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閑話2

 もぞもぞとしてるラジエルの布団をはぎ取ると、そこには全裸のラジエルがいた。同じ家で暮らしてるから、その程度で動揺はしない。そもそも……そういう関係だし……弱ってた所を狙った自覚はある。けど、それでも私を必要としてくれたから……


「ティル……ごめん」


 何がごめんなのか……それはラジエルの下半身を見て察した。出してるのはまあしょうがない。けどこの様子だと……なにを思って出したのかが問題なんだろう。私とかで出すのならラジエルはこんな表情はしない。こんな後悔してるような……けど量が物語ってるのはその快楽の大きさだろう。でもそれも罪悪感に拍車をかけてるんだと思う。


「そんなにラーゼを抱きたいんですか?」


 私がズバリそういうとラジエルは情けなくあたまを振るう。認めたくないんだろう。


「違う……違う違うんだ。あいつを抱きたい訳じゃない。あいつは敵だ。許せない奴だ」


 それはオウラムの共通の認識だ。ラーゼは敵。私たち獣人からしたら、故郷を滅ぼした宿敵だ。だからそんな相手を思って出してるのが嫌なんだろう。嫌ならやめればいいのに……と思うが、どうやらそれは無理らしい。ラジエルはラーゼを強く意識してる。


 最初にあった時とかそんな事はなかった様に思ってたが……ライザップを落とされたくらいから強く強く、ラーゼがラジエルの中に存在してる。


「だからこれは……快楽とかじゃなく……あいつを……そう、支配してそして……うっ!」


 何を想像したのかラジエルは再びあそこをピンと立たせてる。その想像が凄く良かったのか、今にも爆発しそうだ。快楽とかじゃなく、ラーゼを滅茶苦茶にしてやりたいって事? 確かにあいつが惨めな姿になって地べたを這いつくばる姿を想像すると……


「ん」


 なんかお腹の下側が熱くなってくる感覚がある。ラジエルも我慢できそうにないね。私は服を一枚一枚脱ぎながら近づいていく。そして熱くたぎるそれを優しく愛撫しながらいうよ。


「実現しましょう。あいつを地べたに這いつくばらせて、好き勝手にするんです。謝る事なんてない。その時は私も一緒に楽しみますね」

「ああ、ああ……最高だよティル」


 そういって私達は始めた。色々と予定があったけど、こんな日は貴重だし、少しくらいいいよね。私は満たされたいの。

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