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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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-87- 当選

 当選は笑顔のバンザ~イ! バンザ~イ! という事態になるから、いいものだ。逆に落選はショぼく、ぅぅぅ…と泣ける事態をまねくから、いただけない。
 選挙戦たけなわの、とある選挙事務所である。二人の選対本部役員が話し合っている。
「どうだね? 状況はっ!」
大枠おおわく五分ごぶ五分といったところでしょうかっ! あとは浮動票が、どう動くかっ…」
「そうか…。我々もだが、まあ、老骨ろうこつむち打って、先生はよくやられたよ。あとは祈るだけだなっ!」
対抗馬たいこうばは若手の新人ですからねっ!」
「今の時流じりゅうだと向かい風か…」
「いささか、不利でしょうか?」
「いや、必ずしもそうとは言えん! 天候もある」
「投票日の、ですか? …雨なら確かに、浮動層は動きません!」
「そうそう! 態々(わざわざ)、足を運ばんだろう」
「ええ…。となれば、先生は当選ですか?」
「ああ、まあな…。雨で当選、晴れれば落選かっ。ははは…妙な予想だっ」
「はい、確かに。ははは…」
 選挙当日である。天候は晴れるでもなく降るでもない曇りだった。二人は推測不能に頭をかかえた。
 老骨の当選には雨が必要なようだ。

                   完

 ※ 飽くまでも予想判断には個人差があります。^^
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