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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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-93- ♪枯れ草慕情♪

 この手の話は過去、何度か登場したと思うが、やはり、ぅぅぅ…と泣けるのが演歌である。 乳草ちちぐさ牛夫うしお・作詞 しぼり飲也のみや・作編曲による演歌♪枯れ草慕情♪は史上まれに見る爆発的なヒットをはなっていた。今の時代、演歌曲の不振が続く中、どういう訳かこの曲だけは、お年寄りから子供まで、老若男女ろうなくなんにょが歌い、そして感動させずにはおかなかった。演歌ながら童謡のようでもあり、またポップスやロックとして聴けなくもないという妙な演歌で、この曲の特徴とくちょうは? といえば、聴く者をして泣かさずにはおかない・・という泣ける曲だったのである。
「聴きましたかっ、毛並けなみさんっ!」
「ええ、ええ。聴きましたとも、飼葉かいばさんっ!」
「泣けましたなっ!」
「ええ、ええ。もう…」
 毛並は、そう言った途端、ぅぅぅ…とむせんだ。それを見た飼葉も、ぅぅぅ…と涙目になり、目頭めがしらを押さえた。
 演歌♪枯れ草慕情♪は、話題にするだけで泣けるという奇妙な曲だった。世界中が日本の泣ける曲・・という話題で報道し続けた。

                   完
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