挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

77/100

-77- 内容

 モノの内容は大事だ。美人やイケメンであろうと、人柄ひとがらという内容がともなわないと、これはもう、野球の試合ではないが、アウトっ! と審判のように握ったこぶしを上げ、声高こわだかさけばねばならない。内容は、それほど大事だということだ。もちろん、外面そとづら内面うちづらとも内容がいいに越したことはないのだが…。スポーツでも同じで、勝負に勝ち、内容で負けるということがある。むろん、勝つことは大事だが、内容が伴わない勝ち方は、観戦者に毛嫌いされてしまう。第一、自分自身に負けている訳だ。
 骨董好きの二人の会話である。
「ほうっ! なかなか、よさそうなモノを買ったなっ! 鹿馬草かばくさ君」
「いいでしょ! 掘り出し物でしてねっ! ははは…少し、は張りましたがっ!」
 猪芋いいもめられた鹿馬草は、機嫌のいい声で返した。猪芋は手に取ってそのモノを鑑定するように見た。
「… 待てよっ! 外見そとみはいいが、こりゃ、内容が違うっ!」
「どういうことですっ!?」
 鹿馬草はいぶかしげに猪芋をうかがった。
「いゃ~、君には悪いんだが、本物はこんな内容じゃないんだ。コレは土産用の安物やすものだよ」
「ええぇ~~~っ!!」
 鹿馬草は、ショボい泣けるような声で驚いた。
 内容が伴わないと、まあ、こういう話になる。だが、本人がいい内容…と思えば他人目たにんめは関係なく、それが最高の内容だとも言える。

                   完
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ