【19話】事故と出会いと?
人生とはつくづくオレを敵に回したいらしい。
もちろん人生なんて大きな物を敵に回す気は無い。
大きすぎる。
実際にそんな戦いは出来ない。あったとしても白旗を挙げるさ。
なぜ、そう考えるかって?
オレってヤツは不幸な立ち回りなヤツなんだ・・・・・・・・。
全ては・・・・・・・・。
「きゃぁはははははははははははははははは!!!」
「ウザイから黙らんか!!」
コイツ等のせいで。
「こら、レナ。やっぱり怒られたでしょ」
「なによ〜? 和也の家=私の物。全てがそれよ」
「昇竜拳!!」
「なんでぇ〜!?」
オレの昇龍拳はリ○ウの1万倍くらい強力だぞ。
ってか、普通の人間だったら存在すら消えてしまうほどの・・・・・・・。
「どんだけですか!!?」
と、レナのほっぺを抓りながらツッコミを入れてくれるレナの相方のラミアちゃん。
レナの話しでは心を読めるらしい。
うん。便利な能力だ。
「あ、いや。冗談だよ」
リュ○の1万倍くらいの威力以外。
如月専用だけど、馬鹿にも実用化しよう。
「あ、和也くん朝ご飯できました」
と、貧血気味の童顔少年リビングから出て来る。
「ん? 別にいいのに」
「ははは。居候してる身だから落ち着いてられ無くてね。迷惑だったかな?」
と、首をかしげる。
可愛いじゃねぇーかよ!! ヤローのくせいに!!
そんな、奥様方の心を掴みそうな少年はヴァン君。レナや、ラミアちゃんとは違い、ヴァンパイアの血統に入る。
「迷惑じゃねーがよ。居候先の主人として迷惑をかけるわけには・・・・・・・」
プライドもあるし。
「そうだよヴァン? ダラダラしようよ」
「お前はだらだらしすぎなんだよ! 昇竜拳!」
「またかぁぁぁぁぁあ!!!」
仕留めたと思ったんだがな。
改良の必要あり・・・・・・・か。
「改良しなくても十分なのでは・・・・・・・・・?」
「いいや違うぞ。必殺技とは必ず相手を殺す技と書くのだぞ。ものの数分で回復するしさ。改良が必要なのだ。実験体の如月も最近生きがいいからな、神必殺技でも・・・・・」
「『新』ではなくて『神』ですか・・・・・・・」
そっちの方が強そうだから。
新しいより、神の方が強そうでしょ? 読者様もそう思わないかな?
「ま、とにかくサンキューなヴァン君」
オレは皿に載せられた卵焼きを掴む。
「うん。美味い」
と、笑顔で返す。
「良かったぁ〜・・・・・・・・・」
「ほなら、私も・・・・・いっただきまーーーーす!!」
「灼熱昇龍拳!」
灼熱波動拳+昇龍拳。
「なんでぇぇえぇぇぇええ!!?」
科学の発展の為に犠牲はつき物なんですよ。
もちろん、レナに詫びる気は無い。
ただ・・・・・・プライドが・・・・・・・・・・・ねぇ?
「疑問系にしてもらっても困ります」
「だな」
食事が済み、学校へ向かおうと家をでて、相棒の音速8号(なんつー名前だ)に跨る。
そして、後ろにレナ、その後ろにラミアちゃん、そのまた後ろにヴァン君、そのまた先の後ろにセフィリアが乗る。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「GO!GO!」
「テメー等!! 下りろヤゴラァ!!!」
ママチャリに5人乗れるかい!! ってか、何時の間にセフィリアは現れた!!?
「なんでよ〜?」
「いや! さすがに無理があるだろ!! せめて2人にしろや!!」
「和也なら5人乗りでも出来そうだよ?」
「それじゃあ、オレは神にでもなれるぞ?」
ってか、重たいからダレか落ちるよ。コーナーで。
まずそんな神業はオレは無理だ。
「大丈夫だよ」
「なんで!!?」
「和也だから」
「なんか、永久ループの予感だよ!? これぇ!!?」
いくら、あの全身打撲を1日で直したからって。無理がある!
「あ、あの〜」
「だから、和也ならできるの!!」
「無理! 物理的に無理!!」
レナとオレは同じ口論を数10分まるまる使ってた。
「あの・・・・・・・歩けば?」
と、控えめにラミアちゃん。
「「めんどくさい!!」」
綺麗にレナと重なった。
睨み合う。
後で聞いた話しでは背後に龍と、虎のバックがあったみたいだ。
そんな事は置いといて。
「和也君?」
ヴァン君が話しかけてきたので、反応する。
馬鹿は無視して。
「あの・・・・・8時20分過ぎたんだけど?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「「「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃいいいい!!!!!!!!!!!!」」」
ペダルに足を掛けて全力で駆ける。
ここから、学校までチャリで30分。
だめだ! 間に合わない!!
チェーンが軋む。
ヤバイ!
意識てきにそう感じる。
その時だった。
<バシィン!!>
チェーンが切れ。自転車ごと吹き飛ぶ。
暫らく宙を舞った。
暫らくなにがあったか解らなかった。
いや、理解が難しかった。
ハッ!と意識を取り戻す。
ラミアちゃんは?
大丈夫。着地の態勢に入ってる。
ヴァン君もセフィリアもだ・・・・・・・・。
オレも急いで体制を治す。
レナは?
そう考える。
「!!」
目に入ったのは顔から血をだして惚けてるレナだった。
チェーンがぶつかったのか!?
ギリギリ近くに居たので、捕まえる。
しかし、間が悪かった。疾風でオレは体制を崩した。
「くぅ!」
レナをラミアちゃんの方に投げる。
「良かった」キャッチしてくれた・・・・・・。
「!!」
「和也さん!!」
ラミアちゃんが叫ぶ。
オレも気がついていた事だ・・・・・・オレの下は一種の崖になってた。
「学校に行ってろ!」
それが最後の言葉になっただろうか?
「遅刻だよ〜!!」
こちらの女性も全力で自転車で駆けていた。
「学校にいってろ!」
自分の真上でそんな絶叫が聞こえた。
「ん?」
見上げた瞬間。
一人の男性が舞い降りた。着地に失敗して私と頭をぶつけたけど。
もちろん、体制を崩し私は倒れる。
私の意識は遠のった。
私の人生って、こんなので終るの? まだ、恋すらしてないのに?
イヤだな・・・・・・・。
意識は完全に遠くなった。
「ど、どうしよ!!?」
「どうするもこうするも・・・・・・・・・」
「・・・・・学校に行く」
「セフィリア!」
「・・・・・・それが、和也様の望みだから」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「わかった」
「ヴァン!!」
「それが正しいんだよ・・・・・・多分」
「・・・・・・・わかったはよ」
「・・・・・・・魅夜さんに、連絡を入れておくから、放課後探すべき。将さんや、駿さんも手伝ってくれる筈だから。多分、和也様はレナを保健室に連れてって欲しい筈だから」
「「……わかった」」
3人は急いでレナを担ぎ学校へと向かった。
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