら、次に親を決めます。
まず仮仮東の人(場所決めのときに東を引いた人、将のこと)がサイコロを2つ振ります。出た目の合計が【5】【9】なら東家の人が仮東になります。同様に【2】【6】【10】なら南家の人、【3】【7】【11】ならば西家の人、【4】【8】【12】ならば北家の人が仮東になります。
次に仮東の人がサイコロを2つ振ります。出た目が【5】【9】なら東家の人が東家になります。同様に【2】【6】【10】なら南家、【3】【7】【11】ならば西家、【4】【8】【12】ならば北家が東家になります。
このとき東家だった人がはじめの“親”となります。
飛焔「着いて来ていただけるでしょうか(汗)」
文也「まぁ、分からないならコイツが悪い」
飛焔「丁寧に説明してるんだけどね?」
文也「説明力無いがな、ルールブックを纏めてるだけだ」
飛焔「わかりやすくやってるだろ!」
文也「余計に分かり難くなったり?」
飛焔「ぐぅ……。次は配牌につきましてです」
東家がサイコロを2つ振ります。出た目が【5】【9】なら東家の牌山から。同様に【2】【6】【10】なら南家、【3】【7】【11】ならば西家、【4】【8】【12】ならば北家の牌山から配牌を持ってきます。
たとえば、出た目が6ならばまず南家の山から下のように持って行きます。東と書いてあるのが東家が持ってくる牌です。同様に南は南家、西は西家、北は北家が持ってくる牌です。南家の山から牌を取り終えたら、東家の山からも同様に持ってきます。これで東家は14個の牌、南家、西家、北家はそれぞれ13個の牌が配られたことになります。これを配牌と言います。
なぜ東家だけが14牌なのかといえば配牌を配り終えたら、本来なら東家がまず1牌ツモってきますが、面倒なので配牌のときに、はじめのツモ牌をもってくることになっています。
この場合、南家の山の右端から6列(12牌)と西家の山の左端の1列(2牌)は王牌と呼ばれ、基本的にはツモれません。
また、ドラと書いた牌はドラ表示牌と言いますが、これを裏返して全員に見えるようにします。
【南家】 ←
南東東北北西西南南東東○○ド○○○
南東東北北西西南南東東○○○○○○
【東家】
○東西東北北西西南南東東北北西西南
○○北南北北西西南南東東北北西西南
※
○・取らない牌
ド・ドラの略
こんな感じになります。
飛焔「流れは…あがり(流局)までの流れは」
まず東家が配牌14牌の中から不要だと思う1牌を場に捨てます。次に南家が1牌取り、不要牌を1牌、場に捨てます。西家、北家も同様に1牌取って行き、1牌場に捨てます。これを誰かがあがるか流局するまで続けます。
親のチェンジは、東家(親)があがるか、聴牌していなければ、南家が次の親(東家)になります。同様に西家は南家に、北家は西家に、東家は北家になります。
全員に1回親が回るまでを東場、親が2回回るまでを南場といいます。東場、南場が終わった時点で1ゲームの終了となります。これを半荘または、東南戦といいます。
東南戦で行うのが普通ですが、東場しか行わない東風戦というのもあります。これは東場だけで1ゲームが終了してしまいます。
これが、大まかな流れです
飛焔「説明が長いな…」
文也「全部書いたら超大作になってしまうな」
飛焔「仕方ないから、他のを省いて進めましょうか。【ポン】や【カン】を抜かします」
文也「次は基本的なあがり方!」
あがりとは基本的には4面子・1雀頭ができた状態のことをいいます。
基本的にというのは、七対子、国士無双(上記参照)などの特殊な役があるためです。
あがりの状態は下の図のようになります。
【一萬】【一萬】【三萬】【四萬】【伍萬】【三索】【四索】【伍索】【七筒】【七筒】【七筒】【西】【西】【西】
※
【頭】上記の一萬など、同じ牌が2つある時に“頭”となる。
これが無ければあがれない
他にも聴牌というあがりも、あります。
テンパイはあがるのに牌が1つ足らない状況です。
上記のあがりの3つ纏まりから、【三索】を抜かすとします、その状態で取る牌がなくなると、聴牌になり点数が僅かながら入ります。
次に【ロン】とは…
他家の捨て牌で上がることを言います。そのときは「ロン」と発声します
最後に【ツモ】は…
自分のツモった牌で上がることを言います。そのときは「ツモ」と発声します
飛焔「こんな感じかな?」
文也「でも、やっぱり、“鳴き”も大事だぜ?」
飛焔「だな、やるか」
ってな、事でやっぱり、“鳴き”をお教えします。
鳴きとは、鳴きには【チー】【ポン】【カン】の3つがあります。それぞれ、自分の欲しい牌を他の人が捨てた場合、その牌を自分で使うことができます。ただし、チー、ポン、カンした面子は、捨てたり、他の牌と組み合せて使うことができなくなります。
チーとは、自分の欲しい牌を上家が捨てたときに、その牌を使って順子をつくることをいいます。チーをしたい場合は、「チー」と発声して、出来た順子を卓の右側におきます。これは全員が見えるようにします。そして、不要牌を一牌切り、他家から鳴きが入らなければ、下家のツモ番となります。また、対面、下家の捨て牌をチーすることはできません。ポン、カンした人がいた場合はポン、カンが優先されます。
ポンは、自分の欲しい牌を他家が捨てたときに、その牌を使って刻子をつくることをいいます。ポンをしたい場合は、「ポン」と発声して、出来た刻子を卓の右側におきます。これは全員が見えるようにします。そして、不要牌を一牌切り、他家から鳴きが入らなければ、下家のツモ番となります。ポンはチーとは違い、上家、対面、下家のいずれの捨て牌でも鳴くことができます。
カンには2種類あります、自分の手牌だけカン子をつくることを暗カンといい、他家の捨て牌を使ってカン子をつくることを明カンといいます。また、明カンには2種類あり、暗刻から鳴いて槓子をつくることを大明カンといい、明刻に明刻と同じ牌を加えてカン子をつくることを加カンといいます。
カンをしたい場合は、「カン」と発声して、出来た槓子を卓の右側におきます。これは全員が見えるようにします。
暗カンは自分の手牌の中に同一牌が4牌あり、カン子として使いたい場合は「カン」と発声して、カン子を卓の右側におきます。これは全員が見えるようにします。
そして、嶺上牌をツモり、カンドラをめくり、不要牌を一牌切ります。そのとき、他家から鳴きが入らなければ、下家のツモ番となります。
ただし、暗カンは鳴いたことにはなりません。暗刻と同様の扱いになります。
大明カンとは自分の欲しい牌を他家が捨てたときに、その牌を使ってカン子をつくることをいいます。大明カンをしたい場合は、「カン」と発声して、出来たカン子を卓の右側におきます。これは全員が見えるようにします。
そして、嶺上牌をツモり、カンドラをめくり、不要牌を一牌切ります。そのとき、他家から鳴きが入らなければ、下家のツモ番となります。
加カンとはすでに明刻をカン子にすることをいいます。加カンをしたい場合は、「カン」と発声して、明刻に一牌加えます。これも全員が見えるようにします。
そして、嶺上牌をツモり、カンドラをめくり、不要牌を一牌切ります。そのとき、他家から鳴きが入らなければ、下家のツモ番となります。
こんな感じでしょうか?
飛焔「ううぅ〜。長々とスミマセンでした」
文也「まぁ、こんなのを見るより、実際にやって見たら速い」
飛焔「ううぅ…他のあがりとかは自分で調べてください」
『では、飛焔と文也で、麻雀のルールでした!!』
(パチパチパチ)
「フミ?」
「!? あ、あぁ? なんでもない」
暫らく、あちらの世界に居たせいか?
ミヤが、心配そうな顔で見つめていた……ううぅ……ミヤに心配されるとは……。
あれ? そう言えば……
「メイリンは?」
「仕事だってよ」
なに!? 勝ち逃げか!?
それだけはゆるせんぞ!?
例え、一千万詰まれようが土下座しようが、逆立ちをして屋敷1周だろうが許さんぞ!!
万死に値する!! ってか、どんな事だろうがゆるせん!
「お排除だってよ」
「?」
「お前の連れが侵入してきた」
ナイス! 勝ち逃げをゆるしましょう!
ん? 『どんな事だろうがゆるせん!』って言ったって? HAHAHA
気にしたら、ダメ〜〜〜〜☆
「そんじゃぁ……どうします? オレ等はヒマですが?」
「あ! それなら、ゲームセンター行こう!」
ゲームセンターって……一瞬、何か分からなかったぞ?
普通に略してゲーセンで良いだろぅが? なんだ? 人を馬鹿にしてるのか?
なんでかって? 瑠依自体がムカツクから?
HAHAHA オレはただの使用人じゃないんだ! 主すら虐める使用人なんだよ!
オレって、鳥かごに入らない鳥……【烏】なんでね♪ 光物(お金)に目がなくて嫌われ者♪ それが、オレ…荒川文也……イヤ、雨宮和也レプリカだ
※モテモテなのは本人に自覚の一片たりともありません。
「そだな、久しぶりに。お小遣いを貰いにぃ__げふげふ」
「?」
「イヤイヤ、お金持ちのひ弱なガキじゃなくて、ヤンキーのぉ__げふげふ」
「どうしたの? 宮鷹に文也?」
一番上はミヤだ。
お嬢様はやはりなんの事かわからず、釣られてオレが口走ってしまう。
しかし、気がつかないお嬢様……世間離れのお嬢様はコレだから……。
「イヤ、じゃあ行きましょうか」
「うん」
執事服(古都宮家専用)の上着を掛けていた椅子から立ち上がる。
とっていた、ボタンをつけて、ネクタイを馴れた手つきで締める、ミヤも同様に馴れた手つきで絞める
この執事服は古都宮の者を知らせる物で、オレも微かに記憶してるほど有名だった。
金色の龍が刺繍されてる。本来は紅い龍なんだが……まぁ、金持ちだからかな?
ってか、純金って……。
どうして、龍なのか? 金持ちなら【ユニコーン】とか【ペガサス】のイメージが強いオレには理解しがたい物だった。
どうやら、龍と何かしら凄く昔に因縁(?)……借りでもあったのだろうか?
そんな事を知る由も無かった……。ってか、あんまし興味がないし…
それより、さっきから、何を喚いてるんだ?
作者は? なになに〜
【僕等の】【説明の】【意味が】【全然無い!!】
…………そうだね(泣)
長々と書いたのに……同情するよ。今度、やろうぜ? 麻雀のお話しを
【おう…!】
さぁて、作者も慰め終わった……はぁ〜。この作者ウゼーしめんどくせぇ
<ご主人様? 地がでてますよ?>
「昔むか〜<うわぁぁああ!!! ゴメンナサイ!!>テメー、人の言葉を遮るなよ」
<ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイマジスミマセン>
ああぁ、この鎌を弄るのあきねぇ〜♪♪
「どうした? 行くぞ? フミィ〜♪」
「あ? あぁ」
「お嬢様のお友達も合流する、合流先はゲーセンの中でだ」
「あいよ」
ミヤの情報を頭の片隅に記憶させて、屋敷からお嬢様の後を追いかける。
……だって、迷子になっちゃうもん。
外に出て、2、3回深呼吸する。内陸とは違って北海道の空気は格段に旨かった。
そうそう、オレは北海道に来たんだよね♪ ヤーさんの所でも言ったような気ががしたが、もう1度念の為に覚えててくださいね? どうでも良いんだけど…。
「「ッ!!」」
一瞬、凄まじい殺気がオレを……オレ等を襲った。
ミヤもこの殺気に冷や汗を大量に流してる……アイコンタクトを取り、オレが一旦残る事に決めた、オレ等はどんな状態であろうが相談できるようにアイコンタクトの合図を決めておいた。
「お嬢様、忘れ物をしましたので、取って参ります、お先に行って下さいませ」
「? うん。わかった。三土、出して」
「畏まりました、お嬢様」
と、瑠依は運転手に言い、車を走らせた。
オレは見えなくなるまで見送ったところで、殺気を放っていた野郎が居る場所に駆けた。
3mほど、ある柵(塀)を飛び越え、歩道に居る。蒼髪蒼眼の18歳くらいの男がいた。
長身でケツまで伸びる蒼い髪は幻想的でついつい見惚れる、そして、目だったのが蒼穹(空)の色の眼であった、それが一際恐ろしかった、しかし、零時クラスの超美男子だ。
左右のポケットに両手を突っ込んでいて……ただ、立ったままであった。
「何者だ?」
睨みつけて、蒼髪蒼眼の野郎に向って叫ぶ
「ボク? ボクは…」
高めの女性みたいな声で彼は言う。
その言葉をオレは忘れる事がなかった。
「神路蒼譜……。“キミと同じ人間”です♪」
同じ? ハァん! そんなにレプリカ人間が居たら……
「ボクは、最凶の殺し屋と呼ばれている“神路紅夜”の実験ナンバー001
……レプリカ人間……“アルティメットレプリカ”の完成体…雨宮和也の“アルティメットレプリカ”のキミと同じさ」
「あるてぃめっと……? レプリカ!?」
クスクスと、男は笑った。
そして、先程より3割増しの殺意の眼光がオレを睨みつけて来る、
それには、黒い感情が圧し掛かってきた。
「職業も似てるよ? ボクはねぇ……殺し屋ですよ。半死神の雨宮和也レプリカさん?」
満面の笑顔で彼はそう言った。
不気味とかではなく……とても純真で真っ直ぐな笑顔であった。
逆に……純粋すぎて……逆に恐ろしかった。
それに、オレが死神と人間のハーフと言ったこの男……
蒼譜っと言っただろうか? 本当に“ただの”殺し屋なのか?
まるで……悪魔だ。
「魂を刈る死神。人を殺すボク……対照的ですが…似てますよな?」
「だからなんだ!?」
「いえ、ボクは貴方にボクと同じ完璧な偽人間のキミに会いたかっただけですよ」
「……オレは、できるだけ会いたくなかったな……」
コイツ……よく、表情1つ1つ変えずに淡々と言えるな……。
神路蒼譜……何者だ?
「それは、残念」
笑顔をつくり、にこやかな表情を見せる。
だけど……それは、オレの恐怖の対象になっていた……。
【コイツは、危険ダ逃ゲロ】
本能がなんどもオレに言いかける。
【死ニタイノカ? 早ク逃ゲルンダ】
忠告は最終警告を当に通り越してレッドゾーンに入った。
【アイツニハ、勝テナイ。戦ウノハ無謀ダ。避ケルンダ】
逃げ様にも、オレは動けない。足が、接着剤で止められたみたいに動かない。
【死ヌ死ヌ死ヌ死ヌ死ヌシヌシヌシヌシヌシヌシヌ殺サレテシマウ】
うるさい!!
「ああ、残念だったな」
「じゃあ、また何れ」
蒼譜はオレの横を優雅に歩いて言った。それも、安易に……。
オレの最終戦闘態勢状態の殺気も簡単に……トンでもない自信……
それは、違う。ヤツは……“この程度の殺気”では同様させれないのだ……
常任なら近くに居るだけで即気絶してしまう程だ、それを、安易にヤツは横を通って行った。
「ッ!」
振り返ると、既にアイツ……神路蒼譜の姿は影一つとして無くなっていた。
始めて、本当の恐怖を知った時だった。オレの中に“神路蒼譜”の名は刻み込まれた
―Syuuiti Miyataka―
フミ……大丈夫やろか?
あまり、心配しすぎるのもいかん、フミは十二分に強い…
オレが心配するまでもなく……。
「瑠依ちゃん。待たせてゴメンね」
トコトコと、此方に駆けよって来たのは楕円系のメガネをした童顔の少女、
服装も普通のスカートとTシャツという、最近の女の子では珍しい服装だ、お洒落には興味はないのか?
まぁ、ゲーセンだし、良いんだがな……。
「凛! 大丈夫だよ。私を待たせてる馬鹿な使用人も居るんだから」
「? あぁ、いつも話しにでてくる文也さん? じゃあ、あちらの方が、相方のやられる方の……//////」
何故赤面!? お嬢様!? 彼女に何を吹き込んだんですか!?
ちょっと!! ココにフミが居なくて正解だったぞ!?
「み、宮鷹秀一です、好みのタイプは、ウチのメイドの綾芽さんみたいにおしとやかで、優しくて、巨乳です」
うわぁ。退かないで! 読者様!!
「あ、はい。此方こそ……。凪凛と言いましゅ! こ、ここここ好みのの、の、のののたたたたたたた、タイプはぁあああ…/////////」
「ハハハ、言わなくても良いよ」
「あ、私は…」
「お嬢様? お嬢様の事は我等知っております」
読者様に紹介してないけどね♪
HAHAHA お嬢様もなかなかボインなんですよ?
可愛い系なんですがぁ……世に言うツンデレなんですね……
は! だから、退かないでぇぇ!! 読者様アアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァ…
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