【36話 ルートB】海……ねぇ。
―Makoto sinndou―
俺はまぁ、ブルーだ……。理由は聞かないでくれ。
俺の目の前にはまぁ、海があるんだよね。
そりゃぁ……当然なことだ、ココに向かって来たんだから。
なかったら困る。
「…………………………………………………………………………ふふふ」
うわぁー。コイツ笑ったよ。今後の展開が見えてるってかぁ??
不自然きまわりない。まったくもって……いや、こいつは知ってるんだ。
そう……『俺の弱点』を……。
いや、コレは俺が悪い訳じゃないぞ。俺の設定は作者と同じ性格などなど。
イコール、弱点も同じなんだ。
「…………………………………………………………………………ふふふ」
こんにゃろ。絞めたろか?? アァァ??
そんな事を考えつつ砂浜に下りる。
海……ねぇ。
「どうするんですか?」
ヴァンパイアの少年が俺に視線を送りながら質問する。
その視線に感じるのは後ろめいた罪悪感。人間達に対する物なのだろう。
「水中移動を使うのよ」
と、珍しくホナが答える……いや、コイツが言った理由はわかる。
それは、俺のことだ。
俺の唯一無二の弱点。
「…………………………………………………………………………ふふふ」
俺を見て笑うなよ。果てしなくめんどくさいんだけど。
いや、果てしなく怖いんですけど。
「水中移動の魔法は学校ではまだ……」
と、死神娘。
「はぁぁ。わぁったよ……基本の説明……ホナ。頼んだ」
? あんな不思議ちゃんに任せていいのかって?
セイガは駄目だ……馬鹿だから。っーか、説明できねぇだろ。
お、俺? お、おれはぁ……そのぉ……。まぁ、アレだ。
今日はお日柄が悪かったってことでたのんます。
「「「……」」」
頼むから、俺に救いを求めるネコみたいな目で俺をみないでぇぇ!!
3人共、ホナの説明に不満があるらし。
それなら、セイガを見やがれぇ!!
「……ホナ、不思議ちゃんモード禁止だからな」
「それは、ラーメン屋にフランス料理を頼むようなもの」
「それを言うなら、無茶な注文……じゃねぇぇよ!! やれよ! やってくれよ!!」
俺の絶叫は遠くまで響いたであろう。多分、ココから200mぐらい?
危ない危ない。危うくホナのボケに乗ってしまうところだった。
頭を抱えながらそう思う。
「「「……」」」
いや、そんなに言うなら自分がやれよ的な目で俺を見るなよ。
いや、助けを求める目をしたって無駄だよ。
いや、本当だよ。絶対。
いや、ホナ……なんで禁書に登録されてる黒魔術の本なんか___
「ホナーーーーーーーーーーーーッ!!!! んで、禁書なんか持ち歩いてんだよ!!
今ごろ、魔書館は大騒ぎになってるだろぉぉぉがぁ!!」
すかさず、作者が差し出したハリセンでホナの頭を叩いて、禁書を取り上げる。
そして、すかさず威嚇。そりゃあ、バックに獅子がみえるくらい。
「マコちゃん……私の愛読書だよ」
「なに勝手に禁書を持ち出してるんだよ? アァァ??」
「『四二神』の調査って言ったら楽チン」
と、ピースサインしながらホナが無表情で言う。
コイツ……賢いな……違ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああう!!!!!!!!
違うだろ! My頭脳!! こんなんじゃぁないだろぉ!!
砂浜に膝を着いて平常心を取り戻そうとする。
4,5回深呼吸して、落ちつきを取り戻す。
「とりあえず没収な」
「仕方ない、じゃあ別の禁書のSSSランクに入ってる奴を」
「なんてもん持ってきてるんだよぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!」
またもや絶叫。
俺の絶叫は今度は1kmほど響き渡った。
「……仲が良いんやな」
セイガが一人……そう、呟いていた。
「なにがなんなんだか」
「……」
「まぁ……喧嘩するほど仲がなんだかって言うからね?」
そうして……一行に始まらない……水瀬歩奈実の水中移動魔法のレッスン
一向に止まらない……四二神のトップと、NO2の喧嘩
っと、言っても主に次々と出す禁書に対するツッコミだが。
そのやり取りに呆れる一同。
「「「「はぁ〜」」」
一斉に溜息を落したのだった。
―? ? ?―
「……」
そろそろか……。早くこいよ!! 神堂真琴ォ!!
『この前の借り』はン万倍で返してやるよォ!
早く来い……来やがれ!!
テメーに復讐する為に坊主に手を貸したんだ!!
もちろん来るよなぁ〜? 神童真琴ォォ!!
「ひゃひゃひゃひゃひゃ!!! くぅーひぃひぃひぃ!!」
イメージできる。今の俺様が…点神堂真琴をヤツ裂きにする光景がなぁ!!
早くこいよ。早く現実にしてくれよォ!!
なぁ! テメーの血を浴びてぇンだよォォ!!
「『コレ』さえあれば……。ぎゃーはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
コレさえあれば……神堂真琴すらも殺れる!!
俺様は……無敵なんだヨォォ!!
―Makoto Sinndou―
「ぶうぇくしょい!!」
ううぅ……。いくら6月でも海の辺りは寒いな……。
でも、くしゃみなんかでる寒さでもないし……。
まさか……
何処かの美女が俺の噂を!?
なーんてな。俺の地位は『四二神』のトップだ、誰かが噂してても不思議じゃねぇか
もしかして、あのストーキング野郎か? 懲りないヤツだな……。
いくら秘策があろうとも俺の足元にも及ばないのに……。
まぁ、俺が強すぎるのか☆
って、天狗になってる暇はないんだよね。
俺もそううかうかできないんだよね……。
そろそろ……いや、これは遭えて推測にすぎない……。
ホナも真面目にやってるからいいけど……さぁて、俺はどうしようかなぁ〜?
はぁ〜。海……ねぇ。
―? ? ?―
「……えぇ〜〜〜〜???」
「お嬢様!! だから、今日の外出は許可されてません」
むむぅ。相変わらずケチだなぁ〜。ジィはぁ!
いいじゃん! ちょっとくらい!!
折角、兄妹の対面だって言うのにさ!
私はクソ長い廊下をゆっくり歩きながら。ブツブツ文句を言いながら……。
しまった、声にでていたか。
※これもでてまーす♪
仕方ない。こうなれば……アレを使ってでも出て行ってやる!!
そして……ムフッ♪
※コレも出ております。
「ふぅぅ……。我、ここにて『鎌の意』を唱えん。我が鎌よ真の力を現せ!
『空間を切り裂く刃』!!」
取り出した鎌を手にとって何もない『空間を切り裂く』
まぁ、私に外出するなってのが無理なのよ♪
「ほなら、行って来ま〜す♪」
「あっ! 鈴南お嬢様!!」
ふふふ。爪が甘いな、ジィ!!
※詰めが甘いの間違い。
……そうだっけ?
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