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【200文字小説】全治一生

作者: てこ/ひかり

「先生、私は大丈夫でしょうか?」


「全治二ヶ月と言ったところですね。その他に、何処かお身体で気になる所はありますか?」


「夜中とか、動悸が気になって気になって……」


「それなら僕もですよ。きっと僕のはもう治らない……全治一生でしょうね」


「えっ? 全治一生って、それって一体どんな……」


「貴女を見るたびに、胸のドキドキが止まらなくって……こんな時に言うのは何ですが、好きなんです。僕と付き合ってくれませんか?」


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