8 ◆真相◆
「まぁ、簡単に言ってしまえばこれは仕事なんだよ。」
「はっ??」
海斗の言葉に彷徨だけではなく彩月、夢芽、星輝も呆気にとられた顔をした。
「…海斗。それじゃ意味わかんないから。」
影沼さんが苦笑しながら彷徨たちの気持ちを代弁する。
「これだけでわかってもらおうなんて思ってないよ。
でも間違ってはいないだろ?」
そう言って笑う海斗に生徒会のメンバーは皆同じ様に苦笑していた。
「七不思議を誰にもバレないように1週間に1つずつ実現させていく。これはこの学校が代々受け継いできた伝統なんだよ。」
夢芽たちは全く意味がわからず頭のまわりを?マークが飛び回っている。
「何て言えば解りやすいかな…。
うちの学校って何気に進学校でしょ?だからって言ったら変かもしれないけど、先輩たちが息抜きと言うか面白半分にやり始めたら受け継がれちゃったみたいな?」
「…そんないい加減な理由なんですか…?」
おとなしくきいていた彩月が海斗に言う。
「まぁ、始まりはね」
苦笑いしながら海斗は彩月の言葉を肯定し、話を続ける。
「だんだんとルールを作っていって今は3年に1度、七不思議を実現させることになってるんだ。」
「どうして3年に1度なんですか?」
夢芽が尋ねる。
「前に起きたことを知ってる生徒がいなくなるから。」
彷徨がそう言うと海斗は嬉しそうに笑った。
「その通り。やり方だけを後輩たちに伝えていってやってもらうんだ。それに毎年やってたらつまらなくなっちゃうだろう?」
「…つまりはこの七不思議事件も所詮は暇潰しで始まったってこと?」
彩月がそう呟くと生徒会室にいた全員が苦笑した。 |