「俺の名はミツル。ふと、目を閉じると、あの頃を思い出す。」
十代の頃の俺は、かなりのヤンチャ小僧だった。
彼の高校は、かなりガラの悪い学校だった。
入学式が終わり、俺は初めて教室に入った。
1年B組、それが俺のクラスだった。
席に座り、
(弱そうなやつら・・)
俺は心の中でそう思った。
クラスの中は一触即発の状態で、いつ修羅場となってもおかしくなかった。
だが、以外にもその日は何もなかった。
それから三日後の昼休み、俺は一人でタバコを吸っていた。
しばらくすると、弱そうな3人組が入ってきた。
「ジャマだ、どけ」
3人の中の一人が、俺に喧嘩を売り始めた。
俺はそいつの鳩尾を、思いっきり殴ってやった。
もう一人のヤツが、
「てめ〜、何組みだ?」
と言ってきたが、俺はシカトしてトイレを出た。
そいつらとはその後、何度も会うが、やつらは、睨むだけで何も言ってこなかった。
この学校の中では、俺の居場所なんてなかった。
喧嘩したり、暴走したり、停学も2回ある。教師に殴られた後、近くの床屋で坊主にされた。
だが、そんな俺にもツレが出来た。ユウイチというヤツだ。
今はもう会っていないが、この時は、俺の大事なツレだった。
ユウイチとは違うクラスでだったが、帰りの電車の中でヤツから話しかけてきた。
最初はウザイヤツと思っていたが、何度も話すうちに仲良くなった。
知らない間に、たくさんのツレが出来た。
ケンやセイヤ、ユウヤにユタカ、それとショウジ・・・
ショウジとも、今は会っていないが、クローン病という病気を抱えて、生時という名で「武勇伝」という小説を書いている。
俺は卒業後、職を転々とし、今はガソスタをしている。現在は危険物の資格を取るため勉強中だ。
俺の青春は終わらない。これからは、十代とは違う青春を送る。
この話が、実話か作り話かは、想像に任せる。 ミツルより |