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Atheist 澪標廻廊 作者:はちゃち

序幕

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序幕

※この物語は実在の人物団体とは一切関係ありません。
 ――神なんていない。
 そもそも神なんて存在がこの世にいるかどうかなんて考えたことすらなかった。
 ――百歩譲り神がいたとして、そいつが何をしてくれるというのか……。もし神が存在するとしても、それはきっと人の不幸を楽しむ鬼畜な神か、人に興味のない無関心な神か、神とは名ばかりの無能な神のどれかに違いない……。
 結局何もしてはくれない。どれだけ困っていても、どれだけ辛くとも、どれほど求めたところで神が現れ導かれるなんて事はない。
 無干渉ならば、神なんていてもいなくても一緒だろう。
 神を語る宗教は所詮ビジネスか政治システムで、叔母はその前者の顧客……いや、カモと呼ぶべきか。
 どっちにしても、ただそれだけ。
 母屋から離れにまで響く怒号を遮るように自分の作業に集中する。ただ叔母が聞いたこともないような新興宗教にはまり込み、家のお金勝手に貢いでいた。ただそれだけだ。この離れにいられなくなるかもしてない。それだけが杞憂だった。
 興味がない。
 関わりたくはない。
 盲目の信者と金の亡者の争いに耐えかね、部屋を出て裏口から外へ出る。ただただ声の聞こえない場所に行きたかった、
 ――嗚呼、
 あの時もそうだ。鼓膜に響く怒声。
 ――全くもって……
 耳にすると脳裏に焼き付き離れない罵声。
 ――心底虫酸が走る。
+注意+
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