第十七話『戦闘と、父』
今から約1週間前、彼女ことエリサは統一神フィートのもとに呼ばれた。
「なんでしょうか?フィート様。」
そういうと、フィートはこっちをゆっくり向いてこういった。
「・・・リリス、人間名で、稟を強くしてきてくれ。」
そういってフィートは立ち上がり、リリアに礼をする。
「統一神様、別にそんなことはしなくていいのです。ご命令をいただければ・・・」
「いや、我が子は、弱い、だから迷惑をかけるかもしれない・・・だが、頼む。」
・・・エリサは、親の気持ちと言うものを感じた。
だからこそ、うなづく。
「ですが、とりあえず戦女神様も一緒にいったほうがよい気がしますが。」
「ヤメロ」
「・・・えっと・・・強くなるためにはそれが一番ですけど。」
「シヌダロ、アイツノシュギョウ・・・」
いや、確かに死ぬかもしれないですが。
「神気を覚えれば死ぬことはないかと思いますが。神気解放で、身体能力、治癒力ともに高くなりますから・・・。」
「それでも死ぬ可能性はあるんだぞ、人間界でいえばバイクで引きずられながらかわらを20キロ走るくらいの危険性をもっている!」
「神の体なら死にはいたりませんが。」
「やめうぉおおお!?ナイフは何十本もこちらにきた!?」
ナイフが横から飛んできたのでフィートはすべて拳で横の側面をたたき、落とす。
「黙っていれば、そこまでやったことは無いはずだが?」
「う・・・ルベリア・・・」
でてきたのは真面目に美人といえる戦女神、ルベリア。長い金髪を風にたなびかせ、フィートへと近づく
「なぁ?統一神様よぉ?」
「わ・・・わかったよ、お前もいけばいいだろう。」
そういうと、ルベリアはニヤリと笑う。
「まぁ、少なくとも最初はエリサが戦うことにしよう。それをみて、こいつならこれくらいやれば・・・の2倍の修行をしよう。」
「っておいおい!二倍って不吉な数字が聞こえたぐぼぉっ!?痛いですなんでもないですやっちゃってください。」
ものすごく百合子と稟の関係を思い出せる会話。稟の親というものも理解できる。
いつのまにかいた真実の神アルドが手を額にあて、ヤレヤレといった感じでいた。
「本当に貴方は強気の女性と知り合うことになりますよね・・・」
「うっせ!うっせ!」
こうして刺客はできた。
で、現在。
エリサと稟が対峙し、稟はキーホルダーをとりだし
「ON!」と叫ぶ。そうすると氷雨がでてきて、稟はどうせならと時代劇をみて考えた剣の型を真似する。
理解すれば可能、その能力をフルに使って戦う。
「いくぞっ!」
稟は即座に低めの体制で走り、下から刀で切る。切り上げる。狙いは右肩。両手でもった刀に力をこめで撃つ。
エリサはいつのまにかもっていた大剣、ゆうに三メートルはあろうか・・・の剣を軽々と持ち上げ防御する。
稟は、自分の結構な速さに驚き、神はまったくなんでもありだなぁと笑う。
稟は防御した反動を使い、回転しながら飛び、左へと回り込みさらに撃つ。
「結構いい戦いになりそうですねぇ?私が剣をふらなければ。」
・・・その言葉に、稟は驚き。
そして向かってきた剣に気づく。
即時対応にして、避ける方法を考えればひざを曲げればギリギリでは避けられたであろう。
その技法は少なくとも理解はすればである。
だが、稟にその時間はなく、理解する前に吹き飛ばされる。
なんていうバカ力だと稟は思いながらも、何メートルも飛ばされ、地面へと叩きつけられる。
そして即座に意識を飛ばし、稟はそこから全く動かなくなる。
「反射的速攻の対応。なにかがきたとき、どうよけるかという対応を反射的に最善をとるほどの経験をつまなければ神は最強になりえませんよ。反射的速攻対応、それは攻撃にも防御にも必要不可欠です。」
エリザは言う。神の力は万能にあらず、経験という要がなければ、能力は生まれない。
理解し、どう扱い、どう操作するか、魔法でいうなれば、理解すれば大体はできる。
だが、それは戦闘のとき以外。
戦闘時にどんなに魔法がつかえようとも、近づかれ、そしてそれに反応しても、その攻撃の理解をして、避ける方法を理解しなければ避けられない。神だろうとなんだろうと死ぬ。
「終わったのか?なんだ、あっけないねぇ。」
物陰から戦女神、ルベリアが出てきた、ふぅとため息をつき言う。
「まぁ、喧嘩はあるでしょうが、このレベルはやれるかはわかりませんからねぇ・・・・。経験により神は強くなりますから。」
はっきりいってしまえば、ドラゴンボールのサイヤ人と考えればいい。修行すればするほど強くなる。
それに全能の能力を付与したものが神・・・なんというチート。
「さっさと強くなってもらいましょうか。」
「そうだね。」
エリザとルベリアは互いに笑いあう。
その笑いは他人から見てゾッとするものであったという。
・・・ふぅ。
戦闘が少ない。
まぁ力の差をみればこの程度で十分ですが。
遊ぶわけにもいかないし、正直遊んでいるとどんどん行をつかうので。
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