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私と起立性調節障害という病気

作者:藤宮詩織
あらすじにも書きましたが、重い話&私の普段の話し言葉です。
苦手な方はプラウザバック推奨。
よく、物語とかで目にする、『両親に感謝』とか、『本当に良い友人を持った』なんてフレーズ。
多分、大体の人が一度は聞いた事があるんじゃないかな?
こーゆーフレーズって、勿論、素直に感動する人だって沢山いると思うけど、捻くれた人だと、「こんなの物語の世界だけだ」とか、「両親なんか鬱陶しいだけだ」なーんて思う事もあると思う。
私も、数年前までそう思ってたから。
多分、私と同年代…思春期真っ盛りの人達は、特にそう思う傾向が強いんじゃないかな。
ここでは、私のとある体験談と、周りの人の私への態度や接し方、それに私がどんな気持ちを抱いたかをお話しさせてもらおうと思ってる。
ちょっと重い話だから、あんまり堅苦しくならないように、敬語じゃなくてこの口調…普段の私の話口調で語らせてもらうね。
あらすじのとこや前書きにも書いたけど、この口調とか重い話とか、読みたくない!って人は、プラウザバックをオススメするよ。
そりゃあ、読んでもらえたら嬉しいけど、読者さんを不快な気持ちにさせるのは本意じゃないからね。

それじゃあ、話を進めるよ。
まず、私が伝えたい事を先に言うね。
最初の前置きとはちょっとずれちゃうんだけど、私が一番読者さんに伝えたいのは、私の病気について。
こんな病気があるんだよ、この病気の人はこんな症状に苦しんでるんだよって事を伝えたい。
できたら、私みたいな思いをする人がちょっとでも減れば良いなぁっても思ってる。
まぁ、こんな底辺作家が書いてる短編なんて、読む人少ないし、そっちはあんまり期待してないけど。

私が現在進行形で闘病中の病気の名前は、【起立性調節障害】って言って、自律神経失調症の一種。
思春期の、大柄な人がかかりやすい病気らしい。
私は専門家じゃないから、詳しい事はよくわからないけど、自律神経と副交換神経のバランスの乱れによって起こる病気なんだって。
私の場合の症状は以下の通り。

起立性調節障害の症状(私の場合)
・不眠とそれによる昼夜逆転(初期。睡眠導入剤によって解決済み)
・吐き気(初期。いつの間にかあまり感じなくなった)
・鈍い頭痛(低気圧の時は特に酷い)
・疲れやすい
・倦怠感(ベッドから起き上がる事さえできない事も…)
・食欲不振(丸一日何も食べない日も…)
・血流が悪くなる
・低血圧とそれが急に起こる事によるめまい(最初の頃は意識なくなる事もあったけど、現在は大分良くなってる。でも低気圧の時は酷い。血圧上げる薬を複数服用)
・日中の異常な眠気(急に襲ってくる。たまにこれのせいで倒れる事もある)

大まかにはこんな感じ。
こうして並べると結構酷いなぁ…。
服用してるお薬についてはよくわからないけど、血圧を上げる薬と、疲れやすいのを解消する漢方を現在は処方されてるらしい。
以前…病院に通い始めた頃は睡眠導入剤も処方して貰ってたよ。
あとちょっと違う漢方も処方されてたけど、それについてはよく覚えてないので割愛します。
私がこの病気にかかってるってわかった時、病院の先生から、「こんなに重い症状なのに、よく学校行けてますね」って言われたの。
まぁ正直、この頃は授業中殆ど寝ちゃってて、学校行ってたって言っても殆ど記憶ないんだけどね。
先生の話によると、この病気は、ハタから見るとただやる気のないだけのように見える事が多くて、あまり理解されない人が多いらしい。
確かに、私はこの病気ってわかるまで、自分が寝不足だから体調が悪いだけだと思ってた。
自分でさえそうなんだから、寝不足だなんて知らない他の人は、やる気ないんだって思っても仕方ないよね。
私が幸運だったのは、両親に不眠を相談した時に病院に連れて行ってもらった事。
まぁ最初はストレス性の不眠だって思われてたから、カウンセリングみたいなところだったんだけどね。
そこでもしかしたら脳に異常があるかも知れないからって大学病院を紹介されて、そこでこの、起立性調節障害って言う病名が判明したわけだ。

そして、学校側に理解があり、様々な面でサポートしてくれた事と、友人達が私の事を見捨てないで、心配して寄り添って、時には叱咤激励して、来れる時でいいから学校においでって言ってくれてた事も、とても大きな支えになった。
これらがあったからこそ、そして、両親と弟が私を見捨てずにサポートしてくれたからこそ、私は今、第一志望は落ちてしまったものの、普通の高校に行くことができているし、こうして文章を書いたり趣味に興じる余裕もできている。
だから、月並みな言葉だけど、家族、友人達、そして学校の先生方には、感謝してもし切れないと思ってる。

さて、これまでは良かった事、幸運だった事について綴ってきたね。
今度は、苦労した事、辛かった事を書いていくよ。

まず、一番辛かったのは、部活にあまり参加できなかった事。
部活内の(同級生や先輩達の)雰囲気はともかく、競技自体とか後輩達は大好きだったから。
それと、授業中に寝てしまう事も、かなり辛かった。
私は自慢じゃないけどそこそこ頭が良かった。
けど、授業をまともに受けられないから目に見えて成績が下がってきて、精神的に結構クルものがあったなぁ。
そう言えば書いてなかったけど、私は中学三年の約半年間…とある行事から卒業式まで、3〜4回ほどしか学校に行っていない。
それまでも2〜3日に一回位しか行けてなかったけれど、その行事で起こったとある事件から、学校に行く事ができなくなって、所謂、不登校というヤツになっていたんだ。

その事件と言うのが、この病気のハタから見た印象に関係してくる。
さっき、この病気はやる気がないように見えるものだって書いたよね。
私は担任の先生を通して病気の事はクラスに伝えて貰っていたんだけれど、それでもそもそも先生の話なんて聞き流してる人だっている。
そういう人達にとって、私はズル休みしてるヤツだったんだろうね。
とある行事…合唱祭で、事件は起きた。
その日、私は両親に説得され、重い体を引きずって合唱祭の会場まで行った。
私の中学の合唱祭は、市のホールでやる結構本格的なものだったんだ。
そして、みんなと合流した時に、彼…A君とでもしようか。A君はこう言った。
「ろくに練習もしてないクセに、本番だけは参加すんだなwww
これで金賞とれなかったらあいつの事ぶっ飛ばしてやるわwww」
こちらを向いていた訳じゃなかった。
自意識過剰と言われればそれまでのような、男子同士の会話の一文。
でも彼は、その一文を、私が合流したそのタイミングで言った。
それまでより大きな声のトーンでワザワザ。
胃が痛かった。
私のクラスが金賞の最有力候補だと言われていたのは知っていた。
だから、私も両親に行きたくないと渋ったのだから。
けれど、自分で思うのと他人から言われるのは全然違くて。
私は最後の合唱祭で見事金賞を取ったと言うのに、浮かない顔をしていたと思う。
だから、普段仲良くしている後輩も、気を使ってくれたのか、私の周りにワッと集まり、泣きながら祝福してくれた。
帰宅後、私は両親にその事を話し、一週間後にある金賞を取ったクラスのみが出場できる、市の中学の合唱祭には参加したくないと訴えた。
けど、両親に後悔する、折角だから行きな、と説得され、一週間後、また集合場所へと重い体を引きずって行った。

…そして、また事件は起こる。
今度も、A君だった。
どうしても午前はベッドから起き上がれず、止む無く授業は欠席し、合唱祭の集合場所へと遅れてやってきた私をチラリと見て、彼は大きい声で彼の友人に言った。
「午前に体調悪かったんなら、午後も体調悪くて来れなければ良かったのになwwww
そしたらアイツの不快な顔を見なくて済んだのにwww」
ほら、やっぱり。
来なければ良かった。
今すぐに帰りたい。
そう思った。
けれど、目の前では私の親友が嬉しそうに、
「来れて良かった!今日も頑張ろうねー!」
と言っている。
私を心から心配してくれていて、来れた事を心から喜んでくれている親友を前に、帰るなんて選択肢は選べるはずがなかった。

合唱祭後、見に来ていたお母さん達と会い、思わず抱きついた。
本当はバスで全員で帰らなきゃいけなかったけど、当時の私はA君と一緒のバスになんて絶対に乗りたくなくて、
「もーやだ…ママとかえる…おなかいたい…」
と、お母さんと(一緒に来ていた)親友のお母さん、様子を見に来た先生の三人に訴えた。
何があったのか聞き出され、三人とも憤慨していたけれど、そんなのはどうでもよくて、とにかく早くその場から離れたい一心だった。

それから、私は学校に行けなくなった。
また何か言われるのが怖かった。
良くなりかけていたのに、再び、朝起きられなくなることが増えた。
通っていた塾に行くことさえ段々できなくなり、一日中寝たきりになることも多かった。
たまに放課後お母さんと学校に行って、担任の先生と少しだけお話しすること以外、外に出ることさえほとんどなくなった。
これが、この病気で辛かったこと。

それでも、私には夢があった。
幼い頃に受けていたイジメ、今のこの現状。
ただ辛くて苦しいだけの記憶にはしたくなかった。
自分の辛い経験を、苦しかった記憶を、何かの役に立てたい。
そう思った時、イジメを受けていた頃に、中学の三年間に、何度もお世話になったカウンセラーの先生達を思い出した。
そうだ、カウンセラーを目指そう。
スクールカウンセラーが良い。
それには、やっぱり子供の心理を知りたい。

そう思ってからは早かった。
公立は、受かると思えないけどここにしよう。
ここなら、昔から行きたかった留学の制度が手厚い。
それに、小学校に授業を教える体験もできる。
けど、併願は幼児教育について勉強できる、ここにしよう。
女子校だけど、雰囲気は良さそうだし、何より実習に何度も行けるのが良い。
実際に触れ合わないとわからないことは多い。
かなり遠いけど、どうにか両親を説得しよう。

そう決意して、何度も両親と話し合った。
両親は併願にしたい高校が遠すぎると、本当に通えるのかと何度も聞いてきた。
私は、頑張ると、新しい環境で、子供と触れ合ってその心理を知りたいと、何度でも答えた。
そして今、私は併願で受けていた女子校に通っている。
やっぱり病気のせいで休んでしまうことも多いし、それについて色々言われることもあるけど、一生懸命に勉強している。

私は、運が良かった。
病気の名前が比較的早くわかり、周りも比較的協力的だった。
だから、こうして、前向きな気持ちになれた。
けど、そもそも病気と思ってない人や、病気だとわかっていても、周りが協力的じゃなかったり、理解してくれない人も沢山いると思う。
読者さんの周りにそういう人がいたなら、協力してあげて欲しい。
見捨てないであげて欲しい。
そして、もしも読者さんの中で同じ病気に悩んでる人がいたなら。
どうか、諦めないで欲しい。
まだ私は完治していない。
だけど、楽しく毎日を過ごしている。
文法もなっていない、こんなぐちゃぐちゃな文章だけど、起立性調節障害について、少しでも理解してもらえたら、誰かの助けになれたなら、とても嬉しいです。
誰かの役に立てたなら本望。
叩かれたら叩かれたで仕方ない。
そんな気持ちで書きました。
2016.8.12 誤字修正

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