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白い空気
作:アクア☆



卒業、そして…


 桜が咲く頃、俺は卒業を迎えた。これで学校の仲間とも会う事もないのか…。

 今まで、共に学んだ仲間と、会う事もないなんて…少し寂しいな…。

 皆、卒業式の後、飲み会やら打ち上げやら、何かしらの口実を作り集まるらしい。

 俺は、これから店に行くんだけどな…。

 泣いてるヤツ、笑ってるヤツ…。色んな感情が現れる時…。俺は、平然としていた。

 飲み会の誘いはあった。切り返しの早い俺は、『これから仕事場行くからさ…、ごめんね。』って…。今日位はいいじゃん…って、思ったが、最初が肝心とも思っていた。俺は、俺の道を行く!そう決めたんだ!

 太一を探していた。なかなか見つからない…。いつもなら太一から声かけてくるんだけどな…。

 結局、太一は見つからず諦めて店に向かう事にした。

『司君?』

 “ん?”って、俺は振り返る。

 そこにいたのは瑞希みずきだった。

 彼女は、二年間ずっと同じクラスで席も隣だった。色白の天然少女。おとなしいタイプの女の子で、色々と話の合う子だ!

『どしたの?』

『うん…。司君は、何処のお店かな…って…。』

『俺?駅前の White Care って店だよ?それがどしたん?』

 俺は、ニコッと笑いながら答えた。

『ホント?私も、Care グループの Black だよ?』

 瑞希は、目をまん丸にし驚いた。そして、嬉しそうな表情で微笑んだ。

 Black は、店の内装が White の逆の造りで、少し大人の雰囲気をだしたお店だ。

『そうなんだ!良かった〜!太一も一緒の系列だぞ!店は違うけど!』

 俺は、少し嬉しかった。知ってる人がいるってだけで、環境や人間関係って、随分変わるからね。

『もしかして、これから店行くの?』

『行くよ!でも、White のお店、何処かわからない…。』

 わからないって…、さっき、駅前って言ったじゃん…。やっぱり…天然…。

『んじゃ、一緒に行こっか?』

『うん!』

 嬉しそうだな。瑞希、かなり不安だったんだな…。さっきまで不安が顔いっぱいに出ていた瑞希。不安が晴れたせいか、色白の肌がより一層白く輝いてる気がした。

 瑞希と話しながら店に向かう。

『ココを、左に曲がれば店見えるよ!』

 瑞希は、分かりやすい癖があり、嬉しい時、楽しい時は、ピョンピョンと跳ねる様に歩き、悲しい時や寂しい時は、足取りが異常に重く感じさせる歩き方をする。面白い子だ。

 そして、今の瑞希はピョンピョンと、軽い足取りで店に向かっていた。

 左に曲がり歩いていると…

『おい!司、おせえよ!』

 太一が、店前で一人騒いでいた。

『遅いって…。』

 太一!お前を探してて遅くなったんだろうが…。瑞希と顔を合わせ、急いで向かった。












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