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第7話:出会い

「まずいっ!」


ドゴオオオオオオン!!!


眩い光で、周りが見えない。
シェリスの攻撃が当たってしまったかと思われたが、それだけでは、こんな光は発生しないはずだ。
ようやく明るさが元に戻る。

「これは、いったい・・・・」

森の前には、大きなクレーターが出来ていた。唯、その焼け焦げた土は、森から出てきた人物の前でピッタリと止まっている。
ローブで顔が隠れているが、おそらく少年であろう、その人物は、何事も無かったかのように、その場に佇んでいる。


「びっくりした・・・なんとか防げたけど、かなり焦ったよ・・・」
魔術を使えるようになってから、こつこつ練習してきた成果が出たようだ。
でも、まいったな。この状況はどうすればいいんだろう。


賊が凛に向かって襲い掛かってくる。
「応戦するしかないか・・・!」
1人、斬りかかってきたのを、身体を回転させてかわし、そのまま足に勢いをつけて蹴る。相手の傾いた頭に手を載せて身体を支えると、そこを軸にして、次は何人かまとめて蹴り倒す。倒れた敵の武器を回収し、刀を使って敵を次々と倒していく。


一気に10人ほど倒して、凛は辺りを見渡す。賊たちは、予想外の展開と後ろから迫る騎士隊に怯んでいるようだが、突如それは変化した。

「動くんじゃねぇ!! この子供がどうなってもいいのか!?」

賊の一人が小さい女の子を羽交い絞めにして、ナイフを突きつけている。
どうやら森の散歩から帰ってきたときに巻き込まれてしまったらしい。
騎士隊も、その様子を見て動けなくなった。
女の子は、恐怖で震えながら泣いている。それが凛の怒りに触れた。

「その子を離してあげてください。恐がっているじゃないですか」

凛は微笑みながら静かに尋ねた。

「嫌だね。そうして欲しけりゃ、騎士隊と一緒にここから離れろ」

賊達はすっかり自分達の優位を確信している。

くすっ

「何が可笑しい!?」

「もう1度だけ言います。その子を離してください。」

「何度言ったって無駄だ。この子供を傷付けられたくなかったら・・・!?」


消えた!? 

「何をした!」

一瞬後、少し離れた騎士達のそばに女の子が現れる。
彼らによって、女の子は保護された。

瞬間移動テレポーテーションか!!」
「じゃあ、まさか幻の・・・・!?」

騎士達が騒ぐ。

「あの少年は一体何者・・・?」
「普通の会話文を呪文にしていたのか!」

シェリスは指令を飛ばす。
「人質は奪還された。賊を捕らえるぞ!!」

騎士達が動き出す。盗賊達は逃げ始めた。




「残念。逃がしてあげないよ」



冷たく微笑んだ凛は、呪文を唱えた。



「ドロアIIツー、開放! 稲妻の鎖サンダーチェーン!」







賊は一人残らず、凛の放った魔法で捕らえられていた。その鎖の形をした魔法は、雁字搦めに捕らえた者たちを縛っている。
さらに、強い電流が流れているため、全員が動けない状態だ。

シェリスは、少年の魔術に感心しながら、捕らえられた者たちを、留置場へ送る手筈を整える。
「どうやら、かしらとは別行動をしていたみたいだな」

そして見物している少年に近づいていく。

「先ほどの魔術は見事だった。協力をしてくれて有難う。私は、トルシア王国魔法騎士隊の隊長、シェリス・モリーだ。
君の名前を聞いてもいいかな」

「リン・ホンジョウです。初めまして」

そう言ってフードを取った彼の姿に、シェリスは呼吸を奪われた。



戦闘シーンは大変でした。
No idea!!!って感じです。
何とか頑張りました。
ちょっと凛の性格が変わっちゃったような・・・

気のせいですよ!!!彼は優しいんです
怒ると恐いけど。
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レーミアの空絵巻
番外編、世界設定、登場人物紹介です。


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