【31話】ある意味しりとり?
「わーった。わーった!! 泊めてやるから泣くなって」
学校から帰って来たと同時にオレは魅夜に『泣き寝入り』された。
まぁ、香澄姉さんが帰って来たのが原因であろう。
ウチにも家の事情があるから丁重にお断りしたつもりでしたが……玄関の前で泣きやがった。
「でも、開き部屋がないんだよね?」
ヴァン君がそう、指摘する。
そうだ、そうなのだ。オレの家には4人の居候がいて開いてる部屋がないのだ。あっても……。アソコだけは……さすがに「NO」だ。
となると、次の問題はぁ・・・。
「雨宮家家族会議ぃ〜〜〜〜〜〜!!!!」
「勝手に始めるなレナ。ってか、家族会議じゃないだろ?」
ってか、何時の間に玖珠球(多分この漢字だと思います)なんか用意したんだよ?
その前に戸籍上では雨宮の直系はオレだけだし。
家族じゃないだろうに?
……孤独か。
「でもって、ダレが何処で寝るか考えよう」
本題を切り出す魅夜・・・。なに、仕切ってるんだよ? テメーの家に帰すぞぁぁ!!?
なんて言ったら殺されるな、オレ。
「ダレがどの部屋に移るかだ。オレは断固拒否する!」
男の秘密があるからだ。何十にも罠を張ってるから多分バレないと思うがバレたら恐ろしい目にあいそうだ……。
「和也と相部屋でも良いからさぁ〜」
「おいおい。オレは漢だ魅夜はケモぉ・・・女だぞ」
「和也? ケモノって言いかぁ____
ヤバイ! オレはすかさずレナの口を押さえる。
「おいおいレナよ? なにを言ってるんだい?」
「ふがぁー!!(何スンのよぉ!!)」
魅夜が怒り狂うから言ってほしくないんだ! 怖いから!
「じゃあ、僕が和也君の部屋に・・・」
「ヴァンってそっち趣味!?」
と、馬鹿が言う。徐々にオレとヴァン君の間が怪しまれてる?
大いなる勘違いでありますよ?
「はぁ〜。魅夜。レナの部屋にでも」
「や! 私にそっちの趣味はない!」
そう言うわけじゃないよ。
「分かった。しりとりでオレが勝ったら魅夜はレなの部屋でオレが負けたらオレは居間で寝る。魅夜はオレの部屋で寝ろ」
「ふふふふふ。私にしりとりを挑むなんて1年甘いわぁ!!」
「短いな……」
オレは呟く。
「じゃあ、しりとりの『と』!」
「『と』 とぉ!? 待て待て!! 語尾から始まるんじゃないのか!? 『か』」
「『か』 カカの天下 『か』」
「『か』 カカの天下って、おい!! 勝手に名前を出すんじゃねぇーよ! 『よ』」
「『よ』 夜露死苦 『く』」
「『く』 くそ!? ワケ分からん!! ルールもクソもないじゃないか 『か』」
<魅視点>
!? 新しいの出たぁ!!
『無視してください』
は、はぁ……。
「つ、繋がってる……!! 」
「凄いねぇ……」
「『か』 亀仙人 『ん』 ………って、凄いねぇ 『ね』」
「『ね』 ねぇ……じゃ、ねぇよ!! アホ!! 『ほ』」
「『ほ』 鳳凰 『う』」
「『う』 梅 『め』」
まともになったぁ!!
「『め』 メロンパン大好き♪ 『♪』」
「『♪』 む、無理だぞそれはぁ!!?」
ひ、卑怯だぞ作者。
さすがに、『♪』はないだろぅに。
≪雨宮和也 敗北≫
「そんな馬鹿なぁ!!」
今回はこれにて―終―
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