日本語の乱れ
まったく、どうも最近の若い者は、正しい日本語を使おうという気がないようである。
嘆かわしいことこの上ない。
つい先日も、電車の中で高校生らしき女の子が二人、会話を交わしていた。すぐに降りる駅に着いてしまい、ほんのさわりしか聞けなかったのだが、「あーね」だの「ヤバたん」だの「キモイ」だの「とりま」だの。所謂若者言葉のオンパレード。聞いているだけで憮然としてきて、怒り心頭に達する思いであった。そんな言葉しか使えない世間ずれな状態で、まともな仕事なんぞ貰えるわけがない。後で後悔するのがおちだ。友人やら家族ならわかるが、もしも上司相手に「ちっす」「マジウケんですけど」「それな」などと言えば、それこそ呆れて失笑しかされないだろう。
だが、実際に上司に対してもそんな言い方をするような若者がいるのだ。
ここまで来たら、もはや確信犯なのではないかとさえ思う。恐らくは、学校で寸暇を惜しんでしっかりと国語の勉強をしてこなかったせいだろう。愛想を振りまくのが得意でも、こういうところがしっかりしていなければ、何にもならない。
間もなく新年度が始まる。小春日和の心地良い陽気に調子づいた若者たちが、今年もまたうちの会社にもやってくる。全く気が置けない季節だ。新人が間違った言葉を使った時は、びしっと言ってやるのが上司としての務めだろう。私には役不足だと引け目を感じてはならない。彼らが仮に、取引先やら営業先でそんな言葉遣いをして、困るのは私なのだから。
情けは人の為ならず。
その言葉通り、優しく接してばかりでは彼らの為にならないのだ。心を鬼にし、多少声をあらげて檄を飛ばしてやれば、きっと彼らもわかってくれるだろう。
私は気を引き締めて、若い世代の見本となるよう、正しい日本語を使わねばならないと再認識したのであった。
さてさて、実はこの文中に15の間違いがあることに気付いたでしょうか。
僕も物書きとして、こういう誤用には気を付けたいものです。
※一応の答えを活動報告に載せました。気になる方はそちらもご覧ください。
個人的な意見としては、言葉というのは時の流れによって移り変わるものですから、最低限意味さえ通じれば、それでもいいような気はしますが……。
それに、ニュースや新聞とかで、この言葉は半分以上の人が間違えて使っているとかいう文句を見たりしますが、それだけ間違いが広まっていたら、それはもはや間違いといえるのかな、なんて気もします。