6 ◆彼らの正体◆
「こんなことできる人間は最初から限られてるのさ。」
そう言って彷徨は話しながら歩き始めた。
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「まず始めの2つ。これは誰でもできる。しかし、プールは誰でも入れる訳じゃないだろ?」
その言葉に3人は歩き続ける彷徨を追い掛けながら頷く。
「まだ水泳の授業は始まってないし、この時期は水泳部も使用していない。
プールの鍵を持っているのは水泳部の部長。もしくは職員室に保管されている鍵だけだ。」
そう言って彷徨が立ち止まった場所。それは
「…生徒会室?」
夢芽の声に彷徨はにっと笑うとその扉をノックした。
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「おや?1年生が生徒会室に来るなんて珍しいね。」
生徒会長、和泉海斗(いずみかいと)が言った。
学年によって上履きの線の色が違うためすぐに何年生かわかるのだ。
生徒会室には生徒会のメンバー6人が揃っていた。
「次に実現させる七不思議の打ち合わせでもしていたんですか??」
彷徨が海斗を真っ直ぐ見つめそう言い放つと海斗をはじめ、生徒会のメンバー全員が驚いた様に目を丸くした。
「…よく我々生徒会が七不思議を起こしているとわかったね。たった3つの事件でここまで辿りついたのは君達が初めてじゃないかな。」
驚きながらも嬉しそうに海斗は微笑む。
「何故こんなことを?」
そんな海斗を見ながら彷徨は尋ねる。
彩月、夢芽、星輝は話しについていけないため暫し呆然としながら彷徨と生徒会長のやりとりをただ眺めている。
「まぁまぁ、焦らなくても時間はたっぷりあるよ。のんびり座って話そうじゃないか。」
生徒会室は会議室の様に長机と椅子が向かい合わせでいくつか置かれている。
生徒会のメンバーと彷徨たちはそれぞれ向かい合う形で座った。
「君たちから話をきかせてもらおう。何故我々が犯人だとわかったのか。」
机の上に両肘をつき、手を組みながらそう言うと海斗ははじめと同じ様に嬉しそうに微笑みながら彷徨を見た。 |