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寄生系女子

作者:苹果

幼い頃、母は必ず月に一度、玩具か本の二つを兄と私の目の前に出して「どちらが欲しいの?」と問いをかけてきました。

母の問いに兄は幼い私を考えてか本が欲しいと最初にいいました。私はそんな兄の心遣いも知らずに玩具を躊躇いもなく選びました。

毎月、母の問いの時間はやって来ます。もちろん、毎月、私は兄の後に玩具を選びます。

そうやって数年の時が過ぎ、ある事に私は気付きました。

それは玩具を貰い過ぎた所為で自立するという事が分からない人間になったという事です。

私は自立が分からないという混乱で全ての玩具を壊してしまいました。ハッと我に帰った時、ある事に気付きました。

壊した玩具の一つ一つに一万円札が入っていたのです。母はこうなる事を分かっていたのでしょう。

私が寄生系のクズになる事を。


本を選び続けた兄は立派な自立系。

玩具を選び続けた私は最低最悪の寄生系。


母が初めて問いをかけたあの時から、私達の道は分かれていた。

その現実に私は愕然とし、生きる意味さえ、分からなくなってしまった。そしてそれから、長い時間をかけて私は開き直った。

どうせ私は寄生系の人間なのだから、それらしく振舞おうと。誰も文句はないだろうと。もう自立するには遅いのだと自分を嘲笑い、寄生系のクズとして私は今まで生きてきた。

私という最低最悪の寄生系女子が出来上がった理由、これで理解はしたでしょうか。

自立心のない寄生系のクズとはこういう風に出来上がるケースも稀有にあるのです。

ですから、寄生系が増えないように玩具と本は両方、半々に与えましょう。


これで私という寄生系女子の話はおしまいです。
















もし何処かでお会いしたら、あなたに寄生させてくれませんか?

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