【18話】災厄は続くのだ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どういうこと? 和也君♪」
10分でオレは捕まってしまった。
オレは、ただ今・・・・・・・前回見て頂けたらわかりますように・・・・・・・・・。
右を見ると。
目が座ってジィーと、オレから視線を外さない魅夜。
左を見ると。
笑顔だけど、全然笑ってない志穂さん。カット用のハサミをチャキチャキ動かしてる。
後ろを見ると。
楽しそうに行く末を見るレナと、メンドイからその他多数。
議題は・・・・・・雨宮和也の刑。だ・・・・・・・・・・。
はははははぁ。すでに、刑の執行決定かよ!!
なに!? お前の死はすでに決定してるってか!!?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言の圧力。
「この、ハサミってカット用だけどナイフより切れるんだよ☆」
と、言い。ハサミをオレの首筋に当てる。
なんで、オレが・・・・・・・・・・・・!!
ただ、キスされただけだよね!? されたんだよ!? オレに原因は無いはずだよね!?
オレは無実! 無罪なんだ!!
しかし・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
相変わらずジィーとオレを見つめる。
「はははぁ。言い訳とかって通用しないよ☆ 決定事項だ〜か〜ら♪」
「志穂さん? あのですね」
薄皮1枚破れる。
「次はこんなのじゃないよ?」
顔がマジだ。殺る気だ。
「みぃ、魅夜さま・・・・・・・・?」
何時の間にか魅夜が携帯でダレかに連絡をいれていた。
背筋に悪寒中の特大な悪寒がイヤな汗と一緒にでる。
まさか・・・・・・・・・・!
オレの勘がある事をビンビン伝えてきた。
「よかったわね、和也」
相変わらず無表情で魅夜がオレに何かを告げてくる。
「ユウくんを呼んであげたは、和也が言いたい事があるって伝えたら、飛んで来るって」
「なんてことをしてくれたんだ!!! キサマは!!!」
オレが勢いよく立ち上がる。
<ザシュ!>
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!」
腕が! 腕が! 腕がぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!
オレは腕を押さえる。
なぜぜかって?
「次は首よ?」
コイツに切られたからです。しかも、ハサミには血1滴も付着させないで・・・・・・・・。
だんだん、こいつ等の事が怖くなってきました。
「さぁてと」
「刑執行」
そう言いながら、オレを道場に連れて(引きずって)行く。
「ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
オレの叫び声は、天国まで届いたかもしれない。
次の日、雨宮和也は全身打撲で学校を休むことになった。
「ユウくん残念だったね」
「オレは、助かったぞ? ってか、面白がってるだろ? キサマ?」
オレは、魅夜を睨む。
それはもぅ・・・・・・鬼の形相で。
昨日、最後の最後でレナが説得してくれたから、良かったものの、もし、あのままだったら・・・・・・。一瞬想像してみた。
オレの身体と魂は別の場所に行くであろう。
想像した、オレが馬鹿だった。
「はははは♪」
「なに笑ってる?」
「許したわけじゃないよ☆ そこを、勘違いしてもらいたくないなぁ〜」
コイツ、カッターなんか持ち出して来やがった。
オレって、不幸な人間・・・・・・・・泣きたい・・・・・・・。
「なぁ?」
「なにさ?」
「なんで、オレの看病をしてくれるんだ?」
と、疑問をぶつける。
昨日は昨日でオレに全身打撲の大怪我をあたえるし。
今日も怒ってるしさぁ。
なのに、なんで。オレの看病をしてくれるんだ?
オレは、魅夜に回答を求めようと、魅夜の顔を覗きこむ。
「っ!!」
顔を赤くしていた。
まさか・・・・・・・・コイツ!
オレに1つの予感が過る。
「お前・・・・・・・」
「な、なによ!」
剣幕を飛ばしてくる、怖っ・・・・・・・・。
「風邪でも引いたのぉ・・・・・・・・」
<ドゴォ!!>
「お約束のボケをしない!!」
コイツ・・・・・・・・。何時の間に金属バットなんて?
ってか? ボケですって? オレはイタって真面目な・・・・・・・・・。
<ドゴォ!!>
本日2発目。
殺人罪になりかけないぞ? こりゃ。
しかし、2発受けて、脳震盪すらおこさないオレって・・・・・・・・・?
「あんた、頑丈ね」
「お前こそどこから出したか解らないもので叩かないでくれないか?」
最大限遠周りの嫌味を言う。
「和也って、頭の骨って合金でできてたのね? 知らなかったは?」
「そんなの、重たすぎて礼ができないぜ」
「だね」
「だな」
<ガァァァァァン!!!>
オレの拳と魅夜のバットがぶつかり合う音
「ちぃ!」
魅夜が一歩後退する。
手にはこん棒をもって。
ついに、鬼と化したか!! 魅夜!!
「よく、防御したわね」
「何年お前と一緒に居ると思ってる?」
布団から出て構える。もちろん、臨時戦闘態勢の。
「まだ、15年」
「けっ! 『まだ』か」
コイツとの腐れ縁はまだまだか。
そうだよな……まだ、か。
「? ど、どうしたの? 和也?」
「……なんでもない」
コイツらに・・・・・・・心配かけるワケにはいかない・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・なんでもない」
吐き捨てるように、呟く。
・・・・・・迷惑になるだけだからな。皆の・・・・・・・。
「兎に角、休んだ方がいいよ? 和也?」
「悪い・・・・・・」
そう言い、オレはまた布団に横になる。
アイツの顔が凄く心配そうな顔になってる。
・・・・・・・しまったな、怪しがってる。
つくづく後悔する。
「それじゃ・・・・・・・・・・なんかあったら読んでよね。私・・・・・下に居るからさ」
「ああ・・・・・わかった」
今日という日をつくづく後悔した。
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