【56話】ヤーさん(多数)対オレ
オレはワケありで只今、『お嬢様』の護衛兼話し相手になっている。
元々は【ココ】に着てから自分でなんとかするつもりだったが、流石にそれは難しかった。
そんなこんなで、バイトをしながら適当に目的地まで向っていたが、空腹のタメに倒れた。うん、殆ど絶食状態だったからな、まぁ助かったのは公園の水が美味かった所かな? 内陸とは違って【ココ】は水も空気も美味かった。そんな事は良しとしよう……。
そんな、途方もない放浪の旅をしていたオレを救ってくれたのが……古都宮財閥の時期社長たる(くやしいが)超イケメンの野郎との契約だ
『三食寝泊り付きの超高額なバイトをくれてやる、だから、瑠依を守ってくれ』
そんな感じ依頼を受けた。
瑠依ってのは……ココ(財閥)のお嬢様だ。
狙われてる原因は知らないが……どうやら一流の暗殺者に狙われてる。
一度、ヤツ等とは手合わせしたからわかる……ヤツ等の目はプロの目だった。
ま、引き受けた仕事だ……今はだいぶ充実してるしな……。
まぁ、説明だけじゃ読者様も分からないだろうし……2週間程時間を遡ろうか
「土下座されても困る。オレは……」
行き倒れてる時に助けてもらった恩はあるが…
しかし……面倒事はゴメンだ。
「頼む! 妹を助けてくれ!」
土下座されても困るってんだ。
誘拐ならまずは警察だろ? 『財閥』の時期トップが警察に頼まないのはおかしい
オレに頼む事事態が間違ってるだろうが……
「警察に行ってくださいよ! 財閥の嬢さんが関れば直ぐに動くでしょ!」
「……アテになるか。相手は【燈廉会】が相手じゃな」
ひ、燈廉会だぁぁぁぁああああ!!!!!??? めっちゃ有名な暴力団じゃん!
警察も迂闊にでたら返り討ちにあって全滅したって……世界に名を馳せる組じゃないか!!?
身代金の要求なら簡単だが……頼むとしたら、身代金の要求じゃないって事だな……
ならば……なにが目的で……?
「身代金の要求は?」
「ない」
そりゃそうか……クソ、警察が手を出せない。金の要求がない。
財閥の坊やも分かりませんってか?財閥の嬢さんの誘拐となりゃぁ……身代金以外になにが…?
っと! 深い追いはできねぇか……。
「ハハハ…オレになにをしろと?」
「何度も言う、妹を助けてくれ」
「オレは一般市民ですよ!! ヤクザなんか…」
簡単に壊滅できます!
おっと、そんな事を言ったらお仕舞いだな♪
しっかし……
「魔槍…」
「!?」
コイツ……オレを知ってるって事か。
それなら……話しは早いって事ですか……クソ。
「話しはそれだけじゃないでしょ?」
「……ウチで瑠依の護衛として働いて欲しい」
やっぱりね……。
おいしい話しならきくけどね…
「三食寝泊り昼寝付きの。給料は倒した野郎一人につき一万円でどうだ…? だから、瑠依を守ってくれないか……頼む」
「乗った」
HAHAHA 男に二言はないだろうな?
燈廉会本拠地であるココには総人数は十万人以上居るんだぜ……? ふふふ、十億の稼ぎになるじゃないか…
コレなら、暮らしていけるぞ……ひっそりとな。
アイツ等に知らされないようにな。
「助かる。場所は……」
と、場所を聞いて俺は、目的の場所へと足を進めた。
見るかに重たそうな門の前に佇むオレと相棒(?)の男。
金髪の長身で耳にドクロのピアスを右耳に。左耳にはなにもつけて無い。
結構なイケメンだ。まぁ、先程の雇い主の方が断然イケメンだがな…
名前は【宮鷹 秀一】だ。手合わせをしてみたが、なかなかの実力だった。
負けることはねぇだろぉな……。
「行こうぜ? 相棒♪」
「だな。死ぬなよ? ミヤ」
鉄の門を蹴り破る。
へへ…驚いてやがるなぁ……たった2人で攻めて来るんだ、考えもしねぇよな。
燈廉会さん♪ 残念だが……死んでもらうよ、給料のタメに…ね♪
「相棒! ココは任せておけ! お前は幹部クラスを相手にしてろ!」
「了解」
金が軽減しやがるがぁ……時間も大事だ…仕方ない!
いいなぁ…ミヤのヤツ。
白馬の騎士なんてガラじゃねぇんだがなぁ…はぁ〜
ってか……広ッ
大豪邸じゃん……まぁ…幹部がだいたい100人くらいが泊まってんだもんなぁ…
それに、料理人もいるんだろ? さぁて、どうなんだか……まぁ……
やるだけ殺って見るか
拳を握り締め、屋敷へと突撃。
したのも束の間……
迷子になった。
「………………」
まさか、オレって……カッコ悪い?
いや、でも……周りにはぁ……。拳銃持った怖いおじさんがいっぱい☆
さぁて……It'sショータイム♪
遅い遅い♪ 銃弾なんか当たるかよ。
銃弾なんか、【パーン×多数】【パシッ】【パラパラ】
素手で止めれるよな? ハハ…チャカ相手に素手か……おやっさん以来だぜ
だが…あのおやっさんのが強かったな♪ さぁて……
「オレの給料になりたいヤツはダレだぁ!!?」
後ろからくる弾は左手で掴み、前からくる弾は良ければ良い……。
さぁて……逝きな!!
「波龍拳」
氣を拳に溜め……。拳を地面に叩きつる!!!
凄まじい衝撃波で周りのヤーさんを一掃っと。呆気ねェなァ……。
ま、この程度か……所詮は♪
さぁて……勘で突っ走るか♪
―Syuuiti Mitaka―
「やぁ!!」
最後の1人を蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされたスキンヘッドのお兄ちゃんはオレと相棒が蹴り破った鋼鉄の紋に激突した。
さぁて、粗方片付いたなぁ……。
「だいたい……4700人くらいかな?」
屍の山も数えるのめんどくせぇな……。
さぁて、中で暴れる相棒の代わりに……外は【パーン】【パシッ】
お任せあれ♪
先程掴んだ銃弾をぉ……。
指で弾く……もちろん、狙いは…さっきオレを狙撃したアホ!
「ぐがぁ!!」
さぁ……掛かって来い!! 給料!!!
―Kazuya Amamiya―
「ば、化け物だぁ!!」
「失礼な。れっきとした人間だよ」
失礼なヤツは壁にめり込んでやがれ。
えっと……片っ端から部屋を探してるオレです……はい。
ったく、銃弾を素手で掴めるからって化け物扱いはないぜぇ〜♪
第一、鎌を使わないだけありがたいと思えアホが。
「…………………」
別にその気になれば、簡単に破壊できるんだが……そんな事をしたらお嬢様まで被害がでる。
第一に死人が大量にでてしまう……はぁ〜。めんどくせぇ……。
廊下を適当に駆けてると、大きな扉が見えた……多分、ココかな?
むぅ…他のと比べると一段と立派だな……。ココか?
【スドォォォォォオン!!】
扉を蹴り破ったのは良かったが……オレの目に入ったのは……。
涙目の下着姿の女とそれに覆い被さる様にするいかつい親父…勿論、裸体。
オレの……いや、この空間の時間が止まった。それは1秒がまるで1時間みたいに…
しばらくして、沈黙を破ったのはオレ…。
「……失礼ぇしましたぁ〜」
妙に間延びした声でオレは即座に逃げ出す。
女はここぞとばかりに助けを呼び。親父はヤーさんを呼び寄せた。
まぁ……逃げ場がない……か。
跳んで来る銃弾を、素手で掴み取り、床に捨てる。
「しかたねぇか……」
逃げるのは諦めるか…。
さぁて……給料になりやがれ!!!!
まずは、通路の邪魔をするヤツ!
へぇん。何度やっても銃弾なんか効かないよ!
首につけてる、チェーンを掴み取り、鎌を通常サイズにする。
ヤーさん達は……そりゃあ、ビックリするか……ふふ。
「獅子閃哮」
漢字が違ったらあぶねぇぞ!!?
まぁ、ともかく、一掃っと♪
「えっと〜? キミが古都宮瑠依さん?」
彼女はオレの質問に2、3回首を縦に振った。
ふぅ、お嬢様みぃーっけ
「あ、貴方は?」
微かに震えてる声で彼女はオレに返す。
その回答に、オレは暫らく悩んだ。
取り合えず、邪魔してくるヤツ等は蹴り飛ばして撃破する。
しっかし、何て名乗るべきか……。雨宮和也ってのはオレの名前じゃないしなぁ…
うむぅ……。荒木龍一? 危険すぎるし……。
うむぅ……。天詩文人? 危険すぎだな……。
うむぅ……。瀬川慎一? 危険すぎだし……。
お、そうだ
「荒川 文也って事で、宜しく♪」
大事な親友の名前をもじったぜ♪
そうそう、作者も視点変更の時には、【―Kazuya Amamiya―】じゃなくて【―Humiya Arakawa―】でヨロピコ♪ うんうん、我ながらナイスセンスだ♪
さぁて、と。
「残ったのはアンタだけだぜ? 燈廉会 15代目、東條雪都さんよぉ!」
お嬢様にはオレの上着を着せてっと。
『北海道』は寒いからって一応持ってきた奴だが……
夏には要らなかったんだけどなやっぱり♪ まぁ、念のタメに羽織ってって良かったぜ♪
「ひぃぃ…」
脅える、ボス猿にオレは拳をめり込ませる。
吹き飛んだボス猿は見事なまでに壁にめり込む、勿論、頭蓋骨を陥没させる程度だけどな♪
下では、オレを呼ぶ声が聞えたので下を覗くと、屍の山の上にいる、ミヤ(宮鷹秀一)が居た。
最初はお嬢様の着替えさせてから飛び降り様としたが、服はナイフらしき物で裂かれていたから断念した。『少し我慢してくれ』とだけ、言い。オレはお嬢様をお姫様だっこの状態で窓を突き破り、飛び降りた。
「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ…」
耳元でお嬢様の切実な叫び声が聞える。非常に…ウザイ
「このまま、落されたくないなら黙ってろ。【ズキューン】がバラされたくなかったらな♪」
口元を吊るし上げて、お嬢様の耳元で呟くと、お嬢様の顔は仄かに赤かった顔が色素を失い真っ白になった。しかも、先程の親父より酷い目でみられてるのは何故?
情報提供は
飛焔作・勇者は鬼で(以下略)
と
コロコロ先生作・勇者以上魔王以上
の
アメリア・ファンス&荒木龍二さんでしたー♪
……これで、恐怖の対象かな? オレって♪
これが、オレと古都宮瑠依との出会いだった。 |