9 ◇プレゼント?!◇
「3年に1度七不思議は現実になる。
でもね、今までも君達のように真相を暴こうとする人たちはいたんだ。」
海斗はそう言ってまた話始めた。
「まぁ、君達のように真相を掴んでここへやってきた人はあまり多くはないけどね。
だから先輩たちは新たなルールを作った。真相を暴いた人へのプレゼントをね。」
「プレゼント?」
星輝がきく。
「…口封じですね?」
黙って話をきいていた彷徨が星輝の言葉に答えるように言う。
「…君は本当に頭が良い。話が早く進むのはいいが僕としてはつまらないな。」
そう言って海斗は肩をすくめる。
「そうだ。真相を掴んだ人へのプレゼント、悪く言えば彷徨君が言うように口封じだ。
七不思議の真相が全校生徒に広まってしまうと困るのでね。」
「プレゼントって何なんですか?」
夢芽がきくと海斗は楽しそうに笑いながら言った。
「『新しい七不思議を作る権利』」
「え?」
夢芽が不思議そうな顔をする。
「正しくは『七不思議を1つ好きなものに変えることができる』って言えばいいのかな。」
夢芽たち4人が海斗を見つめると海斗はわかりやすいように教えてくれた。
「ん〜…七不思議のうちの1つを自分で作っていいってことなんだ。
まぁ、実現させるためのトリックも含めてなんだけど。
今ある七不思議のうちのプールのやつは6年前にできたばかりだよ。」
そう言って海斗は笑う。
「だから君達も好きな七不思議を1つ作っていいよ。今ある七不思議の中から嫌いなのを1つ選んでチェンジね。」
彷徨たちが驚いていると
「新しい七不思議考えたらまた来てね〜。」
そう言って海斗は手を振った。 |