3 ◇開かずのトイレ◇
学校を出て4人は一緒に帰りながら彷徨の話をきく。
「トイレのトリックは、鍵をしめてそのままドアと天井の隙間から外に出た。
もしくは…トイレの鍵って横にスライドさせるだけだよな?」
彷徨が彩月と夢芽にきく。
2人が頷いたのをみて話を続ける。
「ドアを開けたまま鍵をしめてそのまま勢いをつけてドアを閉めると鍵がかかったままになるんだ。」
「そうなの?」
彩月が尋ねる。
「あぁ。だから誰でもできるんだよ。運動神経が良くて背が高い女の子か小柄な女の子ならドアと天井の隙間から出られるだろうし、後から言った鍵を閉めたまま勢いをつけてドアを閉めるやり方なら本当に誰でもできる。」
「はぁー…すげぇなお前。」
星輝が素直に感心している。
「ま、誰かにできたことが他の人にできない訳がないんだよ。
あと4つ。彼らがどうやるのか、お手並み拝見だな。」
そう言って彷徨は楽しそうに微笑んだ。
☆★☆
「彷徨。他の七不思議を実現させる方法も分かってたりするの??」
夢芽が彷徨に尋ねる。
「あぁ。だいたいはな。」
予想していなかった返答に3人はまた驚く。
なんか今日驚いてばっかだなぁと思いながら。
「でも、彼らの出方をみないとなんとも言えないな。
でも、段数が上りと下りで違うってやつなら分かったかな。」
「うそー?!どうなってるの??」
彩月が目を丸くしながら彷徨を見る。
「これだけは彼らが何もしなくてもいいんだよ。」
彷徨の言葉に?マークが頭のまわりを飛び回っている3人。
そんな3人を見て(なんでこんなに3人ともバカなんだ)と心の中で思いながらも決して口には出さない。
「…これは口で説明するより実際に明日現場に行って体験してもらった方が早いからまた明日学校でな。」
その言葉に3人はぶーぶー文句を言っていたが調度別れる場所まできたのでここからは家が隣同士の星輝と彩月、夢芽を家まで送り届けてから帰る彷徨の2人づつに別れて帰る。
段数が変わる七不思議についてはまた明日ということにして4人はそれぞれ家路についた。 |