第一部 登場人物紹介
クローディア=センターサウス(勇者)
センターサウス王国 第一王女 18才
辺境の村に狩りで立ち寄った王が、興味本位で村娘を抱いた結果産まれた子供。
初めは王位継承権第一位であったが、勇者に目覚めた結果、継承権は放棄する事になってしまった。魔王の許婚。
マルク(魔王)
深黒大陸を統べる魔王 年齢不詳
500年振りに人間との接触を取ることにした。その目的は人間の許婚と会うため。
初めは勇者が許婚とは知らなかったが、クローディアのさばさば性格を気に入り見合い後にまた会って欲しいと言うことにした。
●センターサウス王国
国王
魔王のことを憎き相手と見ているが、敵わないと分かると、対応を第二王女マリアンヌに押しつけた。マリアンヌからはクソ陛下と呼ばれている。
マリアンヌ=センターサウス
センターサウス王国 第二王女 15才
王位継承権第一位であり、次期王女。
家族として接しなくなったクローディアの事を嫌っていたが、和解。
人在らざる者にとてつもない恐怖を抱いていたが、現在その人在らざる者の料理長と交際中。
戦士
勇者パーティーの一人 21才
気分屋でノリが大好き。クローディアの事を妹のように感じている。剣技は相当のものらしいが、未だ活躍の場面なし。魔法使いの夫。
魔法使い (挿絵は戦士とセット)
勇者パーティーの一人 21才
見た目が小柄で幼いため、クローディアからは年下だと思われていた。
冷静な性格だが、クローディアに対して母親のように接することもある。戦士の妻。
●イースト公国
国王
王子二人と王女一人の父。第一王女を溺愛している。
シズク=イースト
イースト公国 第一王女 18才
国内の貿易を一元管理する立場であり、クローディアとマリアンヌの親友でもある。最近、前向きに恋愛に向かい合うことにしたらしい。
●人在らざる者
メラルダ
魔王の秘書 年齢不詳
唯一、魔王のことをマルクと呼ぶ。青い肌が特徴。魔王の実母だが、子育てについては姪夫婦に任せていた。
母親扱いされると、幼児化する。
アルマ
魔王の乳母 年齢不詳
伯母のメラルダの子である魔王を育てた。他国への外交と共に、隠密行動が得意。グルルの妻。
グルル (挿絵はアルマとセット)
魔王の武術面の指南役 年齢不詳
昔、山賊をしていたことがあったが、前魔王に破れた後、その配下となった。人間に通じる言葉を話せないため、妻のアルマが通訳をしている。
料理長
魔王軍の料理長 年齢不詳
どんな食材でも見事な料理を作る。それは時として薬にもなるほど。長い耳と片言の会話が特徴で、それがなければ人間と違いが分からない。マリアンヌと交際中。
●故人
ルーシア=センターサウス
500年前の勇者であり、銀髪の女王 享年18才
前魔王と幼なじみであり、互いに思い合っていた。背も低く、そのか細い腕は勇者としては余りに貧弱だったが、その命を代償に、当時の魔王と死闘を繰り広げた。クローディアと魔王を見守っている。
ミスト
前魔王であり、魔王の父 年齢不詳
常にルーシアの事を思い続け、人在らざる者達を深黒大陸へ導いた後、死に至るまでもそれは変わらなかった。
クローディアにロマンチックな男と言われている。