【15話】危険な香りの1日旅行・その6〜VS騎士
次元が違う、そういう感じがビシビシ伝わってくる。
はは……上等! 楽しませてくれるじゃねぇか? 愉快ったぁこの事だ。
「なんで特Sの、セフィリアが……」
はて? 特Sとな?
「ちょっと! デーモン先生もなに考えてるのよ!」
「勝てるワケが無い……。セフィリアは特Sでも1番の実力がある」
あのよぉ、確かに強い感じはピンピン伝わるさ、でもよぉ? このオレを舐めてるのか? こんな奴はアイツに比べたら雑魚中の雑魚だ。まぁ、情報があるには越した事がないだろうし、特Sの事を聞いてみるか?
「レナ、特Sとかってなんだ?」
観客兼解説のレナに疑問をぶつける。コイツに解説が出来るのか?
「あぁ、特別Sクラスの略だよ♪ さすが、私! 優しいな!」
自我自賛のレナさんそれで、終りかい!? 終りなのかい!?
やっぱり聞いたオレが間違いだったか……。
「ええっとですね」
と、付け加えるラミアちゃん。こういう子貴重だよね
レナはアレだけど。
「ここには5つのクラスがあるんです。
まずは、Cクラスこの中では最弱クラスです、普通の人間と同じ程度の力しかありません。
次に、Bクラス和也さんが戦ってたバジリスクからがBクラスです。
続いて、Aクラス実力でいえばBクラスとは比べ物になりません。ここから、魔法が授業に入ります。
そんでもって、Sクラスです私、ヴァン、レナがこのクラスです。
最後に、特別Sクラス実力は他のクラスとじゃあ比べ物にもなりません、教師陣と同じほどの力です。で、彼女はそのクラスでも飛びぬけた実力で1番の実力が有るんです・・・・・もしかしたら、レナのあのドラゴンと同じ実力かもしれません」
そんなに強いの!? あのドデカイドラゴンと同じ!? いやいや、だけどコノヤロー……まだ本気で殺気を出してねぇな、それに押えてる感じがする、本当に実力なのだろうか?
「んな、アホな……」
「!」
危っねぇ! 刀なんか振り回すなよな! 髪をちょっと持って刈れたよ!! 友達になにしやがる!?
「でも、見切れないわけじゃ……、ねぇよ!!」
右腕が隙ありだよ!
「はぁ!」
回し蹴りをヤツの右腕に!
<ガキィィィィィィインッ!!>
「痛っっっってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!」
なに!? 鋼鉄を蹴った見てぇーだ! 足がマジ痛い! ま、まぁ、オレからしたらダイアモンドでも粘土遊びと同じなんだけど。
「セフィリアの鎧はこの世界最強の鉱石<魔法結晶>で丹念に作られた鎧です、そんな攻撃じゃあダメージなんか貰いません」
ちぃ! そう言うのは早めに言ってくれよな! ま、兎に角説明ありがとさんね、ラミアちゃん。
「セフィリア……。相手は普通の人間なんだよ」
と、意味深にヴァン君が。と言うか、普通の人間なんだからゴーレムなんて倒せません!
「セフィリア……。手加減してよ」
ああ、其処らへんは大丈夫、この野郎、本気で戦ってねぇから。
「遅い……」
「!!っ」
しまった! ツッコミ(指摘)をしてたらあの野郎、突きを!
「皇魔突」
魔力っぽい紫色の物を剣の先に溜めてから高速の突きを放つ。この野郎、鎧のくせに早い!「ちぃ!」受身が……。中途半端になってる、けっこういてぇぞ?。
「こんのぉぉ!!」
空中で綺麗に体制を戻す。おお、オレって天才?
「ちぃ!」
あら? 体当たり!? ヤバイ……着地が……ッ!!
「うまい! 持ちこたえた!」
お褒めいただきありがとう。(でも、着地に失敗して足を捻っちゃったけどね)
ってな、余裕はねぇんだよな……。マジで……。
「ちぃっ!」
コイツ……。全然力を使ってねぇし、今までのヤツより強い!!
「………。武者狩」
右から来る攻撃にぎりぎりで、反応、反撃の態勢を取り、全力の攻撃(強パンチ)をヤツの胸に攻撃する。ヒビくらいは入って欲しいんだけどなぁ?
<ガーーンッ!!>
「痛ッ!!」
逆にオレの拳にダメージをもらう。マジでいてぇ……。既にトータルダメージが魔槍裂破掌よりでけぇぞ。
「鎧なんてヒキョーだぞ!」
「セフィリア! がんばってねー!」
「レナ! お前はそっちの味方かぁ!?」
あんにゃろ……。帰ったら猫地獄を見してやる。
「くっそ! あの鎧をなんとかしねーとな」
こういうのは継ぎ目を狙うのが、ベタなんだけどよォ。
まず、隙がない。そして、間接もヤツは欠落してるんだ……。簡単に言うと『透明人間』が鎧を着てるという状態だ、攻撃しても透ける、トーンって。スケルトーン……なんちって♪
ま、まぁ、そんな状態の野郎を攻撃するつーのは至難の業というヤツであろう。
「和也ーーー!」
「あんだよ!?」
こちとら、忙しいんだよ。
「負けちゃえーーーーー!!!」
「まずは、テメーをぶっ殺すぞ!!!」
「あっ!」
「和也君! 前!前!」
「あんっ? !! しまった」
馬鹿に気を取られすぎた! 駄目だ……野郎、さっきの突きだ……反応間に合わねぇ!!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!」
オレはリングの端にあった氷の壁に激突した。
や、やべぇ・・・・・頭打っちまったか・・・・・・。
フィールドが凍りだからさらに滑りやすいんだ・・・・・クソ・・・・・都合がワル過ぎる・・・・。
<ガシィン><ガシィン>
ちっくしょう・・・・・アイツは本当にオレを殺る気だ・・・・・動け・・・・動けオレ!!
<ガシィン><ガシィン>
動け・・・・・動け・・・・・。
『お前じゃ無理だぜ』
? なんだ、お前は?
『オレ? オレは・・・・雨宮和也だよ』
オレ・・・・・・・?
『そう。お前はオレだ・・・・・』
<ガシィン><ガシィン>
「・・・・・・・・・・終り」
「龍滅掌」
<ドゴォォン>
何!? 何が起こったの!?
えっと、セフィリアが和也に止めを刺そうとしたら、和也がイキナリ起きて・・・・?
「・・・・・・・・・オレに止めを刺そうだなんて数万年早いぜ」
えっ? なんで? セフィリアが・・・・・・吹き飛ばされた?
「・・・・・・・・・」
「遅ぇよ! 鎧ヤロウ!」
さっきまでとは、全然違う! でも、和也だ・・・・・。
<ガァァァン!>
「ちぃ!」
「・・・・・・・・鬼神剣」
出た! セフィリアの決め技!
「雨宮流・獅子戦閃」
「凄い! セフィリアの攻撃を無効化した!」
「でも、セフィリアが怯んでない!」
「違う! 和也さんの動きの方が速い!」
上を見上げて見る、和也がセフィリアの真上に居た。
「くぅ」
セフィリアが・・・・・・・・・・・押されてる?
「皇滅剣」
「! 危ない危ない・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・ 本気モードかい?」
早い! 何時の間にか和也の後ろを!?
「炎術・獄焔弾」
セフィリアの手から2mはあろう火球が練られる。
早い、上級魔法を1瞬で・・・・・。
「ちぃっ! 仕方ねぇ〜・・・・・これで決めて・・・・・・ッ!!! て、テメー・・・・・」
どうしたんだろう和也? 頭を押さえてる・・・・・・。
「くぅ!」
「凄い! あの火球を避けた!」
「でも、セフィリアがもう動いてる!」
あ! 爆炎が邪魔で見えなくなった!!
どうなってるの? 煙で全然見えない!!
<ドゴォォォォォォォォォォォオン!!!!>
「きゃぁ!!」
「凄い爆風だ・・・・・・!!!」
「・・・・・・・・・・ぐぅ・・・・・!!!」
リングの中心で和也が倒れてた・・・・・・・・・セフィリアは!!?
リングを探す・・・・・居た・・・・・リングの端に飛ばされたんだ!!
セフィリアが立った・・・・・・ヤバイ!
「いって〜・・・・・?」
果てしなく意識が飛んでたような・・・・・・・?
あれ? さっきまで何を・・・・・? 非常に忘れてはいけないことだったような・・・・・・・?
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん ・・・・・・・・・・・・・・・?
<ガシィン><ガシィン>
なんだ? この不吉な音は?
・・・・・・なんだっけな〜?
そういえば、なんで横になってるんだ? あれ〜・・・・・・?
立った方が良いよな。
<ズドォン!>
な、なんんだ!!!? 立った瞬間さっきまでオレが寝てた所に刀が!?
思いだしてきたぞ・・・・・・・・・そうだよ、コイツでラストだったけ。
でも、なんで気を失ってた?
なんでさっきまであった氷が溶けている?
なんで、オレは・・・・・・・・・・。『グングニールをヤツに使おうと?』
くっ!
考え事をしてる内に刀を振ってきやがった。危ないんだけど!!
「ちぃ!」
かすったか!?
「・・・・・・・・・」
「さてと・・・・・・・どうするかな?」
そろそろ、足を誤魔化すのはキツイし・・・・・・・それに、どうやってヤツを倒すかだ。
やっぱり、グングニールを・・・・・・・・・・でも、流石に1日に2回はキツイ。
でも、勝つ為には・・・・・・『アレ』を・・・・・たしかにグングニールよりは強靭な破壊力がある・・・・・だけどなぁ〜・・・・・・・・。
仕方ない・・・・・・・か。
「威突」
攻撃がしつこい!! 集中があできねぇ!!
右・・・・下・・・・・そこから、振り落してから・・・・・突きへ・・・・・・・。
そこから、腕を上げて・・・・・・今だ!!
「四聖拳1の型・朱雀舞」
「2の型・青龍槍」
乱打から、突きへ。
2の型はグングニル以上の破壊力だぜ!
「3の型・玄武砕」
さらに、掌底の追撃
「終の型・白虎双牙天極拳」
吹き飛んだヤツのバックを獲り、背中へDパンチ。そこから、右足で軸に前に出て、左足をどてっぱらに蹴りを入れる。
<バギィ!!>
「! 和也の骨が砕けたの!!?」
残念だったな、砕けたのは・・・・・・
「違うよ・・・・レナ。凄いよ彼は、全て……と、いってもあの、ダブルパンチ以外だけど、全部、同じ場所に入ってたんだ」
「ウソ!?」
うん? なんか馬鹿レナの声が聞こえたような?
「まだ、やるかい?」
その前に・・・・・・コイツの戦意を確認しないとな。
ってか、アレを食らってもビクともしねーか……。
やるって言われたら勝ち目は無いぞ……こりゃ
「でも、気をつけた方が・・・・・・」
「へっ? なんで?」
「いい、レナ」
「あ。あれか・・・・・」
「どうしたの、2人共?」
「う、うん。デュラハン一族の家計はね」
「大丈夫か? 悪かった幾らその鎧でも痛かったろ?」
「・・・・・・・・・・」
一瞬・・・・・一瞬だけど、息を呑んだ。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・参りました」
女・・・・・・・・・・・・?
「・・・・・・あ、あれ? 首が・・・・・か、間接が・・・・・・・・・?」
そうだ、一番驚いたのは今まで、欠落した物・・・・(首など)があったことだ。
「一種の武装・・・・・・・弱点を無くする為」
「あ、そ・・・・・そう・・・・・・」
そして、オレがドキモを抜かされたのは、そのよぅ・・・・・・・・。
<トンッ>
『なにか』が、オレの唇に触れた。
「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!!!!!」
・・・・・・・・・ははは、イヤな冗談だな〜・・・・・なんで、彼女とオレの唇が重なってるんだ?
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・?」
「・・・・・・・・」
「はっ?」
<脳内処理中・・・・・・・処理中・・・・・・・処理中・・・・・・・・>
「な、なななななな・・・・・・何を?」
「キス」
簡単に言ったよこの女! HA−HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!
落ち着け! 落ち着くんだ、雨宮和也16歳!! そんな馬鹿なことが、けっしてモテないオレだぜ! こんな、長身で長い蒼髪の女性で特上の特上並みの美人だぜ! イッピー(一般ピープル)のオレがだぞ! 現実を見るんだ!
そうだよな! オレの理性!!
何を、言ってやがる? キスなんてするんだぜ!? もう、決定じゃねーか!!
何を言うか!? 本能!?
うっ・・・・・!
ウソだろ! 負けるなよ理性!!
所詮、弱肉強食の世界だぞ! 強き者こそ、正義!! 強い者が弱い者を支配するべきなのだ!
・・・・・・・・・。だってよ! オレ!
何気に肯定してんじゃねぇよ!!! ええい! 本能よ! 攻めが足りない・・・・・じゃない! 本能は出て行け!!! 理性もしっかりしろよ!!
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・・」
「?」
「大丈夫だから」
オレは、彼女を制止する。理性のHPが無いに近いから。
HPが、マイナス100しかないよ。
0以下かよ!!
「もう一度言うね・・・・・デュラハン一族はね・・・・・・・・・自分を倒した相手を婿(嫁)にする掟があるのよ」
「・・・・・・・・・・・・・・じゃあ」
「うん。だね・・・・・・・和也君は、セフィリアの婿になっちゃうね」
な・・・・・・なんだろ・・・・・? なんか、モヤモヤする・・・・・・? ま、なんもないよね♪
「あ、ほら。キスした」
「あ・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・馬鹿和也」
気がつかない内に私は言葉をだしていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
今更だが、彼女は本当に美人だ・・・・・細長いスラットした体に足まである長い綺麗な蒼い髪、凹凸の激しい・・・・・・・ゴホンッ!・・・・・綺麗な碧色の目・・・・・・整った容姿・・・・・。
満点ってレベルじゃねぇ・・・・・・・・。
「なぁ。デーモンさんこれで宜しいのでしょうか?」
気まずいんで、この主催者(?)の悪魔に話しかける。
「予想外だたわよ・・・・・まさか、特Sの首席を倒しちゃうんだから」
「あ・・・・・? ああ・・・・・鳥人さん」
「イヤン♪ 名前でよんでよ〜」
スミマセン、その名前を知りませんから、悩んでたんですよ。
ってか、アナタ。その喋り方は何歳ですか? 古いですよ。
「ハーレスって言ってよ〜」
「は、はぁ・・・・・」
「いい加減にしておけ」
「ちぇ〜。じゃ、またこんどね〜♪」
この人は、レナと同じタイプだ・・・・・・・・多分、前世は姉妹なのだろう。
「さすが私♪ いい引きぎわだったわ!」
って、最後の方聞こえたもん。
「あの馬鹿・・・・・・」
「はは・・・・・」
「で、ふつつかな事を聞くが、その武術は? 始めて見たんだが・・・・・・」
あぁ。
「じっちゃんの、創作武術ですよ。3歳の頃から母さんと、一緒になって孫をボコボコにしてたんですよ! ああ! 許せねぇ!! じっちゃんも、じっちゃんだけどよ! 母さんも母さんだ!! なんで、実の息子に・・・・・・・・・・!! 思い出す切実で血に塗れた4歳の記憶がね・・・・・毎回、誕生日になると熊を素手で倒せってなんだよ!? しかも、5歳で人食い熊だと? それで、逃げて迷子になってどれほど苦しんだことか!!!
12になったら、水中でホウジロザメと水中で1対1ってよ!! しばらくすると、血で他の鮫も寄ってくるし・・・・・・・!!」
なんか、泣きそう・・・・・オレ・・・・・・。
「ふ。それなら、レナは任せられそうだな」
「あ、そうですか?」
ま、こんな壮絶な子供なら、仕方ねぇよね・・・・・(泣)
「うむっ。レナ! 時間になるぞ!」
「えぇーーーーーー!!?」
「ワガママ言うな! 帰るぞ!」
腹が減ったから。
「もう少し!」
「早く帰えろうぜ! 風呂に入りたい」
腹が減ったから。
「ううっ・・・・・・・」
「あまり迷惑をかけるな。レナ」
うるさいから。
「そうだよ、来月に来ればいいじゃないか」
迷惑だから。
「わかったよ・・・・・・」
(((よし!!)))
こうして、6話・・・・・訂正。長い1日旅行を終えた。
「・・・・・・ねぇ」
「なんだ〜?」
「結局オチってこうだよね」
「・・・・・言うな」
オレ達はただいま
まっ逆さまに落下してる。またもや、空の上に出たのだ。
当然、落ちるよね♪
「ねぇ? 痛いかな?」
そんなレベルで済んだら良いな。
「痛いじゃ済まないだろ?」
「死?」
「YES」
「・・・・・・・あははははは」
「はっははははははは」
「「ざっけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!」」
どうしよ!? マジどうしよ!?
「重力魔法・重力操作! −(マイナス)!!!!」
「あ、てめぇ! なにを自分だけ!!」
「う、浮く! 浮いてく!!」
「大気園を抜ける気か!!?」
「抜けないよ!!」
「助けろレナ!」
「う、浮いて・・・・・・!」
「ギリギリの所で使えよ!!!」
「そ、そうか!! 重力+(プラス)」
ふぅ。これで安心・・・・・・・・じゃねえ!! アスファルトが!! 地面が!!!
「あぁ! 重力−!!」
「せ、セーフ・・・・・・・」
顔面スレスレだぜ・・・・・・? ちびったかと思った・・・・・・・・。
「ふぅ・・・・・・危なかった」
<トンッ>
着地・・・・だめだ、立てない・・・・・こ、腰が・・・・・・!!!!
「和也〜疲れたよ」
「分かった! 分かったからおんぶスタイルになるな!! 今、腰が抜けてるから!!」
「腰が・・・・・・・・抜けてる!?」
「その、妄想は止せ!!!」
「ま、いいからGO!」
と、オレの背中に乗っかる馬鹿娘。
「お前なぁ〜。オレは、あの敵を相手にしてたんだぞ?」
「ちゃんと、地面に足が着いてるのはダレのお蔭かしら?」
グッ!!
「魅夜に、キスのこと言ってもいい?」
「アナタ様のタクシーにでもなります」
その間、約0.8秒。
「プライドなぁ・・・・・」
脅したのは誰だ!? こっちは左足を痛めたんだぞ!? 捻ったことも、あの鎧に風穴空けたことで足が滅茶痛いんだぞゴラァ!? わかってますか!? お嬢さん!!
「さっさとGO!!」
「はいはい!」
「ちゃんと反省してるの?」
「スミマセン魅夜様」
家に着いた瞬間、魅夜に掴まって、延々と説教が朝まで続いた。
結局、オレ達は晩飯が食えなかった。
・・・・・・風呂すら。
備考だが、家に着いたのは午前1時44分44秒だった。
1時は別に良い……
ただ、死死分死死秒と、4が4つで更に死
五つの死を、オレは確認した。 |