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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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-82- ボケナス

 ボケナス・・とは人を罵倒(ばとう)するきたない言葉だが、語源を紐解ひもとけば、外皮の色つやのせたナス。 ぼんやりした人をす・・とある。まあ、ボケナス! などと怒られ、ぅぅぅ…と泣けるようなことにはなりたくないものだ。
 とある法律事務所である。所長と若手弁護士が言い争っている。
「なにを言っとるんだっ、君はっ!!」
「いえ! だからナニがコウなりましたから、アレはソウなったというようなことでして…」
「アレがソウだとっ! このボケナスがっ!! アレはナニにしなきゃいかんだろうがっ!!」
「はい…。しかし、コウなりましたから、如何いかんともしがたく…。で、ソウなりまして…」
「なにがソウだっ!! この、ボケナス!! ソウじゃダメじゃないかっ! いいかねっ! なにがなんでもアレはナニにしなきゃいかんのだっ!」
「なにがなんでもですかっ!?」
「ああっ!! なにがなんでもだっ!!」
「死んでもですかっ!!」
 たがいに意固地いこじとなり、ついに口喧嘩くちげんか様相ようそうていしてきた。
「しっ、死んでもとは言ってないだろっ!」
「しかし、所長は、なにがなんでもと…」
「なにがなんでも・・は、言葉のアヤだよっ、君。ははは…」
 ボケナスは言葉のアヤで美味おいしいナスに生まれ変わるのだ。

                   完
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