【10話】危険な香りの1日旅行・その1
「……はっ?」
こんの、自称死神がヘンな事を言い出した。
「だ〜か〜ら」
それがまた不思議なことでさ
「デーモン先生からね、手紙が来たんだけど」
「却下」
イヤな予感がしたのですぐさま却下する。
うん、なんかOK!って言ったらオレヤバイかも
「ええっ!!」
「黙れ! 祝日なら良いが、平日にだと!? 明日も学校だろ!?」
ま、祝日であろうが休日であろうが断るけど。
ん? えげつねぇ……だと?
……オレの知ったこっちゃねぇ。
「だから、あのね?」
「語尾になんでハテナが入るかな?」
しかも、前も聞いたけどそんな名前の人(?)が居るワケねぇだろ
デーモン小○なら別だがな!
「和也が分からず屋だからよ!」
「居候が何を言うか!?」
「居候のワガママくらい聞け!」
「家主の言うことぐらい聞け!」
こんのワガママ娘が・・・!!
一発、腹にブチ当てれば……吐血で済ませる。
「和也みたいな自己中な人始めてだよ!」
「悪かったな」
「うん、悪い」
「ああ、オレはどうせワルだよ」
「だから、学校でも怖がられるのよ!」
「さらに、誰かさんのせいで更に嫌われたけどな」
そう、コイツのマンションが原因不明の地盤沈下で崩れた事は学校ですでに有名だった、それで、ダ
レもがコイツの住む所の事を詮索してくる、ここは、普通に「大丈夫だよ」と、言えばいいのに、この馬鹿神は・・・「和也の家に居候してるから、大丈夫だよ♪」と、♪まで付けて返答しやがった。当然、イヤな誤解まで受けた。魅夜は、まだ誤解してるし・・・こんな生意気な娘は眼中にない!
「いいじゃん、もともとなんだから」
「良くねぇ!!」
しかも、不名誉なあだ名まで付いてしまった<一石二鳥の性食者>と、誤解だらけだぞ、コイツが来
たことでオレは一石二鳥どころか一石三損以上そんをしてるぞ! ってか、性食者なんて誤解だらけ過ぎる!
「とりあえず、却下!」
「なんでさ!? こんな、美女が頼んでるのよ?」
「お前が美人なのは、認めるが。性格が認められん!」
「いや! 認めるんだ!?」
「オレは、ウソはつかねぇ(冗談は言うけど)」
なにが違うのかはわからんがな!
「こうなれば・・・・・・」
「ん?」
何をする気だ?
あ、怪しいオーラを放ってなにを……!?
「強制連行!!」
「なにぃぃぃぃぃい!?」
不可思議な出来事が起きた。空気中から鎌が出てきた
「てへっ♪」
「……な、なにをする気だ?」
「強制連行よ!」
「ザケんな! 全力で逃げてやる!」
「逃がすか!」
「…… …… ……」
必死で逃げたが、掴まってしまった。
捕まったってか。
『重力魔法・指定重力空間!』
『げふぅ!!!!!!!!』
ってな具合にだ……。魔法っと言うものを本気で信じた。
「ええっとね。デーモン先生から手紙がきたんだ」
「……宿題どうしよ」
数学の宿題が大量に出されてる。モチろろん♪
明日もあるのよ……数学。
「読むね<レナ、問題を起すのも対外にしろよ。お前は人様にどれほど迷惑をかければ・・・<中略>
・・・お前は本当に昔から・・・・」
「待て! 全てお前に対の指導だろ? 本題を言え! ってか、普通言わないだろ!」
「あ、そうか」
やっぱり馬鹿だ。
「えっと。<そんなことは、どうでも好いが。言い忘れだ、実は月に1回、こっちの世界に帰ってこれることだ、毎月30日に均衡が薄くなるからその日にお前の転移魔法でもコッチ側に来られるだろう。こんど、居候先の人でも連れて来い>って」
「理不尽じゃねぇ? お前1人で行けばいいだろ」
「えぇ〜。だって、私居ないと寂しいんでしょ」
「平和でかなり素晴らしいな」
「ひどっ!」
「で。この、落ちてる状態はなんじゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
こんの、馬鹿は何を間違えたか、雲の上に出たのだ・・・当然、万有引力に逆らえず・・・落ちる
ははははは、スカイダイビングだぜ!? 命綱もパラシュートもないな!
「HA−HAHAHAHAHAHA!! 愉快愉快♪」
「こんの、アホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
「来い! サファイア!」
何をとち狂ったか、宝石の名前を叫ぶ
<グゴォォォォォォォォォォオ!!>
「?」
空気を切り裂く音が聞こえる。
「がっ!?」
何かに乗ってしまった・・・いったいなんだ?
「よしよし、良い子いい子」
「・・・・・・」
なんか、空を飛ぶ巨大な生命体の上に居るみたいだ。
「・・・・・・」
これは・・・RPG好きだからなんとなくわかった
「なぁ、レナ・・・まさか・・・?」
「うん、ドラゴンの上だよ♪ ほら、サファイア、挨拶は?」
『グガァァァァァァァァァァア!!』
と、叫びやがった……鼓膜が・・・破れそう・・・!
「サファイア・ドラゴンのサファイア! 私の1番の親友だよ」
「あ、ありえねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
しかも、メッチャベタな名前じゃ!?
「サファイア! 【アランド】に向かって」
『グガッ!』
ドラゴンはそのまま高速で何処かの街に向かった・・・・・・。
「・・・もう、どーにでもなれ」
もう、どーでもいいや・・・どうにでもなれ・・・どんな事もやりきってやるよ!
オレの常識はここでは無いようだ。
無気力無関心で行こう。生きるのに疲れたよ……パトラッシュ。
「・・・・・・・・・」
デカイ街だなヤケに広い。
「私が・・・育った街」
ん? なんか違和感あるな〜?
しかも……哀しそうな目だ……。
「そうか・・・」
違和感を覚えつつも何時も通りに接する。
「ねぇ! 早く行こうよ」
明るいヤツだな〜。ん? なんだ? この視線・・・? 奇異な者を・・・昔のオレを見る視線に近いものが感じられる・・・・・・オレに対するヤツか? そうだよな、違う人種(?)なんだからな・・・・・・でも・・・何か・・・違う・・・。
「和也! 早く♪」
「あ、あぁ……」
この視線・・・まさか・・・・・・・・いや、でも・・・・・・アイツ(レナ)に対する視線?
いや、そんな筈がない・・・あんな明るい子が・・・違うよな♪
「早くしなさい」
「はいっ」
なんか、怒りのオーラが出ていたので、逆らわない・・・いや、逆らえなかった。
「ヤッ! 皆の衆!」
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
「無視か!? 無視なのかい!? マイ・ルームメイト!?」
「まず、お前が落ち着け。 そして、今は授業中だ」
「あはははは。お茶目お茶目♪」
「「お茶目で済むか! このドアホ!!」」
「「ん?」」
なんか、同じツッコミが被ったような・・・・・・?
・・・・・・あの、黒ローブの娘か・・・。
「あの・・・・・・どなた様ですか?」
「ええっと、雨宮和也といいます」
「私は、「ラミア・デュミナサスト! 私の親友だよ」です・・・って! コラ!!」
「まぁまぁ。落ち着いてよラミア? ほら、今授業中だからさ」
正論だな少年よ
「僕は、ヴァン=アル・サーザスと言います、宜しくお願いします」
うわっ! 笑顔が眩しすぎる!
「あぁ、宜しく。オレは馬鹿を連れて行くから」
「ええぇ〜? もっと皆と居たいよ」
「「ワガママ言うな!」」
つくづく、ツッコミが重なるな・・・。
「ほらほら、いくぞ」
「ミミ! ミィミ! 耳!!? 耳引っ張らないで!?」
「ウザイ。黙れ」
「イダヂダイダ」
「ヂってなんだ?」
「さぁ?」
馬鹿だ・・・。
こうして、オレは、レナの住んでた世界・・・まぁ、魔界だが【クゥアトゥル】という世界の1日旅行が始まった。
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