サブタイトルはつけたほうがいいのでしょうか。教えて偉い視聴者様!
6話
「おぉ、いいぞ。食え食え」
彼は──コーイチは、にこやかな顔をルーミアに向けたまま、こんなとんでもないことを言い出した──いや、言うのは解ってたんだけど、こうもストレートに言うとは思わなかったのだ。
「おぉ、いーのかー?」
一方のルーミアも、食料が楽々手に入ってご満悦。そりゃあそうだよね、労せずして食欲が満たされるんだから。
「え、ちょっ、待って、」
そして、この直下型ジェットコースターばりの急展開についていけず、あたふたと右往左往するボク、リグル・ナイトバグ。多分ボク以外の人がボクの立場でも、こうするしかないと思う。
さて、ボクがあたふたする理由については、さっきもコーイチに話した通りだけど、実はもう一つ、気づいてしまったことがあるからなんだ。
「あー、いいぞいいぞー。がっぷりばっくりやっちゃってくれー。んで早く、俺をこの夢の世界から引き戻してくれー」
「おぉー、ここは夢の世界だったのかー」
「そうだ、そんでお前らは、俺という唯一神に作られた偶像でしかないのだ」
「そーなのかーわはははー」
「そーなのだーふはははー」
「……あ、頭が……」
一瞬目眩がしたが、頑張ってこの状況を整理しよう。
おそらく──いや、間違いなく。
彼は、勘違いをしている。
幻想郷を、自分の夢の中だと。
理由として、──こちらは恐らくだが──彼は外の世界(所謂幻想郷とは違う世界)からやってきた外来人だ。また、夢と勘違いしている事から、訳も解らぬままここに来た可能性が非常に高い。
そして、彼は夢から覚めるため、
「♪〜」
「おー、妖怪の口っつっても、あんまり人と変わらないんだな〜」
「ほーはほはー」
「そーみたいだー」
ルーミアに食べられそうになっている(現在進行形)。
「不可解なのがそこなんだよぉぉぉぉぉ!何で夢から覚めるのにルーミアに食べられる必要があるんだよぉぉぉぉぉ!」
もはや半泣き状態である。
「と、とにかく引っ張り出さないと……!」
ルーミアの口から半分ほど出ている足に手を掛け、引っ張り出す。ルーミアは一度口にした物は、絶対に離さない。これは根気の居る作業になりそうだ。
「ん〜?いうう〜?あいあっえうおあ〜?」
「ちょっ、く、くすぐったい!歯!歯が、脇腹を、あ、アマガミ!よ、よ、よじれる!」
「えぇい、暴れるな!」
もう助けるのやめようかなこいつ、とか思ったのは、ボクの心中にしまっておく。
「せぇ〜の……」
なおも暴れる足を押さえ付け、手に力を込める。肺の空気を一気に吐き、それを一気に──
放出する!
「だりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
と、その時だった。
ボクの触角が、ルーミアの鼻を、くすぐったのは。
「ふぁ……ふぁ……」
……何だろう。
嫌なふいんき(←何故か変換されない)がする。
「……なぁ、リグル」
「なに、か……、なっ!」
「何だか痛い目に遭いそうな気がするんだが、気のせいかな」
「今が……一番、痛いっ……状、態、だろ!」
「ふぁ……」
「いや、そうじゃなくてな。
何だかとっても死亡フラグ♪
って感じがするんだよ。直感で」
「いいから、だまっ……てて!」
「ふあああぁぁぁ……」
皆さん、覚えていますか、もしくは知っていますか。となりのト〇ロの〇イが、初めて〇トロに遭遇したシーンを。
あれは子供ながらに、
「あれで無傷とか、メ〇頑丈過ぎだろいやあれはトト〇の脂肪がクッションになって云々」
とか思ったものです。
さて、何故今こんな話をするかというと。
「よいしょおぉぉぉぉぉ!!!」
「ふぁっくしょーーーーーん!」
ルーミアの超弩級なくしゃみの勢いと、リグルの見事なうんとこしょスープレックスによって、吹き飛んでしまうであろう事が見えているからです(未来型)。
へっくしょんどっか!
私は吹き飛んだ。
オヤーツ(笑)
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。